スポンサーサイト

  • 2016.12.28 Wednesday

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 0
    • -
    • -
    • -

    経済的DV、我が家の場合

    • 2009.06.29 Monday
    • 09:20

    精神的DVとして挙げられるものは、言葉の暴力、睨むなどの威圧、大声を出したり大きな音を出したりする脅し、性的虐待(避妊を拒否する、したくないことをさせる等)、嫉妬させるために浮気をする、外出を制限する、行動をすべて把握したがる等、たくさんあります

    その中に、経済的DVというものがあります。
    例えば、給料を全額渡さずに、限られた少ないお金しか渡さない。
    この場合は、少ないというところがポイントで、経済的に相手を束縛する形を作り上げるDVです。
    もちろん、家計管理が苦手な奥さんに代わり、旦那さんが家計管理を引き受けてみえるご家庭もあるでしょう。
    そのご家庭では、収支と支出のバランンスを考えて、
    「これにはこれだけ要るから、予算はこれだね
    「うーん、もう少しこれは出してくれる?
    という、交渉が成り立つ関係が存在しているでしょう
    しかし、DVが存在する家庭では、交渉どころか、話し合いの機会さえないのですから、
    「おい、これで賄えよ。それが主婦の才覚だろ
    で、終わりです。

    我が家の経済的DVは、本当に分かりにくいものでした
    夫は、結婚してすぐに、すべての通帳や印鑑を私に渡してくれました。
    「家計管理は、奥さんに任せる。俺は稼ぐ人、奥さんはしっかり管理する人。お金のことは、女の人に任せるもんだって、色々な人から体験話聞いているし。お願いします
    私は、笑顔で頷きました。
    信頼されているんだな・・・と、嬉しかったです

    結婚して、あれ?と気付いたのは、彼の注意力の鋭さでした
    私が仕事に着ていた衣服が擦り切れてきて、新調した時。
    「あれ?その服、新しいの?買ったんだ
    と、すぐに分かったのです。
    最初は、ああ、ちゃんと私のこと見ていてくれるんだな・・・と、思いました
    ところが、台所用品もインテリア用品も新調すると、必ず彼は聞くのです。
    「あれ?このスポンジ、新しいね。変えたの?
    「あれ?このラグ、見たことないけど、どうしたの?買った?
    私は、その度に答えました。
    「スポンジ、ひどく汚れていたから、新しいものにしたの
    「そのラグは、独身時代、私が部屋で使っていたものだよ。実家から持って来たの
    季節が変わり、私の服が季節物に変われば、彼は聞きます。
    「それ、新しい服?もとから着てたっけ?
    私が、本を読んでいれば、彼は聞きます。
    「その本、買ったの?新刊?
    友達とお芝居に行きたいと言えば、
    「チケット、いくらするの?
    どんな芝居なのか聞く前に、値段でした。

    私は段々、身の回りのものを整えることが苦痛になってきました
    友達と外出するのも、しんどくなってきました
    彼の目に触れれば、彼の耳に入れば、説明しなくてはいけません
    外出すれば、どうしても大なり小なりお金は使います。
    そうなれば、彼に聞かれます。
    「ランチ、してきたんだ。何を食べてきたの?美味しかった?いくらぐらい?
    当時、共働きをしていたとはいえ、とても気が重くなる毎日でした。
    自分の楽しみのためにお金を使うことが、とても悪いことのように段々思えてきました

    その頃、周囲に相談したことがあります。
    「新しく着た服がすぐに分かる?えーいいなあ、新婚だねえ。それだけ、関心を持っていてくれるってことじゃない。羨ましい。ウチのダンナなんか、全然気付いてくれないわよー」
    「気になって、目に付いたことを聞いているだけでしょ?気にし過ぎだよ。」
    「大好きなんだね、奥さんのことが、何でも知りたくて、聞いちゃうんだ。可愛いじゃん、ダンナ」
    そうか・・・気になってしまう私がおかしいのか・・・私がそれだけ彼に愛されているということで、幸せなのにそのことに気付かずに甘えているだけなのか・・・
    私は、反省しました

    彼は、私に家計管理を任す時、
    「俺への小遣いだけど・・・この金額は、俺の主(あるじ)としてのプライドを示しているんだだから、お小遣いが少なくなったり、給料安いからこれだけしかやれないよ、みたいな言い方されると、すごく傷つくし、辛いそれだけは、覚えておいてくれる?
    と、言いました。
    共働き時代、彼の収入が7万円の月でも、彼にお小遣い3万円は渡しました
    彼が転職活動のため、一時無職になった時も、2万円に減りましたが、お小遣いは渡し続けました
    彼が、望んだからです
    彼は、お小遣いを貯金することが何よりの楽しみでした
    貯金したお小遣いで、友達とアウトドアをしたり、釣竿を買ったり、ルアーを買ったり、F1グランプリを泊りがけで見に行ったりすることが、何よりの幸せでした
    お酒もタバコもやらない彼の、それが趣味で楽しみなのだから・・・と、他をどんなに無理してでも、彼のお小遣いだけは死守しなくてはいけないと思っていました。
    子供を出産し、支出が増えても、彼のお小遣いは変わりませんでした。
    彼は、貯金したお小遣いで、新しい趣味の自転車を買いました
    周囲は、
    「お小遣いを貯金して買うなんて、偉いね!」
    と、彼を褒めました。
    私は、あいまいに頷くしかできませんでした。
    その頃から、彼に違和感を感じていたからです
    子供も生まれたのを機に、お小遣いについて、きちんともう一度話し合いたいと思っていました。
    しかし、話そうとすると、彼は暴れました
    また、
    「これは、いくらなの?
    「これは、新品?
    と、部屋にあるものを聞く頻度が高まります。
    それは、
    「俺の小遣いを減らすなッ!!
    という、彼からのメッセージのような気がしていました。
    そうならそうと話し合いの場で意見として伝えてくれればいいのに、彼が話し合いを拒否して、遠まわしに嫌味のように質問したり、暴れて威圧するのか理解できませんでした

    彼は、お小遣いの中から、奢ってくれる時がありました。
    久し振りの外食でとても嬉しくて、私と子供は何を食べようか・・・と、メニューを覗き込んだ瞬間。
    「あ、予算は、2000円以内でね
    彼が、笑顔で言いました。
    ファミレスで親子3人、2000円以内
    私は、携帯電話の電卓機能をフル活用して、注文しました
    実は、こういうことは何度かありました。
    私の誕生日プレゼントにと、食事に連れて行ってくれた時は、彼が奢ると言ってくれたのですが、彼の所持金が足りず
    私の家計管理の財布から出しました
    私は今無職で、専業主婦です。
    稼いでいるのは、彼です。
    だから、家計のお金も彼のものといえば彼のものなのでしょうが・・・。
    最初から、家計から出さなければいけないと分かっていたら、自分の誕生日のために外食はしませんでした。
    そんな贅沢、望みません。
    彼のお祝いしてあげたいという気持ちが嬉しくて、とても嬉しくて
    自分を労ってくれているような気持ちもして、感謝してくれているのが分かって
    それで外食に出かけたのです。
    しかし、出かけて・・・私は辛かったです。
    浮かれていた分、彼の私への感謝の気持ちは何だったのかなあ・・・と、落ち込みました
    予算があるのは、当然です。
    しかし、店に入って、メニューを広げてから。
    もしくは、会計の時点で、
    「これだけだから。それ以上は出せないからね
    と宣言される奢りって・・・
    彼の中で、奢るからにはこのお店という基準があるようでした
    例えば、子連れならファミレス
    例えば、夫婦だけならお洒落なカフェやダイニングキッチン
    そして、その店内に入ってから、
    「奢りだけど、予算は、コレね
    と、提示する。
    予算を知っていたら、もっと安いお店に入るのに・・・!と、思いました
    しかし、それは彼のプライドが許さないのです。
    「俺が奢るんだから、店は俺が決める
    しかし、予算は限られている
    彼は、お腹いっぱい食べたい。お金を出すのは彼なのだから、当然でしょう。
    子供には惨めな思いはさせたくない。
    私は、自分の分を諦めることもありました。
    彼が、
    「今日は、俺が奢るよ
    と言っても、
    「いいです」
    と、断る私が、いつの間にか、いました

