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    DV被害と子供

    • 2009.06.18 Thursday
    • 21:14

    私は、彼がDV加害者と知ってからも、しばらくの間、子供が虐待されている立場にいると気付いていませんでした
    彼が爆発するのは、子供が寝静まってからがほとんどでしたし、私自身、子供の前では彼が暴れないよう十分に注意していたので、子供はDVとは無関係だと思っていました
    今思えば、とても不勉強だったと思います
    子供が大きな音や声に過敏に反応したり、ひどい癇癪を起こしたり、雰囲気や人の気持ちを敏感に感じ取っていたのを、私は自分の病気のせいなのだと思っていました
    周囲にも、
    「母親がそうだから、子供も敏感になるんだ」
    「母親が病気だと、子供も病的な部分が出るんだ」
    「母親の影響は強いんだな、かわいそうに」
    と、言われていたので、人から見てもそうなのだから、絶対そうなのだと信じ込んでいました。

    違和感を感じたのは、カップルカウンセリングに通っている時でした。
    私は、カップルカウンセリングが、とても辛い時期がありました。
    反対に、彼はとてもご機嫌でした
    彼のご機嫌な態度を見ていると、無性に腹が立ち、私はイライラしました
    真夏の猛暑でした。
    子供は、私に、抱っこをせがみました。
    彼が代わりに抱こうとしましたが、子供はひどく嫌がり、私に飛びつきました。
    その瞬間。
    危うく、子供を思い切り、振り払いそうになりました

    大人の力で子供を振り払えば、どんなに痛い思いをするでしょう。
    ましてや、母親にそんなことをされたら、子供はどれだけ傷つくでしょう。
    ・・・私は、自分の中の暗い感情に、ゾッとしました

    幸い、私は暴力を振るうことはなく、託児所に子供を無事に預けることはできたのですが・・・。
    暑さが、私を苛立たせているのだろうか?
    自分が激痩せしたために、子供の体重が辛くて、イライラしたのだろうか?
    私の体調が万全ではないのが、すべての原因だろうか?
    私は猛烈に考えましたが、答えは出ません。
    どんどんイライラして、歩道に止めてある自転車を片っ端から、蹴り倒したくなりました
    工事現場の看板をぶん殴りたくなりました
    体の奥底から湧いてくる、異常なまでの腹立たしさ
    自分が火山そのものになったように、すべての血液が沸騰しているようでした
    耐え切れず、私は、拳を自分の掌に叩きつけました
    「パーンッ!!
    物凄い音が、辺りに響き渡りました。道行く人が振り向きましたが、構いませんでした

    「・・・どうしたの?」
    彼が、心配そうに聞きました。その顔を見た途端、
    「・・・殴りたい」
    と、呟いていました
    そうです、私は、彼に無性に怒りを感じていたのです
    後ろ頭を思い切り、はたきたい程に。背中を蹴り倒したい程に
    振り向いて心配そうに尋ねる彼の顔面を、拳で思い切り殴りつけたい程に
    彼は、私の言葉と様子にたじろぎ、距離を置いて歩き出しました。
    「パーンッ!
    と、私は拳を掌に叩きつけ、自分の中の狂気としか感じられない感情と闘いました

    DV加害者更正教育プログラムの講師の方によると、その時の私は、病気や暑さや体調のせいではなく、DVによる作用が起きていたのだそうです
    DV被害者は、DV加害者のコントロールにより、感情を表現することを制約されていきます。
    感覚を麻痺させるよう、ゆっくりと誘導されていきます。
    尚且つ、彼へ怒りを向けることを許してはもらえません。
    何故ならDV加害者は、被害者は怒ってはいけないと考えているからです。
    怒っていいのは、支配している自分だけの権利、まさしく特権だと考えているからです。
    だから、被害者の怒りは許せません。
    どんな手段を行使してでも、抑え込もうとします。
    あの時の私は、抑圧された怒りが噴出してしまったのでしょう。
    でも、彼へ怒りの感情を向けることは許されないと組み込まれたプログラムが発動し、危うく罪もない子供へ矛先を向けてしまうところだったのです。
    危機一髪でした

    私は、その時湧き上がった、自分の中の理不尽な嵐を経験することにより、恥ずかしながら初めて、子供に起きていることを知ったのです。
    大人の私でさえ、こうなのだから・・・まだ幼い子供が、どれ程の影響を彼から受けているのか。
    そう、お腹にいる時から・・・彼のDVは存在していたのだから。
    私は、愕然としました。
    DVによる虐待を・・・子供も受けているのだと、ようやく気付いたのです

    子供が救われたのは、子供が通う保育所が、とても良かったからだと思います。
    のびのびと子供らしく、その子らしく健やかに育つことを信条とされた所で、子供も大好きです
    何よりも、総合的な芸術活動がごく自然に行われていて、子供の心をいつも救ってくれたのだと思います
    畑で育てる作物や、土からこねて作る粘土、あらゆる画材を使った色々な創作活動、あふれている音楽、先生が必ず読んでくれる絵本。
    子供の心を癒してやりたくて、私が夢中で読んだ子供のためのアートセラピー本に書かれていたことすべてが、毎日そこでは行われていました。
    とてもとても有難いことだと・・・嬉しくて泣けました

    また、毎晩眠る前の読み聞かせが、私と子供を癒し、お互いの絆を混乱させることなく深く結び合わせてくれていたのだと思います
    月に一度、童話館さんから子供のために絵本が届きます。
    子供が1歳の頃から、続けている読み聞かせです。
    これだけは、彼がどんな渋い顔をしても死守してきました。
    眠る前、子供と寄り添いながら、絵本を読みます。
    その時間だけは、彼のことも忘れて、絵本の世界に浸りました
    声に出して読んでいると不思議です。
    自分の声が、とても穏やかになり、子供にとても優しい気持ちになれるのです。
    辛いことや悲しいことがあったり、子供に腹を立てたことがあった日でも。
    絵本を読み、子供の温もりに触れていると、段々と静かに落ち着いてきて、ゆったりとした気持ちになれました
    絵本が教えてくれます。
    「この世界は、素晴らしいこともあるんだよ」
    「君は、生きていていいんだよ」
    「生まれてくれてありがとう」
    「君が大好きだよ」
    いっぱいのメッセージが、子供に降り注ぎます
    読んでいる私にも、届いてくる優しい光です
    これらの言葉は、決して絵本に直接書いてあるわけではありません。
    でも、絵本を通して感じられるものばかりなのです。
    小さい子供が主人公の絵本では、あるある、こんなこと、やるやる、こういうこと・・・と、思わず笑ってしまいます
    すると、子供がしてしまうことも、許容できる大らかさが宿るのです。
    読んでいるだけで、癒される美しい絵本もあります。
    美しいものは、見るだけで安らぎをもたらしてくれるのだな・・・と感じます
    ファンタジーの世界は、子供と私を暴力から遠い場所へ連れて行ってくれます。
    ワクワクする冒険やハラハラするピンチを潜り抜け、安心する居場所へ必ず帰る物語は、子供に心地よい眠りをもたらし、私には儚いものでも尊い安堵感を与えてくれました
    絵本の読み聞かせだけは、ずっと頑張って続けてきて良かった・・・と思います。
    私にも子供にも、今ではかけがえのないものです

    DV被害に遭った母子のための、母子で受けられる心理教育プログラムがあるそうです。
    「びーらぶ」というプログラムで、東京や横浜で開かれているそうです。
    DVによる虐待を受けた子供の快復には、母親がケアを受けることが大事だそうで、このプログラムは、母子共にケアを受けることで、母子相互の相乗効果による快復を考慮したものだそうです。

    DV被害に遭っているお母さんや、お父さんは、必死に子供を守り、生活をしていかなくてはなりません。
    自分の心の傷どころではない・・・という方も沢山みえると思います。
    シェルターで、母子のケアをして下さる所もあるそうですが、こういう活動こそ、公共機関が率先して取り入れ全国的に行って欲しいのに・・・と思います。
    DV被害に遭って、心の傷を抱えて生きることは、とても辛いです。
    私の身近にも、まだ苦しんでいる方がみえます。
    彼女は、人と自分の境界線があやふやなまま、今でも混乱し傷ついています。
    私は、彼女と出会い、ケアをきちんとしないといけないのだと、教えてもらいました。
    それでも、辛いです。
    カウンセリングを受けても、沢山の温かい支援の手が差し伸べられても、自分を取り戻すことは容易ではありません。
    DV被害者のケアは大事ですが、一番大切なことは、DVをなくすように理解を広めることなのだと、最近、強く思います。
    そして、子供がDV被害に、もう二度と遭わないように・・・きちんと伝えて教えていくことが、私がすべきことだと思うのです



























    DV加害者がパパになると?