    私の中で、彼への不満が溜まり始めました
    病気を抱えながらも育児に励む私を置いて、アウトドア遊びに出かける彼の背中を見ていると、頑張って家計管理しているのも、彼のお小遣いを捻出するためのような気がしてきて、空しくなってきてしまったのです
    私は、彼への当て付けのように、子供のための買い物は惜しみませんでした
    貯金は減り始めました。
    しかし、買い物はやめられませんでした。
    物を選んでいる時、
    「これ、買います」
    と決めた時。
    その時だけは、自由でした
    私が選択し、私が決断できている気がしたのです
    しかし、私の行為を彼が許容できるわけがなく。
    彼は、相変わらず値段を聞き、どうしたの?と聞き、
    「奥さんがこれだけの買い物するんだから、俺だって、同じだけのお金使っても誰も文句言わないよね
    と、言いました。
    その頃(DVと気付く寸前ですが)。
    私は、自分のための買い物は、一切しなくなっていました
    子供と、生活用品だけは買いましたが。
    自分の服も、本も、CDも。
    映画も、ランチも、コンサートも。
    一切、お金を使わなくなりました
    私の様子を心配して、年下のいとこが、
    「服、私のお古だけど・・・。いつも寒そうな格好してるし。いつも同じ服しか着ていないから、この頃・・・
    と、服を届けてくれたことがあります
    自分のことはどうでもよくなっていたのですね。
    「ありがとう」
    受け取りながら、ああ・・・また彼に聞かれるなあ・・・と、ぼんやり思いました。
    もちろん、聞かれました
    彼は、予想を外さない男です
    いとこは、本当に心配して、外出に誘ってくれたり、本やCDを貸してくれました。
    「心の栄養、取らないと。病気も治らないよ?
    私は、頷きました。
    分かっていても、そういうことをしてはいけないと・・・何処かで声がしていたのです

    それが、誰の声だったのか。
    どうして、そうなっていったのか。
    DVと教えてもらった時、何かが分かった気がしました。

    我が家の経済的DVは、こんな感じでした
    とても理解しにくいと思います。
    これの何処が?と思われる方もみえるでしょう。
    その当事者にしか理解しにくい、違和感がDVなのだと感じます

    ちなみに、今の彼は、今までをすごく反省し、自らお小遣いは、ガソリン代込みで月に1万円でやりくりしています。
    子供には時々奢ってあげているようです。
    私は、DVと理解してから、買い物への執着が消えました
    気付き、そして、知ることの重要さを、痛感しています
    周囲に理解してもらえないと諦めないで下さい
    DVは理解されにくいだけなのです
    あなたが、おかしいのではないのです























    DVによる体調への影響

    • 2009.07.28 Tuesday
    • 22:36
    毎日、雨降りが続いていて、いい加減青空が見たい今日この頃です。
    週末に、別居している夫が来る生活になり、一ヶ月がようやく過ぎました
    一ヶ月前は、彼が来ると思うだけで不眠状態が続いたり、来て顔を見ると半日寝込んだりしていましたが、人間の適応力はすごいです。
    不眠状態から、ようやく抜け出すようになりました
    寝込む時間も、半日から数時間、今は一時間から30分で済むようになりました
    むしろ、彼の方が疲れているようです
    子供が彼と遊びたがり、彼もそんな子供が可愛くて相手をせずにはいられないことと、私をなるべく休ませようと、積極的に子供と関わるように頑張っているようなので、体も疲れるのでしょう
    と、同時に。
    彼は、DV加害者更正教育プログラムの影響で、今までとは違うやり方に挑戦し、私達への接し方も試行錯誤しながら、上下関係ではなく対等な関係で関わろうとしているので、余計疲れるのだと思います。
    対等な関係が普通のことなのだと、自然にできるようになるまでには、まだまだ時間がかかりそうです。
    それでも、彼の努力は良いことですし、是非続けて欲しいです。
    疲れたら休みながらでいいから(そのために離れているのですし)、彼自身のために頑張って欲しいです

     
    強制的に支配され、自分を変えさせられるということが、どれ程の苦痛を伴い、心身に影響を与えるのか・・・
    DV被害に遭われた方は、誰しも痛感されていると思います
    人間をロボットに、人間をただの所有物に、人間を感情のはけ口のみに、改造しようとすることが、DVの目的なのですから、人間が壊れて当たり前です
    鬱病や不安症の悪化は、何度も何度もありました
    その度に、心療内科の先生に、新しい薬を処方してもらったり、入院を検討したり、一人でできる認知療法を試みたり、カウンセリングを受けてみたり。
    快方に向かう努力を続けてきました。
    しかし、快方に向かえば、彼の爆発があり、また私は逆戻りをするというパターンが出来上がってしまっていて
    段々、彼の爆発に耐えられない精神状態になってきました
    DVと気付く前から、彼がいる休日は、どっと疲れてしまい、彼のいない平日の方が元気だったりしました
    彼が不在の方が、体が軽く動き、食欲もありました
    「亭主元気で留守がいいって、こういうこと
    と、仕事を頑張っている彼に申し訳なくて・・・自分の心身の変調に悩みました
    子供を出産する前までは、朝5時半に起きて、彼の朝食やお弁当も、毎日欠かさず作ることができていました
    それなのに、朝起きることができなくなり
    お弁当を彼に諦めてもらってしまいました
    アパートに、家族三人で住むようになった当日の夜に、彼が爆発した時から。
    今度は、朝食も作ることができなくなりました
    朝、体が鉛のように重く、どう頑張っても起き上がれないのです
    見えない何かが圧し掛かっているような感覚で、鈍い頭痛もしましたし、腰も痛い感じがして、とにかく立てないのです
    這うのが、精一杯でした
    彼は、爆発の後だったので、とても優しく接してくれました
    「ごめんね。俺が、大きな声を出して驚かせてしまったから。また、具合悪くなっちゃったんだよね。
    朝御飯は、俺が作るからいいよ。休んでいて」
    彼は、この上ない優しい笑顔で言ってくれました
    私は、とても感謝しました。そして、申し訳なくて涙が出ました
    彼が出勤した後、子供と朝食を取ろうとしました。
    子供は、パクパクと食べていましたが・・・私は口にすることが出来ませんでした
    物凄い、吐き気を感じていたのです
    目の前にあるものは、誰がどう見ても、優しい夫からの愛情朝御飯です
    白い御飯に、お味噌汁、卵焼き。シンプルですが、彼の気持ちのこもった御飯です
    しかし、私は、その日。
    どうしても食べることができませんでした
    彼は、その日から、平日、毎日朝御飯を作ってくれるようになりました。
    私は、感謝していました
    感謝しているのに、朝御飯を食べることが苦痛でした
    そんな自分が、とてつもなく嫌でした
    何で、こんな風に感じるのか。
    分からなくて、苦しくて。
    自分のことを、世界で一番、我儘で傲慢な妻だと思いました
    周囲にも、
    「甘えてる!」
    と、叱られました。
    自分でも、そう思いました
    こんな浅ましく、情けなく、恥知らずな自分が嫌で嫌で・・・その後、彼が爆発することがあっても、こんな私では仕方がないのだと・・・思う自分が存在するようになりました
    彼が作った食事以外も喉を通らなくなりました。
    胃がキリキリと痛み、夜も眠れない日が多くなりました。
    抵抗力が落ちて、膀胱炎にもなりました。
    「心だけでなく、身体も軟弱なんだな」
    身内に言われた言葉です。
    自分でも、本当にそうだと泣き崩れました

     
    しかし、DVと気付き、分かった時。
    私は、何故、彼の朝御飯が食べられなかったのか・・・・ようやく理解できたのです。
    彼にとっては、朝食を支度したことは、前夜の暴力を帳消しにするための「アメ」だったのです
    DVサイクル(緊張→爆発→ハネムーン期)のハネムーン期における、彼の心理作戦だったのです。
    だから、私は無意識に気付いていたのです
    「これを食べたら、昨晩のことは、なかったことになってしまう!!」
    と。
    彼が、大声で怒鳴り散らし、壁を殴り、床を蹴り、髪の毛を掻き毟り
    腰を抜かして泣いている私を睨みつけ、ますます吠えていたことも
    私が泣きながら、実家に電話をして、私の両親が駆けつけると、彼は平然と嘘をついて、冷静に対処していたことも
    それらすべてが、なかったことにされてしまうと、警戒をしていたのです。
    しかし、それだけではなかったのだと、今は付け加えることができます。
    私が食べようが、食べまいが、彼は朝食を罪滅ぼしのつもりで作った時点で、
    「俺がここまでしたのだから、奥さんは俺を許さなくてはいけない」
    と決めていたのです
    当時、私はDV加害者について、全く知りませんでした。
    しかし、私の中の何かがSOSを発していたのだと思います
    そして、絶望を感じていたのでしょう
    「私が、ここで抵抗しても・・・・彼は変わらないのだ・・・」
    と。
    どんどん鬱病が重くなる私を支える、彼。
    家事分担が増えても、嫌な顔もせずに、私に尽くしてくれている彼。
    誰もが、彼を褒め、彼を労い、彼に優しく、
    「たまには、息抜きしたら?大丈夫?」
    「仕事して、女房の尻拭いで家事までやって、そりゃあ、たまには当たりたくなるよね。ストレスのはけ口がないもんなあ」
    と、声を掛けていました。
    私は、その度に小さくなり、どんどん消えてしまいたいと思いました
    彼に、ごめんなさい・・・と、毎日毎日思いました
    しかし、私の病気の原因が、彼のDVにあると気付いた時。
    私は、呆然としました。
    今までの彼の態度は?
    私をどんどん壊して、追い詰めながら、献身的な夫を演じていたの?
    それとも、それは無意識に行っていたの?
    足元に、底なしの穴ができ、何処までも落ちていく感覚でした
     
    DV被害者の方は、我慢強く辛抱してしまうだけでなく、自分のためにお金や時間を遣うことに抵抗を感じる方が多いと思います
    でも、どうか。
    体に辛いところがある、精神的に苦しいところがある。
    また、怪我をしていても躊躇ってみえるとしたら。
    我慢せずに、医者に掛かって下さい
    DVのことを話したくないなら、話さなくていいのですから、辛いところを説明して治療をしてもらうことは、とても大切です。
    他の誰でもない
    あなた自身のために、ご自分を大事にして差し上げて下さい
    医者にかかることは、当然の権利です
    心療内科、精神科、神経科の場合「障害者自立支援法」を使用すれば、医療費が安くなります。
    地域により違うので、区市町村の精神保健福祉担当の方に聞いてもいいですし、掛かられた医師や受付に聞くことをお勧めします。
    また、DVのことも含めて医者にかかりたいというのであれば、地域差はありますが、区市町村の保健センターで情報を得ることができる場合があります。
    心と体はつながっています。
    怪我を治しても、心の傷は一緒に治りません
    薬を飲んで、体が動くようになっても、心の病は消えません
    DV加害者がそばにいるということは、
    俺を敬え、崇めろ、俺のことだけを考えろ、俺のことだけを癒せ、俺に何処までも奉仕しろ
    と、常に攻撃を受けることです
    存在だけで、威嚇し、甘え、訴えます
    そういう相手といるのですから、せめて、体や心の不調な部分は、医者に助けてもらいましょう
    遠慮はいりません
    自分のためのお金だって、医療費くらい使っていいのです・・・本当は
    DV被害者が健康を取り戻すためには、DV加害者が変わることが一番の薬なのです。
    でも、今はそれが難しい・・・制度もない・・・ですが。
    DV被害者が、躊躇わず病院に行くこと
    DV被害者が、趣味や楽しみを見出すことを諦めずに、小さな幸せを毎日感じることは、とても大きな力を知らず知らず持つことになると思います
    それにしても・・・。
    私が激痩せして、顔色も青白く、生きているのが不思議な状態で、ほとんど水分しか飲めない時も。
    彼は、色艶よく、食欲あり、夜は、ドラえもんののび太クンのように、
    「1、2、3、グー」
    と、眠っておりました。快食・快便・快眠の見本でした
    うーん、さすがでした、今思えば






     

    DVの根深さに戸惑う時

    • 2009.08.02 Sunday
    • 12:25

    泊まりに来る予定だった金曜日の夜、彼は、残業で子供と約束した時間に遅れて来ました
    私は、中々来ないお父さんを心配する子供に、
    「お仕事が忙しいんだよ、金曜日だし。そのうち来るよ、大丈夫」
    と、笑って言いました
    しかし子供は、涙目で、
    「おしごとじゃない!ともだちと、つりにいっちゃったんだ!もう、こないつもりなんだ!」
    と叫び、布団に突っ伏してしまいました
    そんな時、彼が来て、子供は途端に安心して、ご機嫌になったのですが
    彼は、きっと残業をしている間も、子供との約束が気になり、イライラするやら情けない気分になるやら、でも仕事で仕方ないんだからと開き直るやらで、体だけでなく頭の中もグルグルと忙しかったんだろうな・・・と、思いました
    彼は入浴後、子供と遊び、子供より先に、絵本を私が読んでいる間に眠ってしまいました

    子供は起こしたがりましたが、
    「明日も遊べるからね。お父さん、お疲れなんだよ」
    と言い聞かせ、絵本の続きを読んで、子供を静かに眠らせました。
    私は、彼に対する恐怖は消えてはいませんでした
    でも、彼に対しての思いやりを失くす気にはなれませんでした
    一時間程して、彼が起きました。
    私の顔を見て、何か言いたげです
    私は、
    「お仕事、大変だったんだね」
    と言いました。大変だったんだろうな・・・と思ったからです
    彼は苦笑して、
    「寝ちゃったし、ね」
    と、言いました
    その彼の言い方が、私には皮肉めいて聞こえました。
    私は、一瞬、強張りました
    「・・・眠ったことは、責めていないよ?私は、ただ、大変だったんだろうなって、思って口にしただけだよ?約束もあっただろうし、焦ったりして、余計に大変だったろうなって・・・」
    私は、少しドキドキとしました。彼を不愉快にさせたのか?と思い始めたからです
    「あ、うん、だから、寝ちゃうくらい大変だったし、それくらい今日は疲れたよって、言いたかっただけだから」
    彼が、慌てて言い直しました
    しかし、私のスイッチは起動し始めてしまっていました。
    「怒っていないよ、大丈夫だから」
    彼が、一生懸命言いました
    「本当に怒っていないの・・・?」
    私の声は震えていました
    「言葉足らずで、ごめん。悪かった。怒っていないよ」
    彼の言葉が、グルグルと頭の中で回りました。私の感覚が過敏過ぎているんだ、落ち着け、落ち着け、そう自分に言い聞かせました
    「奥さんが、俺に怒りをぶつけても、大丈夫なくらいに、俺はなっているから」
    彼が、そう言いました
    私は、涙がこぼれました。
    嬉し涙では、ありません。
    彼が、そう言ってくれても・・・その言葉を信じられない自分がいたからです
    それは、とても悲しいことでした
    彼が皮肉を言っていないのに、皮肉に聞こえてしまう自分
    どうして、こんなに歪んでしまったのでしょう
    涙が止まらなくなりました。
    「・・・そう言ってくれても、信じられないよ・・・いつもいつも、怒りをぶつけようとする度に・・・DVされたもの・・・虐待が繰り返されたもの・・・」
    「・・・そうだよね」
    「何で、虐待するの・・・・?そんなに嫌い?私のこと・・・許せなかった?」
    彼は、瞬きを繰り返し、重そうに口を開きました
    「・・・そうだね。嫌いだった
    その瞬間、私は凍りつきました。
    「・・・こんな風な、話し合いの場面の奥さんが・・・嫌いだったうまく話せない俺を責めているようで
    だからいつも黙りこくっていた。黙らずにはいられない俺の気持ちを察しろって、腹立ててた。意見を言うな、逆らうな、俺を思いやれって」
    その瞬間、彼の声が、聞こえた気がしました。
    そのうるさい口を閉じろっ!!
    瞬間、喉に、何かがへばりつきました。
    まさか・・・まさか・・・。
    私は、声を出そうとしました。
    出ません。
    口がパクパクとするだけです。
    喉が音を立てるだけで、声が出ません。
    震えました。
    涙が溢れました。
    私は、彼のために、声を出すことを諦めてしまったのです。
    ゾッと、しました。
    泣きながら、声を出そうとしました。
    それでも、無理です。
    出ません。焦れば、焦る程、出ません。
    彼も慌てていました。何が起きたのか、焦り、オロオロしていました
    「でも、でもね、それは、間違いだったって、DV加害者更正教育プログラムを受講して、気が付いたんだよ?奥さんは、意見を言ってもいいし、話していいんだ!いいんだよ・・・!!」
    その間、30分ぐらいだったと思います。
    もしかしたら、10分かも知れません。
    1時間だったのかも知れません。
    彼の切実な叫びを聞いて、ようやく、私の喉の締め付けられた感じが取れました。
    「・・・い、いいの・・・?」
    私は、声を出すことが出来ました
      

    翌日、朝、私は中々起きられませんでした。
    グッタリとして、ひどく体が重く、気持ち悪くてたまりませんでした。
    いつまでも横になっていたい気分でした
    しかし、子供がとても心配していました。
    「おきて、おきて。おかあさん、おきて」
    と、何度も揺すります。彼が、
    「お母さん、具合悪そうだから、もう少し寝かせておいてあげようよ。お父さんと、市民プールへ行こう」
    と、子供を誘いました
    「いや!!いくなら、おかあさんもいっしょじゃなきゃ、いやっ!!」
    子供が、彼の手を振り払い、私にしがみつきました。
    私は、子供の手を握り、起き上がりました。
    この子を不安にさせてはいけない・・・
    三人で、出掛けました。
     