    • 2009.07.01 Wednesday
    • 22:02

    最近、Fathering Japan(NPO法人ファザーリングジャパン)の方を招いたイベントに、夫が参加しました
    ファザーリングジャパンとは、パパも楽しく子育てしよう、と、父親の育児参加を掲げているだけではなく。
    父親だけでなく、会社や行政、社会全体に、子育てって楽しいものだと広めて、父親の育児参加の後ろ盾をも形成していこうという、大きな志も持ってみえる団体だそうです
    保育所からのチラシで知り、夫が応募しました。
    お堅い講演会かと思い、夫は出掛けたようですが、内容は違ったそうです。
    「一生のうち、子供と過ごせる時間を一度計算してみて下さい。すると、一緒にいられる時間がいかに少ないか、分かりますよ。とても貴重なんだなと、気付きます
    「仕事で帰りが遅いなら、ママの話を聞いてあげるだけでいいんです。聞くだけですよ。解決策とか、アドバイスは不要です。すると、ママはスッキリして翌朝、子供に笑顔で挨拶できます。すると子供は喜びます。パパはママを助けることにより、立派に育児に参加する。これを僕達は、間接育児と呼びます
    「アンケートで、ママが一番腹が立った、パパの台詞。何だと思いますか?育児、協力してるじゃん、家事、手伝ってるじゃん、です。ママに言わせれば、あんたの子供で、あんたの家だろって、ことなんですよね
    「家庭は、トップがいて、ミッドフィルターがいて・・・って、関係じゃダメなんです。ツートップでやっていかなきゃ。どっちの責任とかじゃない。パパとママ、二人がいるなら、二人とも責任があるんですね
    夫は、
    「ああいう考え方は、新しいね。楽しそうに子育てのことを話してて、ビックリした
    と、感心していました。
    「俺がトップで、奥さんがミッドフィルダーとかじゃないんだね。ツートップが、大事なんだね」
    という、彼の言葉に、私は、キョトンとしました。
    「家事や育児についても、あなたが・・・トップだと思っていたの?」
    「え、だって、家長だから」
    ああ・・・そうか・・・家庭は彼の城でした
    彼以外のトップ選手はいないし、彼以外の監督もいないし、オーナーも、スポンサーも存在しないんでした。

    彼のこの思考について、DV防止教育センターの講師の方が教えて下さいました。
    「DV加害者は、常に自分がトップです
    育児についても、子供のことは何も知らなくても、自分が正しい、詳しい、分かっている、俺の言うことを聞け・・・と考えています
    パートナーよりも自分が優れているから、上下関係の上だから、俺の方が偉いから、例え子供の好物や望むものを知らなくても、俺の方が知っていると主張します
    私は、絶句しました。
    本当は何も分かっていないのに、権力を振り回す。
    自分が王様
    、というだけで。
    それも、自分が勝手に決めた王様なのに。
    知らないものがあるということが、認められない
    人に教えを乞うことがとても苦手。
    等身大の自分をさらけ出すことを極端に嫌悪する。
    褒められるのは大好きだけど、批判されるのは大嫌い。
    どうして批判されるのかは、考えたくない。
    本当は自信がないのに、それを絶対に悟られないようにする。
    暴こうとする者は、攻撃する。
    プライドは高い。
    自分を大きく、立派に見せることが大好き。
    他人に賞賛されるのが大好き。
    家族を賞賛されるのも大好き。
    家族は彼の持ち物だから、家族が褒められれば、自分が褒められるのと同じ。
    謙虚さはない。
    いつも求めて、渇望して、自分が満たされることばかりを欲しているから、感謝する気持ちがない。
    実は、とても卑屈。
    そして、嫉妬深い。
    自分より下だと考えているパートナーが、成長することが許せない。
    パートナーにあって、自分にないものを奪おうとする
    でも、人間は一人一人違うから、パートナーが持っているものをそのままそっくりは貰えない。
    今度は、取り上げようとする
    そして、次は、滅させようとする。
    私が、感じるDV加害者の特徴です

    とても基本的なことを書いてしまいますが
    人にあって、自分にないものを見つけて、それがどうしても欲しかったら、努力して、自分も身につけようとしますよね
    誰しもプライドはありますが、知ったかぶりしても疲れるから、素直に教えてって言う方が早かったり、気が楽なこと、多いですよね
    もしくは、自分で知ったかぶりしたこと、後で調べたりする人もいると思います
    褒められるのは好きで、批判や非難が嫌いなのは当然ですが、謙虚さがあれば、どうして批判されたのか至らないところが何処か、自分を振り返りますよね
    人に何かしてもらったら、ありがとうって、思いますよね
    愛している人が、自分よりも素敵なところがあるって発見したら、尊敬しませんか?
    愛している人が素敵で嬉しいって、思いませんか?

    私が、彼を好きになったのは、寺院の天井画を見て、
    「睨まれているようで、恐いね・・・」
    と、私の服をそっと掴んだ様子が、とても可愛かったからです
    男の人だけど、恐いものを恐いという正直さに、好感を持ちました。
    一緒に買い物をした時に、レジカゴから袋入れを率先してやってくれて、しかもその丁寧さと袋入れの上手さに、感心しました
    いつも病気のおかあさまの代わりに買い物をしていたので、慣れていたそうですが、とても上手に袋を分けていました。
    スーパーの袋を嫌がる顔もせずに、持っている姿に、優しさだけでなく頼もしさも感じました。
    大掃除をし出すと、私よりも丁寧で、朝から取り掛かっても、夜まで終わりません。
    最初は、ビックリしました。
    丁寧さもありますが、段取りを考えるとか、要領よくやるとか、そういうことが彼は苦手なのだと思いました
    でも、その不器用さは、批判に値しません。
    私が手伝えば済むことだし、不器用でも一所懸命なのだから、彼がこだわる部分を丁寧にやって、後はサッサッと片付けてしまうようアドバイスして、一緒にやってしまえばいいことです。
    私は、彼のそういう不器用なところも、いいな・・・と思いました
    「不器用ですから・・・
    の、高倉健さんではないですが
    何でも器用でホイホイできて、人生挫折を知りませんっていう人よりも、真面目に誠実に実直に生きてきて、中々実にならない人の方が世の中は多いのですから。
    私自身もそうだし、彼もそうなんだな・・・と親近感を覚えました。
    不器用者同士、お互いできることを分担して、うまく一緒にやっていきたいな・・・と思いました。

    その彼が、DV加害者だった。
    私が、DV被害者だった。
    もう一度最初に戻って、やり直したいです
    でも、彼が更正しない限り、きっと同じことを繰り返してしまうのでしょう
    残念ッ!!
    (古くてすみません。コレ、波田陽区でした







    子供の心の栄養となったもの・・・DVにめげずに

    • 2009.07.07 Tuesday
    • 20:37
    評価:
    ひぐち みちこ
    こぐま社
    コメント:声に出して読むだけで、気持ちが安らぎます

    評価:
    マーシャ=ブラウン
    偕成社
    コメント:迫力もありますが、とても絵が綺麗で繊細なのです

    評価:
    島田 ゆか
    文溪堂
    コメント:シリーズのうちの一冊です。このシリーズはどれもお勧めです。

    絵本の読み聞かせは今でも続けていますが、夫の精神的DVが強まり、母子共に辛い時、心の支えになった絵本が、何冊かあります
     
    「いいきもち」は、地面に転がった一粒の種から始まる、命の賛歌です
    といっても、仰々しさや大袈裟な表現は一切なく、とても自然に緩やかに、深いことを優しく語り掛けてくれています。
    読み聞かせで、繰り返し声に出して読んでいるだけで、自分の身体にも光が差し込んでくるような・・・そんな本当に気持ちのよいご本です
    読んでいる私も気持ち良く、穏やかな気持ちになりましたが、聞いている子供も、安らいで光に包まれているように、うっとりとした気持ちになれる絵本です
    声に出して読むことの力を、改めて教えて下さった本です。
    きっと、言霊に優しさがすべて注ぎ込まれるように、作者の方が心血を注いで、言葉を紡いで下さっているのだと感じます
     