    日曜日の今日は、子供は、お父さんと、お父さんの実家に久し振りに遊びに行きました
    「おじいちゃんや、おばあちゃんに、ずっとあいたかったんだもん。おかあさんが、ぐあいわるくて、あえなくていやだった」
    そう、言われました
    「おとうさんとも、はなれたくない。きょうは、おとうさんと、むこうのうちに、とまる。おかあさん、おとうさんと、はなすから、いや!」
    振り向きもせずに、彼と車に乗り、出掛けました
    彼に、
    「夕御飯と、お風呂の時に、帰りたいかどうか、聞いてあげて。気が変わるかも知れないから」
    と伝え、見送りました。
    子供の言うことは、最もです
    おじいちゃん、おばあちゃんに会いに行けなくなったのは、私が同居していた頃のDVを思い出し、具合が悪くなるからでした
    お父さんと別居したのも、私がおかしくなり、彼が別居を選択してくれたからでした
    子供にしてみれば、全部お母さんのせいと腹が立っても仕方のないことなのです
    本当に申し訳ないです
    引き裂かれるような寂しい思いや、辛い思いをしているのは、私ではなく子供なのです
    そのことに・・・改めて気付かされた週末でした
      
    彼と、声が出なくなった出来事について、昨晩(土曜日の夜)話をしました。
    彼は、DV加害者更正教育プログラムで、
    「奥さんを怯えさせるオーラが、声が出なくなるきっかけのやり取り以前から、出ていたのではないですか?」
    と、講師の方に言われたそうです。
    しかし、彼は、私を恐怖させる雰囲気は一切出していないと主張し、
    「誓ってもいい!」
    と、宣言しました
    「それに嫌いだなんて、言っていない。話し合いの場面が嫌だった、奥さんに言われるのが嫌だったって、言っただけだ」
    と、言いました。
    「”嫌い?”って、聞いたら、嫌いだって、ハッキリ言ったよ・・・!嘘や正当化はやめて!」
    私が悲痛な叫びをあげると、
    「・・・ごめん。確かに、そうかも知れないけど、今は言いたくなかったんだ。だって、奥さんのすべてを嫌いだってことになりそうで・・・。奥さんを好きなところいっぱいあるのに、嫌いって口にしたら全部嫌いになりそうで、嫌だったんだよ」
    と、言いました
    「昨晩は、本当にDV何かしていないよ?奥さんをまた苦しめないように、無視のダンマリだけはしちゃいけないと思ったから、一生懸命言われたことに対して、答えただけだよ?心の中のもの、開いて出さなくちゃって、聞かれたから答えただけだよ?
    奥さんが俺の発言を聞いてどう思うか、そこまで配慮できなかったのは、申し訳ないと思っている。本当にごめん。
    でも、俺、器用じゃないから。一つに集中すると、他のことに気が回らないんだよ。無視しちゃダメだって、そればかり考えていたから。とにかく、話さなくちゃ、包み隠さず話さなくちゃって、奥さんのために話さなくちゃって、焦っていたから。
    DVはしていないって、分かって欲しいんだ。講師が言うように、オーラも出していないし。俺は、奥さんのことを苦しめたくなくて、俺なりに頑張っていたんだよ
    彼の言葉を聞けば聞く程、私は混乱していきました
    最後は、彼が何をしてもDVと感じてしまうのは、私がそういう精神構造になってしまっているからだと思い、
    「私ではない、誰かと人生を始めてみたら?私だから、DVと誤解されるんだよ、きっと」
    と、発言していました
    彼は、泣きながら、
    「それは嫌だ、奥さんがいいんだ。奥さんといたいから、プログラムも頑張っているんだ。他の人との人生何か考えられない・・・!」
    と訴えていました
    彼が言うように、虐待ではない違うやり方を会得しようとして、まだそのことが難しい彼の過渡期に起こった、致し方のないアクシデントなのか。
    それとも、DV加害者である彼の、皮肉から始まった、コントロールが効いているかどうかの確認作業だったのではないのか。
    今の私には、判断ができません
    もしかしたら、両方だったのかも知れません
    彼に対して怒りを抱くよりも。
    彼の発言に影響して、声が出せなくなった自分にムカつきます
    もう、ホント、しっかりしようよ、自分っ!!
    君は、悲劇に酔っているのですか?と、ポンポンと頭を軽く叩きたい気分です

    子供の好きな、お笑い芸人さんに、ゆってぃさんという方がいます
    その人の決め台詞は、
    「ちっちゃいことは気にすんなそれ、ワカチコ、ワカチコ
    です。
    真似して、
    「でっかいことでも気にすんなそれ、ワカチコ、ワカチコ
    と、やってみたら少し気分が明るくなりました
    ゆってぃさん、ありがとうございます










     






    自分自身の変化

    • 2009.11.17 Tuesday
    • 23:52

    子供が咳き込んでいるなあと思っていたら、夜に、あっという間に熱が上がり、翌朝、インフルエンザと診断されました
    流行しているとは聞いていたけれども、ついに我が家にも上陸しちゃいましたね

    今、私自身が、心身症の薬6種類に加えて、胃腸の薬を2種類飲んでいて、急な冷え込みで何となく膀胱炎を再発しそうな感じもあって・・・そこへ・・・インフルエンザ
    ヤバイですが、仕方ないですね
    食欲ないけど、少しでも頑張って食べて、力をつけてウイルスに負けないようにせねば

    DV被害に限らないと思いますが、暴力や虐待の被害に遭うと、免疫力が驚く程、落ちるそうです
    精神的なものに限らず、肉体的なものも、ストーンと、落ちるとか
    すぐに風邪を引いたり、肩こりや腰痛がいつまでも治らなかったり、膀胱炎を繰り返したり、生理痛がひどくなるばかりだったり、いつも疲れやすくて身体が重いのだけれども・・・病院の診断は心配ないという結果が出てしまう・・・とか
    確かに、ダメージを受けやすい身体に一段となったなあとは、感じます
    精神的にも、肉体的にも

    それでも、少しずつ・・・精神面は、復活してきているかも知れないです
    こんなことが、ありました。
    子供を病院に連れて行った時、熱が上がったり下がったりしていたので(38度から37度)、お医者さんは、インフルエンザかどうか分からないから、今日は様子を見ると言い出したのです
    前の晩、物凄く、咳と熱で苦しんでいる様子を見ていますし、一晩中母子共に眠れなかったのですから、
    「いつもの気管支炎をこじらせちゃったかな」
    という見立てに、物凄く疑問を感じました
    「インフルエンザの検査を一応、して下さいますか?」
    私は、思い切って聞きました
    「うーん、いいですけど、嫌がらない?」
    先生は、子供に直接聞きました。
    子供は、涙ぐみ首を横に振り、嫌がりました。
    鼻の穴に綿棒を入れて検査をするのが、痛くて嫌だからです。
    「嫌がっているし、熱が39度越えたら、また来て下さい」
    と、言われました。
    しかし、待っている間に、やはり昨晩の様子はおかしかった・・・きちんと検査をしてもらうべきだ・・・という考えが離れなくなりました
    子供に、検査を受けるように説得し、先生にもう一度お願いをしました
    発熱してから12時間以上たっていたので、検査をしてもらえることになりました
    そして、結果、感染していることが分かったのです
    インフルエンザ用の薬を処方してもらうことが出来ました

    実は、病院には、夫も一緒に来ていました
    少し前の私なら、お医者さんに聞くことが恐くて、彼に、
    「ねえ、聞いてきて・・・検査受けさせて下さいって、お願いしてきて・・・」
    と、頼んでいたと思います
    もっと前の私なら、お医者さんに頼むこともできず、子供を説得することもできず、子供を結果的に苦しめることになる自分の意気地のなさを責め、人目もはばからず泣いていたと思います
    もっと前の私なら、彼が、
    「インフルエンザの検査、してもらわなくていいのかな?大丈夫かな?」
    と、繰り返し言うプレッシャーに耐え切れず、ヒステリックに先生や看護師さんに、検査をしてっ!と、言い募っていたと思います
    もしくは、自分で言い出さない彼に、物凄くイライラして、怒りを感じながらも・・・彼に怒ることができず、病気の子供に、
    「検査をイヤって、言うから・・・!」
    と、プリプリしていたでしょう

    ですから、今回、きちんと自分で対応できたことは、とても嬉しく感じました
    普通なら、当たり前のことなのですが・・・。
    悲しいことに、当たり前ではないのです
    当たり前ではない世界を何とか生き抜いてきたので、感覚がおかしいというか、ズレてしまっているのですね
    ですから、自分で考えて対処できたということは、そのズレが修正できてきているということなので、とても嬉しいのです
    中々、いつもいつもこうすることが出来ないので・・・焦ってしまいがちですが。
    一つ一つ、取り戻していきたいと思います

    皆様も、どうかインフルエンザ、くれぐれもお気をつけて下さいね
    今日も読んで下さり、ありがとうございました


    怖いものは、怖い!と、認めること

    • 2010.02.26 Friday
    • 11:02
    雨模様の天気が続きそうです。
    こうなると、鬱病が、ズン・・・と、おもぉ〜い感じになるので、むぅ・・・という気分です
    せめて、ブログの写真は、青空を載せようと思います

    3月に、亡くなった祖父のお年忌が控えています。
    私は、このお年忌が、今から怖くて仕方が無いのです
    最初は、「怖い」という感情が分かりませんでした
    「何となく・・・嫌だなあ」
    「気分が重いなあ」
    「不安?なのかなあ・・・ドキドキするなあ」
    「落ち着かないなあ」
    「今から、お年忌のことばかり考えちゃうなあ」
    と、ソワソワドキドキビクビクと、色々なものが入り混じり、どんどん肩や背中や腰に重いものが圧し掛かるような・・・首が折れてしまうのではないか?というくらい、ミシミシ音がするような重圧感を感じ、日に日に、家事をするにも、何をするにも、気合を入れないと取り掛かれない状態になっていきました
    「私の”やる気”は、何処?」
    と、探さないと見つからないくらい、体は重く、心は沈み、頭は鈍く痛くなるという事態になっていったのです
    「あ〜あ、節分過ぎて、春の欝が重くなってきたなあ・・・」
    と、思い、日常生活でも、無理をしないように気をつけていたのですが、どうもカレンダーが気になります。
    それも、3月のお年忌の日付が気になるのです。
    最初は、イベント事へのプレッシャーを病身故に、気にしているのかなあ・・・と、ぼんやり考えていたのですが
    どうも、日に日に、ザワザワ感が増していきます
    首や肩の凝りは、どんなにヨガやリンパマッサージをしようとも、取れません。
    薬を飲んでも、眠りが浅く、イライラすることが増えてきました。
    眠っても疲れが取れない。
    休んでも、休んだ気がしない。
    楽しいこと、幸せに感じる感覚が、機能しにくくなっている。
    そんな毎日が、続きました。

    そして、ある日。
    夫が、今日は、来る日だなあ・・・と、思った時。
    物凄く、震えがきたのです
    頭に、雷が走るように感じたのは、
    「怖い」
    という、感覚でした
    彼は、今は落ち着いています。
    なのに、私の身体は、
    「怖いよ、怖いよ・・・・
    と、悲鳴を上げているのです。
    私は、カレンダーを見ました。
    お年忌の日付を見た時、
    「怖い」
    という、感情が、素早く走りました
    彼と、お年忌の日付が、その瞬間、ピタリと合わさり・・・私は、気付いたのです。
    「そうか・・・私は、怖いんだ・・・」

    祖父が亡くなるまでの2ヶ月の間。
    あまり記憶は定かではありませんが、祖父のことが心配だったこと、両親のことも心配だったこと、私でも出来ることはないか、必死に考え、動き回っていたことを何となく、思い出します。
    でも、私が、彼以外の人のために動こうとすればする程、彼が面白くないと感じていたこと。
    表向きは、
    「奥さんの悔いのないように、すればいいよ」
    「心配だもんね、色々してあげて」
    「俺で出来ることは、協力するから」
    と、言ってくれていたのですが。
    時折見せる、冷たい眼差しや、不機嫌そうな溜息。
    眉間に皺を寄せて聞き返す仕草。
    お風呂場で暴れる物音、トイレの壁を叩く音・・・。
    そういうことを見聞きする度に、彼の本心が分からず・・・ビクビクしていたことを思い出しました
    祖父が亡くなり、色々な行事ごとが重なった時も、彼は、
    「奥さんの夫として、恥をかかないように、ちゃんとしなきゃ」
    と、そのことで許容範囲がいっぱいいっぱいになり、湧き上がるイライラを抑えることが出来ませんでした
    「俺が、こんなに我慢して、頑張ってやっているのに!これは、お前のためなんだぞ!跪いて感謝されてもいいくらいだ!」
    と、彼から、ビシバシに感じるプレッシャー・・・
    しかし、彼は、もう一つのプレッシャーをも、発していたのです
    「奥さんの悲しみを十分理解する、優しい、良き夫だよね、俺?ちゃんと、奥さんの役に立っているよね?俺がいないと、困るよね?俺がいるから、奥さん、悲しみに浸れるし、みんなも、俺がいて良かったねって、思ってくれているよね?」
    そして、子供に対しても、彼は、
    「こういう席では、おとなしくきちんと座り、いい子であるべきだ!俺の子供なら、そうしろ!俺が、躾も行き届かない駄目な親だと思われるだろう!」
    と、プレッシャーをかけていました
    私は、色々なことが重なった疲労だけでなく、病気のことだけでなく、夫から子供を守らなくてはいけない上に、夫からの二重のプレッシャーに対応しなくてはなりませんでした
    その結果、本当に疲れ果てて・・・その後の記憶は、今では、ほとんど、空白です

    その後の法事の度に、同じことが繰り返され、その度に、私はPTSDが出て、周囲に心配や迷惑をかけてしまいました
    今回のお年忌も、
    「また同じことが起きるようなら、来なくていいから」
    と、言われました
    そして、同じ思いを・・・何人かの親類が持っていることを知りました
    その時から、彼だけでなく。
    周囲の目も、怖くなりました
    私は・・・今度のお年忌で、試されているのだ・・・と、感じてしまい、怖くて怖くてたまらなくなりました
    こんなに他者の目が、気になることは、初めてかも知れません。
    祖父の思い出を大切に、一番に思いたいのに・・・。
    祖父の思い出が、消えていることも大きいかも知れません。
    祖父の死後、色々なことが続けて起こり、その時の大きな混乱が、祖父との思い出を何処かに隠してしまったようなのです。
    彼も、怖い。
    お年忌に集まる方々も、怖い。
    そして、その恐怖に負けて、どうにかなってしまいそうな、自分自身が一番、怖い。
    この怖さを克服して、一つ一つ乗り越えていかなければ。
    そうすることで、自分の自信にもつながるし、周囲への信頼の回復にもつながる・・・。
    そう思うのですが、足がすくみます。
    身体が、震えます。
    心が重くなります。
    涙が、込み上げます。
    そして、そんな弱虫の自分を責めます。
    祖父への思いよりも、他者の目を気にする、体裁やプライドにこだわる自分をけなしたくなります。
    最低の人間だと、罵りたくなります

    そんな時。
    夫が、言いました。
    DV加害者更正教育プログラムの講師の方が、ずっと前、言われたことなんだけど・・・」
    彼は、静かに言葉を続けました。
    DV被害に遭った人は、一見、とても落ち着いたように見えても、まだまだ傷跡は深く残っていて。
    物凄く苦しんでいるんだって。
    だから、何かある度に、思い出したり、苦しんだり、具合が悪くなることは、当たり前のことなんだって。
    時間がたったから、とか。
    俺がプログラムで落ち着いてきたから、もういいだろう、とか。
    そういう問題じゃないんだって。
    被害を受けた人が、辛いと感じたことを繰り返さないで、一つ一つ、”大丈夫だ”って、安心させていくことしか、俺には出来ないって、言われた。
    一生かかることかも知れないけれども、一つ一つの辛い思い出を・・・”もう、大丈夫なんだ”って、奥さんに感じさせてあげて、安心させることでしか、俺は、奥さんから本当の信頼を取り戻すことは、出来ないって、言われたよ。
    言われた時は、ピンとこなかったけど・・・今は、本当にその通りだ・・・って、思う」
    「・・・じゃあ、私が、過去のことを思い出して、辛い気持ちになっていることは、当たり前だと思っていいのかな?
    「うん」
    「・・・あなたが、落ち着いている今でも、怖いと感じることも?お年忌が、怖いことも?周囲の目が、怖いことも?
    「うん」
    「そうか・・・怖くて、いいんだ
    私は、DV加害者更正教育プログラムの講師の方の話を彼がしてくれたことを・・・心から感謝し、その気持ちを伝えました
    怖くて、いいんだ!と、思うと、ホッとして、少しずつ落ち着いてきました
    そうなると、不思議と、カレンダーを見ても、ざわざわしなくなりました
    周囲から色々言われたことも、あまり思い出さなくなりました