    「ちいさなヒッポ」は、迫力ある絵に、驚きました
    が、よく見ると、とても繊細で美しい色使いがされていて、見ていて気持ち良いんです
    この本は、是非、大声を出すことを楽しんで読んで下さい
    私の子供は、お父さんとの間で悲しいことがあると、この本を読んでもらうことをとても喜びました。
    そういう時は、ヒッポのお母さんが、ヒッポを守る場面が大好きです
    私は読みながら、子供の心にこびりついた恐怖を、噛み千切って粉々にしてやるうッ!!という勢いで、声を張り上げていました
    ですから、是非、声に出して読まれる時は、子供さんを自分が守るんじゃあ〜〜〜〜ッの迫力で、声を出してみて下さい
    子供さん、喜びます
    私は、いつも彼に大声を出されて不快な気持ちになることが多かったので、自分が大きな声を出すことに抵抗がありました
    しかし、この本を読んで大声を出すと、すごくスッキリして、久し振りに爽快感を味わうことができました
    読まれる時は、是非、日頃の鬱憤を晴らすためにも、クライマックスのお母さんかばの迫力あるページは、大音量で、
    「グァオ、ヒッポ!グァオ、わに!」
    と、吠えてみて下さい。
    スッキリします
     
    「バムとケロのさむいあさ」は、童話館さんの月に一度届く絵本とは、別に購入した絵本です
    子供が小児科の待合室で見つけて、繰り返し繰り返し読むことをせがみ、図書館でも借りて読んだのですが、毎日何度も読んで読んで、と言うので
    そんなに好きなら・・・と、返却期限も迫っていたので、思い切って買ってしまいました。
    この絵本は、シリーズ化されています。
    「バムとケロのにひようび」
    「バムとケロのそらのたび」
    「バムとケロのさむいあさ」
    「バムとケロのおかいもの」
    どの絵本もお勧めです
    バムをお母さん、もしくはお父さんの立場、ケロを子供さんに当てはめると、育児中の方はさらに楽しんで読んで頂けるような気がします。
    我が家でも、ケロちゃんの行動が、子供にそっくりなところがあり
    笑うやら、腹が立つやら、ハラハラするやら、心からバムに同情したり、バム偉いなあと感心したり。
    それでも、ケロちゃんの可愛さには叶わないなあ・・・と思います
    子供は、ケロちゃんが大好きです。
    「バムとケロのさむいあさ」は、家の裏にある池に遊びに行き、そこで凍り付いて困っているアヒルを助けるお話なのですが、インテリアやファッション、小物に至るまで可愛くて面白くて楽しめます
    小さなキャラクターが、絵の中で、自分の物語を勝手に勧めているので、それを探して楽しむのも素敵です
    ケロちゃんの行動が、あるある、こんなことやるよ・・・という、子供特有のものばかりで。
    仕草までそっくりで、大笑いしてしまいます
    私は、アヒルのカイちゃんがいなくなったと思い、うずくまって泣くケロちゃんのポーズが、子供と全くそっくりで、笑うやら切なくなるやら・・・このケロちゃんが、一番のストライクでした
     
    子供の読み聞かせをしていると、子供に良い絵本は、大人にも良いんだな・・・・と、気付きます。
    子供さんのためだけでなく、ご自分のためにも、絵本のページを開いて、声に出して読んでみて下さい。
    結構、効果があります
    あ、でも・・・。
    夫にムシャクシャした少し前のある日
    彼が仕事、子供が保育所に行き、一人になった時。
    「ちいさなヒッポ」をボソボソ読み始めて
    段々感情移入してしまい、どでかい声で、
    「グワォ、ヒッポ!グワォ、ワニーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!
    と、絶叫してしまい。
    (いやはや、イメージ的には私がゴジラで、彼がメカゴジラで。噛み付いてブンブン振り回してるような気分になっちゃったんですね
    「ひっ!!な、なんですか?
    と、ガスの使用量のお知らせ(請求書)をドアのポストに入れて下さった方を驚かしてしまいました・・・
    「す、すみません!!子供の絵本の読み聞かせの練習していました!!」
    と、慌てて顔を出して謝りましたが・・・女性の冷たい視線・・・痛かったです(当たり前・・・
    でも、それくらい弾けると、子供は喜んで聞いてくれるんですよね
    人を脅かさない程度に、私は今も、子供に声を張り上げて読んでいます。 
     

    私が、DVに遭っていることを知った友達が、わざわざ会いに来てくれたことがあります
    彼女は、
    「何も気付かないで、ごめんね」
    と、涙ながらに抱き締めてくれました。
    彼女には、今まで十分いっぱい助けてもらっていました。
    話し相手になってもらうことはもちろん、彼との間のことでしんどいなあ・・・という時は、以心伝心のように、ふいに現れて、いつでも私を色々なところへ連れ出してくれました。
    だから、彼女が謝ると申し訳なくて、私はどうしたらよいのか戸惑いました。
    しかし、彼女の温かさに、戸惑いは消えていきました。
    こんなに心配してくれているんだなあ・・・・。
    有難いなあ・・・。
    それなのに、私、危うく、こんなに思ってくれてる優しい友達を置いて、死のうとしたんだ・・・。
    そう気付いた時、ゾッと、しました
    本当に、死ななくて良かった。
    幸運が重なっただけとはいえ、生きていて良かった、彼女を苦しめなることをしなくて良かったと思いました。
    そして、人が自分を思いやってくれる温かさに、涙が出ました。
    周囲に、DVのことを理解してもらうことは諦めていました
    自分の心のケアのことも、プロの方にアドバイスは求めることはできても、自分で癒すしかないんだ・・・と、決意していました
    私の両親にも、孫である子供を愛して支えて下さるだけで十分、私の気持ちを分かって欲しい何て、望んではいけないと思っていました
    自分で頑張らなくちゃって、言い聞かせていました
    だから、友達が私のために涙を流してくれた時・・・すごくすごく嬉しかったです
    今も、キーボード叩きながら、泣いてしまっていますが(笑)
    誰かが、自分のこと、思ってくれるのって、嬉しいですね
    すごくすごく贅沢なことだけど、すごくすごく幸せですね
    子供と見たNHKの番組で、歌が流れました。
    八木重吉さんの詩に曲を付けたものでした。
     
     
    心よ 
     
    こころよ
    では いっておいで
     
    しかし
    また もどっておいでね
     
    やっぱり
    ここが いいのだに
     
    こころよ
    では 行っておいで

    <八木重吉詩集(愛蔵版)・著作者 八木重吉 編者 鈴木亨 発行所 株式会社白凰社 1969年発行>より
     
    出かけた こころが、 戻ったような気がしました。
    生かして下さった出会いと、優しい友達に、心から感謝します
    読んで下さる皆様、いつもいつもありがとうございます







     