    ドラマ「相棒」だけは、毎回、楽しみに見ております
    先週は、親密な関係におけるマインドコントロールを利用した、犯罪を取り上げていました
    マインドコントロールが解けないまま、
    「先生は、何もしていません!俺が、殺したんです!」
    と、言い張る生徒の叫びが、痛々しかったです
    サブリミナル効果には否定的な教授が、親密な関係におけるマインドコントロールは可能だと断言した瞬間も、ゾッとしました
    「ちょっと、教授マインドコントロールは、どうやったら、解くことが出来るの教えて
     ちょっと、右京さんいつもの”一つ、いいですか?”って、聞いて今、質問してあ〜〜、右京さん、そこで納得して、帰らないでえ〜〜〜っ
    と、一人で、騒いでおりました
    今週のお話は、いつもにも増して、どうなるの?どうなるの?と、楽しく見ることが出来ました。
    最後の右京さんが、
    「一つ、君に謝らなくては、なりませんねえ。
     すみませんねえ、重箱の隅をいつも突いて
    と、言うところ、と
    それを言われて、慌てる神戸さんが、最高に楽しかったです
    いつも、ふふっと、笑わせてくれる「相棒」が、大好きです

    今日も読んで下さり、どうもありがとうございました
    不安定な気候ですので、くれぐれもお身体、お気をつけて下さいね


















     

    DV被害の悪影響

    • 2010.04.04 Sunday
    • 22:44
    去年、主治医が、
    「心身症患者さんは、桜が散るまでは、辛いですよねえ」
    と、言われていたのを思い出している今日この頃です
    欝症状が重くなり、ブログ更新できませんでした・・・
    いつも読んで下さる方々、申し訳ありません
    とても身体が疲れやすい上に、気分はふさぎがちになり、肩凝りや腰痛が重くなり、始終眠気があり、ふとした拍子に、涙がポロポロ出てしまったりします
    しみじみ、病気に掛かる大変さを感じます
    そして、DV被害の影響も感じます

    夫のDV行為が、エスカレートしていった時期を・・・私の身体は、忘れていないのでしょう
    実は、ごくごく最近のことですが・・・。
    DV加害者更正教育プログラムを受講して、一年以上過ぎ、ようやく彼の意識が、特権意識から解放され始めた兆しを感じます
    しかし、行きつ戻りつする・・・ということを・・・私は、今までの経験で叩き込まれているので、まだ恐怖感は消えていません

    彼自身が、自然体の自分を受け容れて、肩の力がみるみる抜けていく様子や
    私への受け答えや、日常の態度に、心から幸せを滲ませて感謝してくれている雰囲気を感じ取ると、私自身も嬉しくなります
    嬉しくなるのですが、安心した私の心身が・・・どうなるかというと
    今まで頑張っていた分、ガラガラとグラグラと、崩れていく部分を感じるのです
    怖くて出せなかった甘えが、出てくるのでしょうか
    気を張っていた分が、倍返しになっているのかしらと、思うくらい
    彼に、頼りそうな自分を意識してしまいます
    その度に、私の脳裏に、あの言葉が蘇るのです
    「共依存」
    まだまだ、私は、彼との関係は、模索中なのかも知れないと思います

    DV被害に遭い、私は、一番責めた相手は、自分自身です
    DV被害は、様々な影響を与えます
    しかし、特に、この「自分を責める」ということは、一番すべてを破壊する危険性を持っていると感じました
    そして、怖ろしいことに・・・
    「自分を責めている」うちに、「自分を嫌いになる」のです。
    どんどん、どんどん、嫌いになります。
    そして、「自分に自信がなくなる」のです。
    自分に自信がなくなると、どうなるか?というと。
    人間関係に支障が出てきます。
    伝えたい言葉が出てこなくなったり、素直に感情表現出来なくなったり、我慢し過ぎたり、反対に過剰に反応して、攻撃してしまったりするようになります。
    それは、DV加害者相手にした時だけでなく、すべての相手を対象に広がっていってしまいます。
    私は、これは、DV被害の悪影響だと感じました。
    このことに気付かないままでいると、どんどん悲しいことになります
    一生、
    「自分を嫌い」なままで。
    一生、
    「自分を許せない」ままで。
    一生、
    「自分を愛せない」ままで・・・。
    生きることになってしまいます。
    その上、DV行為による執拗な調教により。
    支配・被支配が人間関係の基本であり。
    この世界には、コントロールされるもの、コントロールするものという、二つの種類の人間しかいないと、叩き込まれてしまうのですから・・・
    ホラー映画も真っ青の怖ろしいことが待ち受けています
    自分が、やられて辛かったこと、怖ろしかったこと、許せなかったことを・・・
    今度は、周囲に仕向けるようになります
    「私こそが、憐れむべき、私こそが、救うべき、私こそが、敬われるべき存在なのだ。だから、何でも言うことを聞いて、私のために何でもしてよ!」
    「私は、これ以上誰からもコントロールを受けない!私を操ろうとするモノは、すべて私の敵だ!敵には、攻撃あるのみ!そして、必ず私だけが、正しいのだ!」
    「何をされても、何を言われても、心が満たされない・・・もっと、もっと、何かをちょうだい。私は、そうされるべき存在なんだから。もっともっと、私を満たすものをちょうだい」
    DV被害の悪影響とは、もう一人のDV加害者を作り出すこと・・・
    私は、そう感じています

    でも、DV被害に遭って、すべてのことには・・・表と裏があるように、悪影響だけではないのだということを・・・知りました
    それは、心の痛みを分かるということの素晴らしさ、そのままの存在を愛するということの尊さです
    このことは、自分自身で気付いたことだけではなく、ブログを読んで下さる方々が、教えて下さったことが・・・本当に、本当に、本当に、多いのです
    どうして、こんな辛い目に遭われているのに・・・私を思いやり、優しいお言葉を掛けて下さるお気持ちが在るのだろう・・・と、何度泣いたか分かりません
    私は、結婚して、人が・・・どんなに残酷で、過酷で、冷酷になることが出来るのか・・・夫に教えられました。
    しかし、私が更新できない時でもブログを見て下さる方々から、面識がなくても・・・気に掛けて下さる方がみえることを教えて頂きました
    そのことが、どれ程の勇気と力を私に下さったか・・・
    人は、時に、怖ろしい鬼となるけれども。
    それでも、やはり・・・人は、どんな傷を負おうとも、必死に鬼になることと闘い、心を清らかな方向に導こうと懸命に努力される方々もみえるのだ・・・。
    虐待や暴力に負けないで、魂まで殺されまいと、生きようとする・・・真の強さを持つ方々がみえるのだ・・・。
    いっぱいいっぱい、教えて下さり・・・本当に、ありがとうございます

    DV被害悪影響は、いつでも、私の心を狙っています
    「こっちに来いよ、ベイビー」
    ってなもんで、甘いウインクで、誘惑してきます
    もしくは、
    「いざ、我と行かん、地獄の悦楽へ」
    って感じで、美声で誘います
    「某(それがし)の手を取られよ。共に、参ろう」
    と、優しく諭してきたり
    「いざ、参る・・・!」
    って、半ば強引に攻めてきたり
    季節や過去のトラウマや、病気や人間関係や、忙しい日常や、慌しい行事ごとや・・・。
    生きていれば、生じるそれら諸々に少しでも疲れたり、不安を感じたりすると、すかさず狙いに来ます
    それでも、それらの誘惑に巻き込まれても、飲み込まれても、すべてを侵食されずに、「私」に帰ってくることが出来るのは・・・。
    この空の下
    桜の花の咲く、この今、この瞬間
    同じように闘い、生きてみえる方々が、みえて。
    決して、独りじゃない・・・と、思うことが出来るようになったからです。
    本当に・・・ありがとうございます

    今日も読んで下さり、どうもありがとうございました
    どうぞ、皆様も、くれぐれも心身ご自愛下さいね
    桜は、女性には、とてもいいそうです
    浄化作用が、あるらしいとか
    この時期、桜のお香を立てたり、桜を見立てたお菓子やお茶を口にしたり、近所の桜を散歩がてら見に行くだけでも、いいそうです
    桜を楽しめるお時間が、訪れますように・・・・心から、お祈り申し上げます
    どうもありがとうございました




     

    取り残された気持ちになる時 DV被害のブラックホール

    • 2010.04.05 Monday
    • 23:26
    近所の川沿いの桜が、満開になりました
    いつ見ても、桜は綺麗だなあと見とれてしまいます
    昔は、満開の桜を見ると、怖いくらいに惹かれて、ドキドキしつつも、何か不安な思いに駆られて、いつまでも見ていたいのに、落ち着かない・・・って、気分になることが多かったのですが
    今年の桜は、ぼ〜っと、
    「綺麗だねえ、咲いたねえ」
    って、感じでした
    何と言うか、大袈裟な話にしてしまうと、死線をくぐり抜ける生活を経験すると、ただただ、何も考えず・・・
    咲いた桜に、出会うことが出来て、それだけで十分だなあ・・・良かったなあ・・・と、感じるのかも知れません
    それとも、感受性が鈍くなっているのかも
    まあ、去年は、桜を見たかどうかもハッキリ覚えていないので・・・
    それを思えば、今年は、散歩で桜を目にしたことを覚えているだけでも、おお!って、思います