    DVに巻き込まれた子供にしてあげられること

    • 2009.07.30 Thursday
    • 11:56

    私は、恥ずかしながら、DVと気付いてからも・・・子供には影響はないと勘違いしていました
    彼がDV行為をしていたのは、子供が寝静まってからか、子供が不在の時ばかりだったからです。
    けれども、子供は何かを察知していました。
    お父さんに怯え、二人きりになるのを嫌がりました。
    子供の口癖は、
    「おかあさんがいい」
    「おかあさんもいっしょ」
    でした。
    小さいから、そういうものなのかな?と思っていましたが、今思うと母親を慕う気持ちだけではなかったのだと思います
    朝起きて、しょんぼりしているように見えるのに、無理に笑うお母さん。
    前日までイライラしていたお父さんは、とてもニコニコして優しい。
    お母さんはしょんぼりしているのに、お父さんはニコニコしているの。
    お父さんはニコニコしているのに、お母さんはしょんぼりしているの。
    ドキドキするような、心に暗い雲がかかるような気持ち。
    何か分からないけど、何かが起きているの?
    子供は、不安で見えない恐怖を感じていたのだと思います。
    二度目の短期別居の時。
    子供は、とても激しい癇癪を起こしました。
    私はどうしてよいやら分からず、一緒に泣くことしかできませんでした。
    「DV・虐待にさらされた子どものトラウマを癒す お母さんと支援者のためのガイド」ランディ・バンクロフト著 白川美也子・山崎知克(監訳) 阿部尚美・白倉三紀子(訳)
    この時期に、むさぼり読んだ本です
    DVに子供を巻き込んでしまったと知った私は、どうしたら子供を癒すことができるのか。
    切実に悩みました
    苦しみました。
    絶望さえ感じました。
    自分自身も、残された力がない気がしていたからです
    実際、あの時の私自身、ロールプレングゲームに例えれば、ヒットポイントゼロに近い状態だったでしょう。
    子供に愛の魔法をかける、マジックポイントもゼロだったと思います。
    自分を責めました
    子供をDV行為に巻き込んでしまった自分
    父親と引き離してしまった自分
    そして、今泣き叫ぶ我が子に何もしてやれない自分
    しかし、子供には大きな救いが残されているのですよ・・・と、本は伝えてくれました。
    お母さんが、いる。
    生きて、そばに、お母さんが、いる。
    そのことだけで、まずいいのです。
    だから、子供は安心して、癇癪を起こすのです
    恐怖や怒りを吐き出して大丈夫なのだと、安心したからこそ、今、ぶつけているのです。
    これは、正常で当然で、良好な親子関係が、あなたと子供の間で形成されている証です。
    そう、本は教えてくれました
    泣きました。
    絶望ではなく、希望の涙でした
    私がいるだけで、子供にしてあげられていることがあるのだと、救われました。
    子供が癇癪を起こしたら、目線を同じにして、そばにいるようにしました。
    投げたりして怪我をしそうなものは遠ざけて、殴りかかってきた時だけ、
    「殴ってはいけないよ。お母さん、痛いよ」
    と、優しく止めました
    抱き締めて欲しがった時は、抱き締めました。
    抱かれるのを嫌がる時は、無理に抱くのをやめました。
    泣き叫ぶ子供の声に耳を傾け、怖がっているのか、怒りを訴えているのか、悲しいのか。
    その気持ちを受け止めるように努めました
    「怒っているみたいだね。どうしたらいいのか、分からないくらい、怒っているんだ」
    そう口に出すと、100%、
    「うるさい!!だまれ!!」
    と、怒鳴り返されましたが
    子供は、気持ちをお母さんが分かったくれたと思ってくれたのでしょうか。
    そのうち、泣きじゃくりおとなしくなり、私に縋り付いて、
    「おかあさぁーーーーんっ!!」
    と、泣き崩れました。
    私は、ひたすら抱き締めて、頭を撫でて、
    「大好きだよ、とっても大好き。大切な大切な○○(子供の名前)」
    「もう、大丈夫。私達は、大丈夫だからね」
    と繰り返し、なるたけ優しい声で言いました
    この世で一番尊い宝を腕に抱き締めている気持ちで、心を込めて言いました
    そして、自分のため、子供を受け止めるために、DV専門カウンセリングを受けることにもしました
    母親のそばで、馬鹿にされる心配をすることなく、思い切り泣くことができる。
    そのことが、ゆっくりであっても、とても大きな癒しを子供にもたらすことができるのだと、教えてもらいました。
    そして、もう一つ。
    お母さんも泣いていいんだな・・・と、気付きました
    泣いてスッキリして、その後笑顔が戻れば、子供は安心します。
    本当に、癇癪が起きている時間は辛く、永遠にこの時間が続くような絶望を容易く感じてしまうのですが・・・必ず、治まる時がきます
    それでも辛い時は、我慢せずに、助けを求めて下さい
    DV専門カウンセラー、DV専門相談窓口、児童相談所、子供相談窓口、福祉相談、まだまだいっぱい。
    親子の心身を守るため、命を守るため、遠慮せずに声を発して下さい
    本の中で、私が感動した言葉を最後に紹介します。
    「よい親になることは人として最も大変な仕事の1つです。
     あなたが母親であるというだけで知的な、くたびれる、重要な仕事をしているのです」(P.288、10行目)
    DVとは関係のないお母様も、みんな同じお仕事をしています。
    そこに在るだけで、すごいことなのです。
    絶望を感じる時でも、すぐ近くにちゃんと希望の芽が生えていることを・・・子供は教えてくれました
    そして、その希望の芽は、子供のいないご夫婦であっても、在るのです
    ご自分自身の中に
    諦めないで、どうか、人生を取り戻して下さい。
    少しずつでいいですから。
    心の力を取り戻していきましょう



    子供も気付いているのです・・・DVは、隠せない

    • 2009.10.19 Monday
    • 11:18
    評価:
    ロイス レンスキー
    童話館出版
    ¥ 1,365
    (2004-09)
    コメント:とても可愛いご家族のイラストに、心和みます。スモールさんは、おとうさんになっても素敵でした♪皆で一緒に何かしている家族って、いいなあ・・・と、純粋に思いました。

    最近、離婚報道された芸能人の方が、離婚理由を自らの、
    「言葉の暴力」
    と、表現されておりました
    仕事のストレスの吐け口を奥様に向けて、ずっと苦しめてしまった・・・と。
    モラルハラスメント、つまり、精神的DVなんだろうなあ・・・と、思いました
    ストレスの吐け口にされた奥様は、どんなに辛く、悲しい思いをされたのだろう・・・と、胸が苦しくなりました
    子供さんを置いてまで、家にいられない状態までに、追い詰められた・・・
    しかし、その孤独と壮絶なまでの辛苦を理解されることは・・・難しいのでしょうね
    「子供達も落ち着いたので、発表することにしました」
    と、芸能人の方は言われました。
    自分が天涯孤独の身だからこそ、子供はどうしても手放したくないと思い、奥さんが戻ってきてくれることを願い、今は、待ちます・・・と。
    しかし、その大事な子供さんは・・・DVを目撃してしまい、戦場のような雰囲気を感じ取り、影響を受けてしまっているのです
    テレビの世界の方のお話ですが、他人事ではないな・・・と、思いました

    私の夫は、喧嘩の絶えないご両親を見て育ち、それが嫌で悲しくて。
    いつも逃避し、無関心を装い、思春期は、友達の家に泊まり、とことん避けていたそうです。
    だからこそ、自分がもしも夫婦となり、家族を持ったら。
    喧嘩をしない、穏やかで笑顔の絶えない家庭を築こう、子供に辛い悲しい思いをさせない家庭にしようと、強く強く思ったそうです
    しかし、実際に結婚して、生活環境の違う個人が一緒になり。
    また、それぞれの個性がぶつかり合うわけですから、どうしても深いコミュニケーションが必要になってきます。
    喧嘩ではない、話し合いです。
    まあ、そこから喧嘩になることもあるかも知れませんが。
    しかし、彼は、ずっと、人と向き合うこと、深く話し合うこと・・・つまり、気持ちを話し、意見を交換する、相手の気持ちも聞く・・・から、いつも逃げてきた人でした
    物凄く、苦手だったのです
    しかも、彼の誤りは。
    彼がそういうことを苦手だと、私が既に知っていて、それでも共に歩く人生を選択していること。
    苦手であるからこそ、彼には必要なことだと思い、少しずつでもそういう関係を築いていこうと決意していることを。
    信じられなかったことです。

    彼は、今でも、言います
    「奥さんが何処かへ行ってしまう、俺のことを嫌って遠ざかってしまう、見捨てられる心配が消えない」

    彼が、その言葉を繰り返す度。
    私は、
    「ああ・・・信じられていないのだな・・・」
    と、心に冷たいものが広がります
    それでも、彼とまだ離婚しようとしないのは、正直に申しますと、子供のことが一番大きいです

    子供は、家族三人がいいと、まだ切望しています。
    週末、彼が暗い表情をしていた間も、必死に明るく振舞い、お父さんの笑顔を取り戻そうとしていた子供でした。
    彼から、暗さが消え、優しいお父さんになった、日曜日の夜。
    子供は、寝かしつけの時、泣き出しました。
    「おとうさん・・・・どこかに・・・いっちゃう・・・?もう・・・あえない・・・?」
    子供にも、DVサイクルは組み込まれています
    お父さんが、段々暗い表情になる(子供の表現では”怖い顔”お母さんが、情緒不安定になる(私が我慢し切れず、泣き出したり、震えたりしてしまう・不安症やPTSDの発作夜、自分が寝ている間に、何かあり、お父さんの表情が明るくなる優しいお父さんになり、いっぱい楽しく遊んでくれる安心して、心配していたこと、不安に感じていたことが、涙と一緒に出てくる。
    そして、今までの繰り返しから、サイクルの爆発の後は、お父さんから遠ざかっていたことを知っています
    だからこそ、別居している今は、もう二度とお父さんに会えない事態になるのかと、心配になったのです
    子供が、一番心配していることは、お父さんともう一緒に暮らせないことです。
    そして、お母さんの病気がひどくなり、自分の前から消えてしまうことです。
    4歳の子供が、抱えている不安は、こんなに残酷で恐ろしいものなのです

    子供からしてみれば、お母さんは叱ることはあるけど、怖いオーラは出しません。
    大好きと愛してくれます。
    しかし病気があるために、十分な遊び相手は出来ないし、外出も難しいことがあります。
    お母さんは、色々な人に助けてもらい、寂しくないようにってしてくれるけど・・・。
    お母さんが寝込んでしまうと、もう二度と起き上がらないのではないかと、心配で不安でいつも泣けてきます。
    お父さんは、いつも元気です。
    居眠りされちゃうこともあるけど、何処にでも連れて行ってくれるし、一緒におやつも食べてくれるし、明るい時のお父さんは、大好き。
    それでも、お母さんが一緒にいないと、とても心配で不安な時もある
    怖い顔のお父さんの時は、絶対に、お母さんもいないと、イヤ
    お母さんがいれば、大丈夫。
    お母さんが、お父さんに「メッ!」って怒ってくれるし、「大丈夫だよ」って、ギュッとしてくれると、本当に大丈夫だって、思うから。
    でも・・・お父さんを怖いって・・・思ったり、言っちゃうと・・・
    お父さんと・・・もう、暮らせなくなっちゃう・・・
    そう思うと、やっぱり涙が出て来て、どうしたらいいのか分からなくなる
    お父さんが怖いお父さんにならないようになって。
    お母さんの病気が治れば、一番いいのにな。
    そうしたら、また、みんなで暮らせるのに・・・。

    これが、朝食の時の、私と子供の会話です。
    今、子供が一番のお気に入りの絵本は、
    「スモールさんはおとうさん」
    です
    毎晩、読んで読んでと、せがみます。
    「すもーるさんを、おとうさんのなまえにして、よんで
    と、希望します。
    私は、心を込めて読みます
    ヒゲを剃る、おとうさん。
    お仕事に行く、おとうさん。
    洗濯を手伝う、おとうさん。
    お母さんの好きな絵を飾る、お父さん。
    家の修理をする、お父さん。
    草刈をする、お父さん。
    畑仕事をする、お父さん。
    買出しをする、お父さん。
    食事の支度を手伝う、お父さん。
    絵本を読み聞かせする、お父さん。
    子供は、幸せそうに微笑みながら、眠りにつきます

    「親」ってだけで・・・こんなに愛されているのに
    何が不満に感じることがあるのでしょうか
    何を求めるものがあるのでしょうか
    特権意識よりも、ずっと、かけがえのない愛が・・・そこに在るのです
    こっちの方が、ずっと、ふんわりして、いい匂いがして、あったかくて、気持ちいいのに

    私のイメージの特権意識は、ガチガチの硬さで、色は黒茶や灰色の混じった超まずそうな色で、カビも少し生えていて、食べると口が痺れるような苦さと酸味があり、ものすごぉーく気分が悪くなる食べ物です
    しかし、昔から大切にされていた食べ物で、特別なものだから、どんなに不味くても、気分が悪くなっても、我慢して食べている人もいるし
    「昔からある、特別なもの」と、いうだけで、物凄く美味しく感じてしまう人もいます
    それは、それで。
    その方々の自由ですが。
    無理やり食わされることは、もう勘弁です。
    誰に対しても、そんなことは要求しては、アカンのです。

    私が、食べたいものは、いい香りがして、食べると心の中がポカポカと温かくなる、そんな食べ物です
    子供にも、そういうものをいっぱい、心に食べさせてやりたいと思うのです














    悩みドコロその1 DVが生じた親子関係

    • 2009.12.01 Tuesday
    • 00:01

    まだ男性が恐いですが、ようやく落ち着いてきました
    彼と離れている分、落ち着くのが早いのかも知れないと感じます
    薬も今のモノが合っているとか、私自身が回復してきているとか、発作に順応してきているとか、そういうこともあるのかも知れませんが・・・。
    一番の大きなポイントは、彼と別居できている点だと確信しております
    やはり、DV被害に遭った場合、DV加害者と離れるということは、とても必要な療養の第一ポイントなのだな・・・と、実感しています
    それでも、そのことに気付くまでに時間が掛かりましたし、そのことを可能にするまでにも、時間はもちろんのこと、心身のエネルギーをとてもとても使いました
    本当に難しく、様々なことが執拗にからんでくる問題が、DVなのだな・・・と、思います

    今回は、少し落ち着いて振り返ることが出来るようになってきた、彼と子供の関係について書きたいと思います
    私の場合は、短い別居を繰り返し、最後に長い別居に突入しました
    私を別居に踏み切らせた理由は、彼の子供へのDV行為でした。
    幼児虐待です。
    車中で子供と二人きりの時、大声で喚き散らし、子供の目の前で物凄い癇癪を起こし、子供が恐がることを承知で、
    「俺のいうコトが何で聞けないんだッ!!」
    と、態度で伝え、言いなりにさせようとしたり。
    子供が挨拶をしても、暗い目つきで睨むだけで、無視をし続けたり。
    そういうことがあり、私は、彼と離れようと思いました
    でなければ、子供の心が守れないと思ったからです

    しかし、別居して、一番困ったことは、とても矛盾しているような結果なのですが・・・父を慕う幼い我が子の嘆き、悲しみでした
    助けを求めるようにむさぼり読んだ本には、DV行為をする大人が離れ、安全だ・・・と感じた時、激しい癇癪が起きることは、正常な反応だと書いてありました。
    子供の癇癪は、物凄く激しかったです
    こんなに不安や恐怖を抱えていたの?と、言葉を失い、私が驚きで震える程に、激しいものでした
    きっと、その通り、それだけ不安や恐怖を抱えていたのだと思います
    それでも、子供は不安や恐怖を与えた存在であろう父親を求めて、毎晩泣きました。
    「おとうさんに、あいたい・・・もう、あえないの・・・?あいたいよぉ・・・あえないのは、いやだよぉ・・・」
    私は、そのやりとりに疲れ果て、一度は別居を解消したこともあります

    我が子の場合は、お父さんを慕う気持ちは、純粋に親を慕う気持ちと
    虐待を受けたからこそ、自分が倍、お父さんを愛せば、お父さんもいつかきっと自分を愛してくれる・・・という、泣けるような切実な思いも、あるように感じます
    また、自分がお父さんを見捨ててしまったら、お母さんが見切りをつけて二度と、お父さんに会えなくなるかも知れないと、考えてもいたようです
    彼が、子供にDV行為をして、そのことが発端となり、私が決意して別居というパターンなので、子供は自分が原因と思い込み、自分が三人で暮らすための鍵を握っていると信じ。
    お父さんと仲良くしよう。
    お母さんを心配させないようになろう。
    自分が、頑張ろう。
    そこまで考えて思い、過ごしていたであろう時期がありました
    当時、3歳から4歳の時期でありましたから、まさか・・・そこまでは思っていないだろうと、感想を抱かれる方がみえても当然です
    何故、私がそのことに気付いたのか
    それは、子供から聞いたからです

    当時の私は、子供にどうしてやればいいのか、分かりませんでした
    安全と、これ以上、心身のダメージを防ぐために別居したはいいけれども、子供は癇癪を繰り返し、夜になれば父親を慕って泣き、じゃあ・・・と言って、週末お父さんと会うと、半日ともたず
    「さんにんが、いい。さんにんが、いい。おかあさんも、いっしょにおでかけ」
    と、私から離れなくなり
    当時の私は、彼と会うのが辛かったので、正直、
    「え〜〜〜〜〜〜〜〜どいや
    が、真っ直ぐな感想でしたが
    きっと、ずっと三人で行動してきたから、家族三人がいいんだろうな・・・と思い、子供のためにと、外出にお付き合いしておりました
    で、お父さんとバイバイした翌日。
    決まって、グズグズ泣き虫の超甘えん坊なのです
    トイレに一人で行けるはずの子が、おもらしをしたり(一日一度くらいあるかないかの子が、一日に五回以上おもらししてしまう)
    食欲が落ちたり(おやつさえ、食べなくてビックリ
    幼稚園に行きたくないと泣いたり(いつもは、バニューンと飛ぶように出掛けるのに)
    極めつけは、私の姿がないと、探して泣くことです
    まるで、乳幼児がお母さんをハイハイしながら後追いするような感じで、とにかく、
    「おかあさん、おかあさん、おかあさん」
    と、縋り、甘え、涙目で私に張り付いたまま動きません
    お父さんに会いたいと激しく、泣き
    お父さんに会わせれば、その後の甘えやおもらし、尋常でないような子供から漂う雰囲気
    その当時・・・私は、自分を責めることしか出来ませんでした
    私が中途半端な選択をして、思い切らないから、子供が苦しむのだ・・・。
    私は、子供をも犠牲にしているというのに、未だ自分に負け続けているのだ・・・。
    離婚に踏み切れないのは、まだ、彼に依存しようとしていることと同じなのだ・・・何て母親だろう・・・。
    何て残酷でひどい母親なんだろう・・・と、自分を責め呪い、のた打ち回るような苦悩を感じました

    そんな時。
    私に出来たたった一つのことは、本に書いてあったことを試してみることだけでした
    それは、
    「子供の話をよく聴く」
    と、いうことです。
    「お母さん、〇〇のこと大好きだよ。だから、〇〇のお話し聞きたいな。
     お母さんに、お話ししたいこと、ある?もしも、あったら、教えてくれると嬉しいな」
    「・・・・・・・」
    私の腕の中で、じっと黙っていた子供が、ポツリと呟きました。
    「・・・おとうさん・・・こわい・・・」
    ここで、
    「そうだよねえ、やっぱりおかしいと思ったお父さん、まだ暗い顔して威圧かける時あるもんねDV加害者更正教育プログラム受けているんだから、もう少し成長しようよって、言いたいけど、まだ途中だし、言えばまた暗い顔して睨まれるから、お母さんも嫌なのよもう、週末も来るなッって、言ってやるから安心しなッ
    と、拳振り上げて絶叫したくなりましたが・・・堪えました
    何故なら、
    「子供の話をよく聴く」
    ことが大事だからです
    「そうかあ・・・お父さん、恐いんだ・・・」
    私は、子供の言葉をなるべく優しい響きで、繰り返しました。
    「・・・でも・・・おとうさんに・・・あいたい・・・」
    「そうかあ・・・それでも、お父さんに会いたいんだ」
    私は、子供の顔を覗き込んで、聞きました。
    「聞いていいかな?お父さん、好き?」
    「・・・すき・・・でも、こわいおとうさんは・・・いや・・・」
    「そうだよねえ。お母さんも、恐いお父さん、嫌だもんなあ」
    「・・・でも・・・」
    「ん?」
    「・・・いやがると・・・おとうさん・・・こなくなるから・・・」
    ピン!と、来ました。
    私は、焦る気持ちを抑え、子供を優しく抱き締めながら聞きました。
    「〇〇は、お父さんを恐いと自分が思ったり、口にしたら、お父さんともう会えないと思っているの?」
    「・・・・うん・・・」
    コレだ、ココが肝心だ!と、思いました。
    本をむさぼり読んで頭に入っていたことと、脳味噌の中でカチリとピースが合わさった感じがしました。
    驚くべきことに、たった3歳の子供が、父親を愛するが故に自己犠牲行為を行っていたのです。
    しかし、その行為は自己犠牲だけでなく、子供自身の切望や愛情も込められたものであったということが、また涙を誘いました。
    私は、子供を強く抱き締めました
    「よく話してくれたね、ありがとう。本当にありがとう。
     お父さんはね、恐いお父さんにならない勉強をしているんだよ。だから、〇〇が、お父さんを正直に恐いと感じたら、それを教えてくれると、お父さんもお母さんも嬉しい。お父さんの勉強に役立つからね。
     お父さんに、どうしても会いたい?これからも」
    「・・・うん」
    子供は、私の目を見て、力強く頷きました。
    「じゃあ、約束してくれる?どんな小さいことでも、お父さんを恐いと思ったら、すぐにお母さんに教えて。物凄く恐いと思ったら、お母さんのところへ飛んで来ること。それで、ちゃんと伝えてくれること。
    〇〇が言ったからって、お父さんと会えなくなることはないから、大丈夫」
    「・・・ほんとうに?・・・おとうさん、いなくならない?」
    「大丈夫。いなくならない」
    「・・・おとうさん、でていったのは、どうして?」
    「お母さんが、恐いお父さんが・・・どうしても恐くてね。涙が止まらなくなっちゃったの。そうしたら、お父さんが、離れてくれたの。
    お母さんの病気が治って、お父さんが恐いお父さんにならないようになったら、また一緒に住めるかも知れない。でも、お父さんが恐いままなら、どうかなあ。お母さんも、先のことは分からないんだ」
    「・・・おとうさんには、あえるの?」
    「うん。週末、必ず来てくれるよ。恐いけど、会える?大丈夫?」
    「うん。だいじょうぶ」
    「恐い時、必ず言える?約束できる?」
    「うん、やくそくする」
    「お母さんに、何かしてあげられることって、ある?」
    「・・・あのね、おでかけは、みないっしょがいいの。おとうさんと、おかあさんの、まんなかで、てをつなぎたいから・・・」
    「分かった。じゃあ、〇〇が、”お母さんも一緒”という時は、必ず私も参ります。約束する」
    「やくそく」
    この時の指切りをした時の、子供の笑顔は、しばらくぶりに見た、満面の笑みでした
    この会話と指きりの約束をした日から、見違えるように、子供の癇癪は治まり始めました
    また、お父さんと会った日の翌日のおもらしも減り、後追いもしなくなりました

    今でも、色々なことがあり、悩み、落ち込んだり、自責感に囚われて
    どうしよう・・・という時は、あります
    しかし、子供のことに関しては、どうしても答えが出ない時は、
    「子供の話をよく聴くこと」
    「何か手助けできることはないか、こちらから尋ねてみる」
    に二点を心掛けています
    そうして実行してみると、解決したり、展望がスッキリしたり、母子共に情緒が安定することが多いです

    本当に悩みドコロが多いのが、辛いですよね・・・DV
    もちろん、悩みの多さも深刻さもDVに限らないのですが・・・関係性の在るものだからこそ、答えが中々見えなくて・・・八方塞がりになり、辛くて辛くてたまらなくなる特徴が、DVには在ると思います
    悩みの向こうに、が在ると信じて、生きていくしかないのですが。
    それがどうにも辛い時もあります
    それでも、最近の子供を見ていると、何とか乗り越えてきて良かったなあ・・・と、思うのです。
    笑顔が増えて、お父さんに対して、嫌なものは嫌と言えるようになってきました。
    しんどい人生の旅ではありますが、ゆっくりゆっくり、生きることを諦めずにいきたいと思います。

    今日も読んで下さり、ありがとうございました
    皆様の心身の健やかさが、守られることを・・・今夜も切に願います















    悩みドコロその1の続き DVが生じた親子関係

    • 2009.12.01 Tuesday
    • 23:19

    前回、書き忘れたことがあったので、続きです

    DVが生じた家庭においては、子供は大きな不安と恐怖を抱くようになります
    我が子の場合は、家族がバラバラになるかも知れないという不安と
    何か怖いことが起きているのに、それが何なのか、ハッキリと分からないという恐怖があったようです
    暗い顔して、うつろな目をしたまま、無口になり、座ったまま人形のように動かなくなるお父さんと。
    そのお父さんに一生懸命、語りかけ、最後はヒステリックに叫び、そのまま泣き崩れるお母さん。
    DV加害者更正教育プログラムを受講するようになってからは、
    申し訳なさそうな表情で、瞬きを繰り返し、無口のまま、お母さんを見つめるお父さんと。
    そんなお父さんから、泣きながら這い蹲って逃げ回るお母さん。
    両親の間で起きていることが何か
    それは、まだ言葉にすることは・・・とても難しいことです
    お父さんは、何か言いたそうに、そこにいて。
    お母さんは、怯えて、何処かへ逃げたそうに、そこにいて。
    じゃあ、子供はどうすればいいのでしょうか
    お母さんの代わりに、お父さんの言いたいことが何か、察してあげることでしょうか
    それとも、お父さんにお母さんに優しくしてあげて・・・と、頼むことでしょうか
    どちらも、してはいけないし、やらせてはいけないことだと思います

    私は、彼が、DV加害者更正教育プログラムで習ったタイム(自分自身の怒りのサインを感じたら、外へ出て頭を冷やす)を取った方がいい様子なのに、頑なにタイムを拒否した時
    子供が起きている時は、子供を連れて外へ出ました
    子供を巻き込むことを避けたかったことと、自分が取り乱している様子を見せることが辛かったからです
    怖いことが起きようとしている・・・ということは、子供にも分かります
    だから、怖いことから、まず離しました
    彼の特権意識を強固なものにするための虐待を受ける義務は、子供にも、私にも、ないのですから
    離れるのが、一番です