    去年は、桜を目にしても、泣いていたのだと思います。
    多分、
    「桜は、毎年毎年、花を咲かせているのに・・・立派に命の営みを成し遂げているのに・・・私は、一体何をしているのだろう」
    と、泣いていたような気がします
    春になると、色々と人生の転機を迎える方もみえますし。
    卒業とか、入学とか、就職とか。
    春になると、新しいことを始めたとか、恋に目覚めたとか、華やかな話題も多くなります。
    そういう話を耳にする度に、
    「みんな・・・ちゃんと人生を歩き出していて、偉いなあ・・・」
    と、眩しく感じて
    自分自身を省みて、恥ずかしくなり・・・俯いてしまったり
    テレビをつけて、楽しそうに、ワイワイとお花見をしているご家族連れや。
    夜桜を愛でながら、大盛り上がりの宴会をしている会社関係の方々。
    そんな映像を見ると、
    「いいなあ・・・」
    と、純粋に・・・ただただ、羨ましく
    ポロポロと泣いていたような記憶が、ぼんやり残っています
    DV加害者更正教育プログラムを受講していても、一進一退を繰り返す夫の言動に疲れ果て・・・。
    そんな彼に振り回され、一喜一憂しては、彼と別れられない自分に呆れ果て・・・。
    この世界で、ちゃんと生きていないのは、自分だけだ・・・そう、思っていました
    この世界で、一番優柔不断で、どうしようもなくて、依存してばかりで、生きている価値がない存在は、私自身だ・・・そう、思っていました
    彼を憎もうとしても、恨みつらみを吐き出しても・・・。
    「結局、そんな人を選び、一緒になったのは、私じゃないか」
    「そして、そんな彼と離婚しないのは、私じゃないか」
    いつも、そこへ行き着きました
    そして、泣きながら、
    「私が、一番、愚かで大馬鹿者だ・・・
    と、笑っていました
    春が訪れたことすら、私の心を塞ぎ込ませました。
    「どうして、季節は、巡るの?
    私は、何にも・・・変わることは出来ないのに。
    どうして、季節だけは、変わってしまうの?
    どうして、時間だけは残酷に過ぎていくの?
    この世界は、私だけを・・・置き去りにしていくの?」
    気が狂いそうでした
    あまりにも、孤独で孤独で、本当に一人ぼっちだと、感じていました

    私は、DV被害ブラックホールにハマっていたのだと、思います
    自分が、どんな怖ろしいことになっているのか。
    そのことに、目を向ける前に・・・大きな暗闇に飲み込まれていました
    心を閉ざし、私を助けてくれる気持ちは、誰も持っていないと・・・信じていました
    この世界には、私を救いたいとか、私を癒したいとか、私を支えたいとか、私を心から愛してくれる人なんか、何処にもいないと、そう思っていました
    それでも、当時をよくよく振り返り、考えてみると・・・。
    私を心配し、辛抱強く見守ってくれていた方々は、みえたのです。
    その方々は、私が心を開いて話せば、いつでも手を伸ばそうとしていてくれました。
    でも、私は、そんな風に思ってくれているわけがないと・・・信じ込んでいました。
    誰も、私のことを真剣に思ってくれているわけがないと・・・思い込んでいました。
    だから、自分の身に起きていることを伝えることを・・・諦めていましたし。
    また、自分自身に起きていることを追求することも、諦めかけていました。
    でも、そんな私を見捨てないで、ずっと・・・信じて、励ましてくれていた「存在」がありました。
    それは・・・。
    「自分自身」でした
    死神の誘惑に囚われた時も。
    カミソリを持つ手を離してくれたのは、「私」でした。
    もうダメだ・・・と、思った時も。
    自殺防止ホットラインの電話番号を押して、踏みとどまらせてくれたのは、「私」でした。
    彼との関係に終止符を打つしか、もう手段がないと・・・涙が止まらなくなった時も。
    DV被害者支援センターへ電話して、葛藤や苦悩を吐き出させてくれたのは、「私」でした。
    そのことに気付いた時。
    「そうか・・・私は、私自身をまだ、諦めていないんだ・・・」
    と、物凄く・・・涙が、出ました。
    その涙は、悲しみの涙ではなくて。
    ようやく、聴こえた「私」と。
    ようやく、届いた「私」が。
    今、再び手を取り合うことが出来た、ただただ、温かい気持ちに溢れた・・・涙でした。

    春は、未だに苦手です
    でも、様々なことを気付かせてくれた、大切な季節でもあります
    来年も、無事に桜を眺めることが出来たら・・・とても嬉しいなあと思います

    今日も読んで下さり、どうもありがとうございます
    実家で、新聞を読ませてもらっていて、
    「う〜ん・・・確かに」
    と、頷くインタビュー記事がありました
    アメリカのハーバード大学長をされている、ドリュー・ギルピン・ファウストさん(女性です)が、女性が自分らしい人生を生きる、その人らしさを尊重される社会にしていくためには、どうしていったらいいのか、語ってみえました。
    その中で、重要なものの一つとして、パートナー選びを挙げられていました。
    ご自分も、いくつかの失敗から学んだこと・・・と、前置きをした後、
    「あなたの能力を信じ、目標を支えてくれる人を見つけるべきで、自分のことばかり優先する男性はダメ。
    女性を付属品としか見ていない男に振り回されてはいけません」
    (朝日新聞、2010年4月1日、朝刊、16面「リレーおぴにおん ニッポンの女性たちへ1」より)
    と、言われておりました。
    本当にその通り何だよねえ〜・・・分かってはいるんだけどねえ〜・・・って、頭が痛くなる指摘ではありますが
    せめて、振り回されない「自分」を取り戻していけるよう、今日も生きていこうと思います
    どうか、皆様もくれぐれも心身をご自愛下さいね
    ありがとうございます


















     

    別居した時の気持ち DV被害者という「箱」に囚われて

    • 2010.04.21 Wednesday
    • 12:16
    コメントを寄せて下さった方から、別居に至るまでの気持ちについて質問されました
    コメント欄で、返答はしたのですが、伝え足りない部分がある気がしますので、別居についても、振り返ってみたいと思います

    多分・・・なのですが
    私の場合、
    「彼から、離れたい」
    くらいの思いでは、別居出来なかったと思います
    彼の望み通りの一心同体になりかけていましたから、離れるのは、私も嫌でした
    彼と離れるということは、自分の心も体も、バラバラになるようなものでした
    それに、私自身の病気もひどくなっていましたから、彼がいなければ・・・どうやって生きていけるだろう、子供はどうなってしまうんだろう・・・って、彼を失うことが、不安でたまりませんでした
    私が寝込めば、優しく介抱してくれましたし、子供の世話も率先してしてくれていましたから、彼がいなくなったら、私・・・どうなっちゃうんだろう・・・って、震えるを感じるくらい不安でした
    彼は怖いのに、彼を失うことも怖い
    とても、矛盾しているのですが、相反する恐怖を私は、抱えていました
    彼がいないと寂しいし、彼がいないと切ないし、彼がいないと怖くてたまりませんでした
    でも、彼がいると緊張するし、彼がいると不安になるし、彼がいると恐怖が募りました
    心身が引き裂かれるようで、自分が、バラバラになってしまうような毎日でした
    でも、彼と別居すれば、もっとバラバラになると感じ、とてもそれを・・・恐れていました

    しかし、
    「彼から、離れなきゃ、ヤバイ!」
    と、思う時は、別居を決断して、伝えることが出来ました
    もしくは、子供の手を引いて、逃げ出すことも出来ました
    私が、行動に移せた理由は、振り返ってみると、二つありました。
    一つは、子供の心身と命を守るため。
    子供にまで、DV被害の影響が出ている・・・。
    子供にまで、彼が支配の刃を向けた・・・。
    それらを知った時、気付いた時。
    私は、動くことが出来ました
    寂しいとか、切ないとか、これ以上心身バランスが崩れるのが怖いとか。
    そういうことは吹っ飛び、とにかく、子供を守ろうと、行動に出ました。
    もう一つは、彼の更正の邪魔になることを防ぐため、でした。
    いくら、DV加害者更正教育プログラムを受講していても、彼は、私を目の前にすると、振り出しに近い所へ戻ってしまうのです。
    「奥さんが、何とかしてくれる」
    「奥さんが、色々と思ってやってくれる」
    「奥さんが、考えてくれるからいいや」
    そして、そうしてもらおうと、ありとあらゆる言動を駆使し、私の注目を集め、私を支配下に置いてしまいます。
    この繰り返しに疲れ果て、私は、何度も諦めそうになりました
    自分の命も・・・
    「私がいるから、ダメなんだ。
    私が、離れないと、彼は更正出来ないんだ」
    その思いを抱えながらも、何度も、短期別居していました