    しかし、こういうことが繰り返されると、私も子供も、精神的な疲労がたまっていきます
    私は、まず、子供が安心して過ごせる居場所を作ろうと思いました
    子供だけの大事なスペースを作ることにしたのです
    もちろん、おじいちゃんやおばあちゃんの家は、大事な居場所でありますが、子供が一番過ごすトコロは、我が家です。
    アパートのリビングの角に、子供専用の机を置き、子供のスペースと分かるように、マットを敷きました。
    取り出しやすい位置に、絵本もおもちゃも並べ、子供が作った作品を飾りました。
    キョトンとする子供に、
    「ここが、今日から、君のお部屋。壁はないけど、君のもの」
    と、伝えました。
    子供の目が、輝きました
    どんなに狭かろうが、自分だけのスペースを与えられるということが、子供には、とても元気の湧くことだったのです。
    茶碗も、お椀も、箸も、コップも、必ず、子供専用のものを用意しました。
    お店に行き、予算内の商品の中から、子供に選んでもらいました。
    すると、見る見る表情が輝き、使う時、いつまでもその品を眺めているのです
    ある時、うっかりして、子供のコップを夫が使ってしまった時がありました。
    「それ、おとうさんのじゃないよ!」
    子供が、ハッキリと口にして言いました。
    目に涙をためて、怒っていました。
    「ごめん、ごめん。うっかり使っちゃって。ごめんね」
    「ちゃんとあらって、かえして!だいじなんだぞ!」
    子供は、ポロポロと涙を流し、私にしがみつき、泣きました
    彼は、コップ一つで大袈裟な・・・と、思ったようでした
    しかし、コップ一つでも、子供の大事な持ち物なのです。
    彼は、家長である自分は、家にあるものは何でも使用していいと思っているトコロがありました
    (最近は、気をつけているそうです、本人がそう申しておりました
    ですから、私のマグカップを使用した時もありましたし、私の茶碗で御飯を食べたり、私の本を了承も得ないまま読んでいたりしました
    ですから、
    ”うっかり使っちゃって”
    なのです
    ”うっかり間違っちゃって
    では、ないのでした
    私や子供のモノは、彼のモノであり、黙って使用してOKという感覚だったのです
    (最近は、そんな感覚ではありません!と、本人は申しておりました
    ですから、この時の子供の嘆きは、私には・・・とてもよく分かりました
    部屋の隅に作られた小さなスペースが。
    おもちゃや絵本が。
    専用の食器が。
    子供にとって・・・自分は尊重されているという証だったのです。
    「ここにいていいんだよ、ここにいて欲しいんだよ、君が大好きだよ」
    という、メッセージにつながっていたのです。

    DV加害者更正教育プログラムを受講していく中で、今までのDV行為を反省し、私に謝罪を伝えた彼に
    私は、子供にも、きちんと伝えて欲しいと言いました
    彼は、子供の目を見て謝罪し、
    「お父さんが、悪かった。ごめんなさい。怖い思いさせて、嫌な思いさせて、ごめんなさい」
    深々と頭を下げました
    子供は怖い顔をして、いきなり、彼の頭を叩きました
    「おとうさんの・・・ばかぁ〜〜〜〜〜ッ
    その後は、大泣きでした。
    「おとうさんがこわくなるの・・・いやだったんだからぁ〜〜〜ッおとうさんのばか、ばか、ばか
    泣き叫ぶ子供を、彼は泣きながら抱き締め、言っていました
    「ごめんね、本当にごめんね。お父さん、頑張るから。二度と、怖い思いさせないようになるから。
     だから、悪いのは全部お父さん何だからね。〇〇は、何にも悪くないんだよ。
     ここにいて、いいんだよ。ここにいて欲しいんだよ。お父さんは、〇〇が大好きなんだ」
    子供の情緒安定の波が、穏やかになったのは、この彼の言葉も大きかったと思います

    それでも、
    「二度と怖い思いさせないようになるから」
    って。
    それからも、したから、別居になったんですけどね
    ハッハッハッ

    今日も読んで下さり、ありがとうございました
    皆様の元に、少しでも心地よい眠りが訪れますように・・・心からお祈り申し上げます



    子供への関わり DVが生じた家庭で・・・

    • 2010.02.03 Wednesday
    • 12:57
    ベランダのローズマリーが害虫にもめげず、元気に育っております
    嬉しいです

    今日は、DVが生じた場合の家庭で、子供とどのように関わっていったらいいのか・・・書いていきたいと思います
    アドラー心理学アドラー博士は、この世界でたった一人でも、自分の気持ちを理解してくれる、共感してくれる存在が在れば、人は世界を信頼し、生きる勇気を持つことが出来ると、言われております。
    どんな困難な問題にぶつかろうとも、どんな辛い目に遭おうとも、倒れても立ち上がる力を失わずに、生きていけるのだ、と。
    大人も、もちろんですが
    それは、子供も、同じなのです

    DVが生じた家庭において、子供が、
    「私は私で、いいんだ」
    「僕は、僕で許されているんだ」
    「俺は、俺のままで愛されているんだ」
    と、感じることは、難しいです
    何故ならば、常に支配的な加害者から、「箱」に入ることを要求されるからです
    「手の掛からない、親を困らせない、いい子」であること。
    「親の言うことを聞く、聞き分けの良い子」であること。
    「強くたくましい男の子」であること。
    「おとなしく可愛らしい女の子」であること。
    「泣くことを堪える、我慢強い子」であること。
    「躾の行き届いた、お行儀の良い子」であること。
    「”よく出来た子供さんね”と、他人から褒められる子」であること。
    「”立派に躾けて、育ていてエライなあ”と、他人から親が賞賛される子」であること。
    この場合、注目しているのは、子供自身にではありません
    親が、他者からどう見られるか?という、その一点だけです
    「いやいや、それが、子供のためです。
    子供が大きくなって、恥をかいたら、それこそ可哀想じゃないですか」
    と、反論が生じるかも知れません。
    この”子供のため”というところが、正に「箱」です
    その”子供のため”という、「子供」は、どの「子供」なのでしょうか?
    本当に、我が子をそのまま見つめて、受け入れた「子供」でしょうか?
    「理想の子供」の幻影を重ねていないでしょうか?

    とても過酷で、大変なことですが・・・
    加害者の分も、被害者である親は、子供を受け止め、子供の心の基地でいなくてはならない・・・
    自分のことだけでも、いっぱいいっぱいなのに、そうしないといけない状況が生じます
    言葉で読むと、
    「親だから、当然じゃない?」
    って、印象を持たれる方もみえると思います。
    が、これは当事者には、とても辛いのです
    自分を生かすことで精一杯の状態でありながら、子供の分も抱え込まなくてはいけないのですから、しんどいのです
    言い換えれば、戦場の只中で、武器が飛び交う中。
    自分も負傷しながら、安全地帯が何処なのか見失ったまま、 子供を守らなくてはいけないようなものです。
    親が負傷していることは、子供も分かります
    自分がいる所は、戦場だということも、子供は分かります
    そして、攻撃している相手が、もう一人の親であることも分かっています
    子供は、不安です。
    とても心配です。
    でも、どうしてこんなことが起きてしまっているのか・・・そのことは、分かりません。
    怖いけど、悲しいけど、聞いてはいけないと感じています。
    だから、小さい胸を痛めて、一生懸命考えます。
    結論は、わたしが・・・わるいこだから?ぼくが・・・なにかしたから?
    自分を責めることに行き着いてしまいます
    子供は、親というだけで、ただただ愛します。
    小さい子であれば、尚更です。
    親というだけで、掛け値なしに愛します。
    親というだけで、全身全霊で、愛を伝えます。
    大好きな親が苦しめば、自分が悪いのだと思います
    大好きな親が傷付けば、自分が原因なのだと思います
    戦場にこれ以上被害が広がらないように、子供は、自分自身を抑制することをしようとします。
    負傷した親に心配を掛けないように、暴れる親を刺激しないように、ひっそりと自分を押し殺すことを覚えます。
    が、そのことは、子供には・・・とてもとても大きな負担が掛かります
    心が引き裂かれる程の、大きな負担です
    これから芽が出て、大きく成長し、羽ばたくはずの子供の「可能性」や「自分らしさ」を押し込めてしまうことなのですから、物凄い大変なことです
    土から芽生えた芽が、ぐんぐん伸びるのを無理やり掌で押し込めて、土に戻そうとするようなものです
    いいえ・・・もっと怖ろしいことになれば・・・
    羽根を羽ばたかせ、大空へ飛び立とうとする小鳥が・・・
    自ら地面に落ちて、羽根を折ろうとするようなものです・・・
    そんなことは、させてはいけないのです

    親が生きている・・・
    まず、そのことが、子供の何よりの喜びであり、大きな救いです。
    そして、家庭で起きていることが、子供のせいではないこと。
    このことを・・・まず、一番に伝えてあげて下さい
    「いつも心配かけて、ごめんね。それなのに、優しくしてくれて、ありがとう。
    あのね、ちゃんと伝えておきたいことがあるの。
    お母さんが泣いてしまうのも、お父さんが怖いお父さんになっちゃうのも、あなたのせいじゃないの。本当だよ。あなたは、何も悪くないの」
    加害者も、子供にとっては、大切な親です。
    無理に庇いたてする必要は全くありませんが、悪し様に罵るのではなく、
    「お母さん、お父さんに、睨まれると悲しい気持ちになるの。悪いことしていないのに、何かしちゃったかな?って、不安になる。それで、ションボリしちゃったり、涙が出ちゃったりするんだ。心配かけて、ごめんね」
    と、正直な気持ちを話してあげて下さい
    「あなたは、そういうこと、ない?怖い思い、したことある?お母さんで良かったら、話してみて」
    抱き締めて、聞いてあげて下さい
    子供さんが、ゆっくりと気持ちを話すようでしたら、
    「うん、うん、そうかあ・・・そうだったんだね。お父さんが、大きい声を出して、こわいって思ったんだね」
    と、頷きながら、話を聴いてあげて下さい
    子供さんの言葉を繰り返すことで、子供さんは、”ああ、ちゃんと聴いてくれている”と安心もします
    「話してくれて、ありがとう。いつでも、話したい時は、話してね。大好きだよ、大切だよ」
    と、ギュッと心を込めて抱き締めてあげて下さい
    もしも、
    「・・・話すことは、ないよ」
    と、言われたら、無理に聴き出そうとせずに、
    「そうかあ・・・。他に、お母さんが出来ること、あるかな?」
    と、尋ねたり
    「じゃあ、話したい時は、いつでも声を掛けてね。お母さん、必ず聴くから。教えてね」
    と、約束したりしてあげて下さい
    そして、ギュッと心を込めて抱き締めて、
    「大好きだよ、いつもありがとう」
    と、伝えてあげて下さい
    日本には、「言霊」という素敵な言葉があります。
    「大好きだよ、大切だよ、いつもありがとう」
    と、心を込めて伝えることで、子供さんの心に、”大好きで大切なあなた”、”いつも感謝しています”という言葉が、根を宿します。
    その言葉は、子供さん自身の”大好きで大切な私(僕)”という自己肯定感を育てる力となり。
    感謝の言葉は、子供さん自身の大きな勇気を育む肥料となります。
    毎日、朝起きた時でも、ご飯を食べる時でも、いってらっしゃいをする時でも、お帰りなさいをする時でも、お風呂に入った時でも、いいウンチが出た時でも、鼻水を垂らした時でも、いい笑顔を見せてくれた時でも、絵本をよみ終えた時でも、眠る前の布団の中でも。
    いつでもいいので、一日一回は、伝えてあげて下さい。
    「大好きだよ、大切だよ、いつもありがとう」

    DV被害に遭い、辛くて辛くて、子供に何もしてあげられないと、涙されているお母様も、みえると思います
    生きてみえる。
    それだけで、子供さんは、嬉しいのです。
    お母さんが、そこにいる。
    それだけで、子供さんは、救われるのです。
    抱き締めて、
    「大好きだよ、大切だよ、いつもありがとう」
    そう、伝えてあげるだけで、いいのです。
    子供さんは、それだけで、幸せになります
    生きていて良かった・・・と、思うようになります
    大丈夫ですよ
    お母さんは、そこにみえるだけで、十分なことをされているのです
    抱き締めて、心を込めて、伝えてあげて下さい
    戦場は、孤独で辛いですが、見渡せば、必ず安全地帯は見つかります。
    あなたを支援したいと思う味方も、見つかります。
    お母さんは、一人では、ありません
    あなたを大好きで、大切に思い、いつもありがとう・・・と、思う世界は、ちゃんと存在します

    加害者という立場にみえる方へ。
    ブログを読んで下さり、ありがとうございます
    戦場で目に見えない敵に怯え、闘い続けることは、本当に辛くしんどく大変で、疲労が重なることばかりだったと思います
    しかし、その戦いに巻き込まれ、負傷したのは、あなたのご家族でした
    あなたが攻撃したかった敵では、ありませんでした
    あなたが破壊したかった敵が、誰なのか、何なのか、本当に敵はいるのか・・・私には、分かりません
    しかし、あなたの攻撃で、多大なる傷を負った相手が、ご家族であることは、事実です
    パートナーの方は、もちろん。
    子供さんがみえる方は、子供さんの心の傷も思いやってあげて下さい。
    相手の立場になって考えることが難しいのならば、自分が子供さんとして、同じコトを親にされたら・・・どう感じるだろう?と、想像してみて下さい。
    パートナーの方のお気持ちを思いやることは、まだ難しいかも知れません。
    夫もそうでしたが、どうしても特権意識が邪魔をして、思いやりを持とうとしても、
    「俺だって、我慢していたんだ」
    「俺だって、頑張っていたんだ」
    と、怒りが先にわいてきてしまうかも知れません
    それでも、少しずつ、ご自分がパートナーの立場で、同じようなことを相手にされたら、どう感じるのか?考えてみて下さい。
    そして、気持ちが自然に沸いた時。
    どうかどうか、心を込めて、ご家族に、
    「大好きだよ、大切だよ、いつもありがとう、不安な思いさせて、怖い思いさせて、ごめんね」
    と、伝えてあげて下さい
    直接お会いできない方は、電話や手紙で、ご家族が怯えない形で、伝えてあげて下さい
    戦場には、希望はありません。
    戦い続ける限り、死神が喜ぶだけです。
    どうか、戦場という「箱」から抜け出されることを心からお祈り申し上げます

    今日も、読んで下さりありがとうございました
    北風が、冷たいですね
    節分です、豆まきです
    去年は、夫が子供に精神的DVをして悲惨な目に遭わせたのが、節分前でした
    周囲の反対を押し切って、短期別居を決行した時期だったように思います
    その後、私自身もDV専門のカウンセリングを受けたり。
    子供も精神科にかかり、広汎性発達障害と診断を受けたり。
    色々重なった時期だったように思います(記憶が混乱している部分があるので、このような表現で申し訳ありません・・・
    子供の幼稚園のクラス担任の先生には、そういうことをすべてお話ししていました
    先生が、
    「じゃあ、園では、お子さんが、安心して少しでも笑顔が沢山な毎日になるように・・・私も大切に大切に、見守っていきますね」
    と、言って下さり、嬉し涙がこぼれたりしました
    でも、豆まきの日に、その先生に謝られたのです
    「ごめんなさい、今日、メチャクチャ泣かせてしまいました〜〜〜ッ
    「ええっ、な、何が、あったんですか
    「豆まきの鬼が、教室に来て・・・すごく怖かったみたいで・・・
    「鬼・・・」
    「でもでも、偉かったですよちゃんと、大泣きしながらも、鬼に、豆をぶつけていましたもの
    「おお、それはすごい・・・
    「でもでも、その後、食べる豆まで投げちゃったって、また大泣きしてしまって
    「それで、どうしたんですか
    「投げた豆、拾って、食べてました
    思わず。
    泣き腫らした目の子供を抱き締めながら、先生と、大爆笑してしまいました
    子供が、必死に泣きながらも、豆を広いほおばる様子を想像すると、可愛いやら、たくましく思えて嬉しいやら・・・
    誰かが、気持ちを受け止め、支援してくれるということは、笑みを生みます
    どうか、抱え込まずに・・・諦めないで下さいね
    まだまだ寒さ、厳しい時季ですので、心身をくれぐれもご自愛下さいませ
    どうもありがとうございました


















      

     

     

    子供との関わり DVを抱えながら

    • 2010.02.12 Friday
    • 09:44

    の子供は現在、児童精神科にかかっております
    DV専門のカウセリングを私が受けた時に、カウンセラーの方に、子供も一度受診をした方がいいと勧められたことをきっかけに、市内の保健センターにも相談し、受診を決めました

    現在は、別居して落ち着いているということで、数ヶ月に一度、母親の私だけが病院に行き、子供の様子を話に通っています


    一年前、広汎性発達障害と子供が診断された時

    先生は、言われました

    「遺伝的に在った素因が、お父さんからの刺激を受けて、発達障害として現れたという形が、当てはまるでしょう」

    その日。

    私は、泣きながら・・・病院から帰りました

    子供をお腹に宿している時から、私は、DV被害と少しも気がつかず、子供を守ることが出来なかったのです

    自分のせいだと思いました。

    自分が無知で、自分が弱くて、自分がいけなかったからだと思いました。

    広汎性発達障害と診断されたことが、ショックだったというよりも。

    その素因を誘発した原因が、夫のDV行為だったということが、ショックだったのです

    DVのことをもっと知っていれば。

    DVにもっと早く気付いていれば。

    気付いてから、すぐに離婚していれば。

    子供に精神的DVをする前に、私が決断をしていれば。

    私は、自分を責めて責めて責めまくりました

    診断された翌日。
    子供の主治医の指示に従い、子供の通う園に連絡をしました

    自分を責めて泣くばかりの私に、園長先生が、優しく言って下さいました

    「お母さんが、ご自分を責める理由は、何一つありませんよ。今まで通り、そのままのお子さんを見てあげて下さい。今まで通り