    自分の命を守るため・・・という発想が、当時の私には、ありませんでした
    ぼんやりと、
    「私が、我慢すればいいことだから・・・」
    と、思っていました
    彼の目が、スッと据わるだけで。
    彼が、
    「何で?」
    と、聞き返すだけで。
    彼が、大きな物音を出しただけで。
    涙が止まらなくなり、腰が抜け、立てない、歩けない状態になっていた当時の私は、そこまでになっていても、尚。
    自分のために、彼と離れようとは、思いませんでした
    だけれども、彼のため、子供のため・・・そう思うと、動けました。
    しかし。
    それは、自己犠牲の精神ではなかったと思います
    私は、自分をほとんど見放していたのだと思います
    「もう、こんな私、どうなったっていいや」
    そう思っていたのでしょう。
    怖くてたまらないのに、もう考えることも、思うことも、面倒くさくなって・・・。
    混乱と錯乱のグッチャグッチャで、自分が何を思い、考えているのかも、分からなくて。
    自分の望みさえ、意味が分からなくて。
    だって、望みは、
    「怖いけど、彼といたい。でも、彼は、怖い」
    の堂々巡りなのですから
    そんなことばかり考える自分が、嫌で嫌で
    「こんな私、知るかッ!!」
    と、自分で自分を放り投げたい気分でした
    ですから、人のために動く時の方が、気が楽だったのです
    自分のために動くのは嫌だったけど、人のため・・・と思うと、心が救われる気がしたのです。
    「こんな私でも、生きていていいのかな・・・」
    そんな気持ちがして、利己的に、満足していたのではないかと思います

    今の長期別居は、彼からの精神的DVサイクルの爆発が、2週間に一回を数えるようになり、それがどんどん増え
    子供にまで被害が及んだので、逃げ出し。
    逃げ出した先で、二次被害に遭い。
    それが辛くて、結局、再び、彼の元に戻り
    彼の目の前で、正に私が、とうとう壊れる・・・という瞬間
    彼から、初めて、別居を申し出てくれて、かなったことです
    ですから、結局。
    私は、そこまでになっていても、「自分のために」別居をする勇気は持てなかったんだなあ・・・と、思い至りました。
    何だか・・・情けないですが・・・これが、私の別居のいきさつです

    別居して、良かったことは、自分の混乱を沈める空間や時間を持つことが出来たことです。
    一番最初は、ビックリするくらい、体が軽くなります。
    背中に羽が生えたような感じです。
    部屋の空気からも、重さが消えます。
    酸素が多くなったみたいな感じがします。
    が、その後、どどどどど・・・・・っと、今まで我慢していた分が、心身にダメージとなって表れます
    心療内科で、診察してもらった方がいいくらいのダメージが、襲ってきます
    辛い時は、我慢せずに、症状を伝えて、病院で適切な治療をしてもらって下さい。
    DV被害に遭って・・・」
    と、いうことを言わなくても、”眠れなくて”とか、”あちこちが痛くて”とか、”気分がふさいだままで”など、心身の症状を話したり。
    ”怖い目に長い間、遭っていて、最近、ようやく解放されたのですが、それなのに、心身が辛くて・・・”と、簡潔に伝えるだけでもいいと思います。
    このダメージは、心身からの、
    「今まで頑張ったから、休みたいよ〜」
    というサインなので、休んで下さい。
    寝込んで当たり前のことなのです
    休むことが出来たら、少しずつ、心身が快復を始めます
    快復途中のこの段階は、

    「DVと気付いてからの5段階」

    と、同じようなことを感じられると思います。
    怒りや、落ち込みは、感じて当然のことなので、どうか、ご自分を責め過ぎてしまわないよう・・・くれぐれもご自愛下さいね

    今日も、読んで下さりありがとうございました
    久し振りな感じの晴れ間で、気持ちが良いですね
    しかし、腰が痛いので・・・またすぐに天気は崩れるのだろうなあ・・・
    皆様も、くれぐれもお身体お気をつけて下さいね
    ありがとうございました












     

    PR

    calendar

    S M T W T F S
      12345
    6789101112
    13141516171819
    20212223242526
    2728293031  
    << August 2017 >>

    selected entries

    categories

    archives

    recent comment

    recommend

    パパと怒り鬼―話してごらん、だれかに
    パパと怒り鬼―話してごらん、だれかに (JUGEMレビュー »)
    グロー ダーレ
    苦しみを抱え込み、助けを呼ぶこともできない方に・・・そんな経験をされた方に。そして、暴力を選択せずにはいられない方に・・・そうしてしまったことがある方に。読んでいただきたい本です。

    recommend

    対人関係療法でなおす トラウマ・PTSD
    対人関係療法でなおす トラウマ・PTSD (JUGEMレビュー »)
    水島 広子
    今自分の身に何が起きているのか、教えてくれる良書だと思います。

    recommend

    いのちってスゴイ!赤ちゃんの誕生―おなかの中のドラマと生きる力 (知の森絵本)
    いのちってスゴイ!赤ちゃんの誕生―おなかの中のドラマと生きる力 (知の森絵本) (JUGEMレビュー »)
    大葉 ナナコ
    子供さんと読むのも素敵ですし、ご自分のために読むこともオススメです。

    recommend

    麒麟館グラフィティー (1) (小学館文庫)
    麒麟館グラフィティー (1) (小学館文庫) (JUGEMレビュー »)
    吉村 明美
    切ないという言葉では、片付けられない、沢山のことが詰まった作品でした。

    recommend

    あなたは変われる―言葉や態度に傷つけられた心を救う本
    あなたは変われる―言葉や態度に傷つけられた心を救う本 (JUGEMレビュー »)
    グレゴリー・L. ジャンツ
    夫婦関係だけでなく、親子関係のDVで傷付いた方にも、共感できる部分がとても多い本だと思います。淡々とした文章ながら、力強いです。

    recommend

    recommend

    recommend

    アドラー博士の男の子に「自信」をつける育て方
    アドラー博士の男の子に「自信」をつける育て方 (JUGEMレビュー »)
    星 一郎
    男の子のお母さんだけでなく、女の子のお母さんが読んでも、参考になる内容です。

    recommend

    暴力被害者と出会うあなたへ―DVと看護
    暴力被害者と出会うあなたへ―DVと看護 (JUGEMレビュー »)
    友田 尋子
    医療関係者向けに書かれた本ですが、DV被害者の心理についてとても分かりやすく書かれています。

    recommend

    おかあさんがもっと自分を好きになる本―子育てがラクになる自己尊重トレーニング
    おかあさんがもっと自分を好きになる本―子育てがラクになる自己尊重トレーニング (JUGEMレビュー »)
    北村 年子
    子育てに生かしたいという思いと同時に、自分を肯定できる力を取り戻したくて手に取りました。アタリ!な本でした♪

    recommend

    傷ついたあなたへ―わたしがわたしを大切にするということ DVトラウマからの回復ワークブック
    傷ついたあなたへ―わたしがわたしを大切にするということ DVトラウマからの回復ワークブック (JUGEMレビュー »)
    レジリエンス
    DV被害に遭った方へのバイブルかも知れないと思っています。
    書き込み式ですので、書きながら気付くこともあると思います。

    recommend

    あたらしい自分を生きるために―アサーティブなコミュニケーションがあなたを変える
    あたらしい自分を生きるために―アサーティブなコミュニケーションがあなたを変える (JUGEMレビュー »)
    森田 汐生
    辛い時、勧めて下さった方がみえて読みました。少し気が楽になりました。DV加害者相手に効果は期待できないですが、自分のためにはなると思います。

    recommend

    DV・虐待加害者の実体を知る―あなた自身の人生を取り戻すためのガイド
    DV・虐待加害者の実体を知る―あなた自身の人生を取り戻すためのガイド (JUGEMレビュー »)
    ランディ バンクロフト
    DV加害者である彼が、恐れている本です。DV加害者に混乱するDV被害者のために書かれた本です。

    recommend

    DV・虐待にさらされた子どものトラウマを癒す
    DV・虐待にさらされた子どものトラウマを癒す (JUGEMレビュー »)
    ランディ バンクロフト
    彼と別居して癇癪がひどくなった子供を理解したくて購入しました。
    とても役に立ちました。

    recommend

    Q&A DVってなに?―この1冊でドメスティック・バイオレンスまるわかり
    Q&A DVってなに?―この1冊でドメスティック・バイオレンスまるわかり (JUGEMレビュー »)
    番 敦子,根本 真美子,中山 洋子
    とても分かりやすい一冊です。
    初めて読む方に最適です。

    links

    profile

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM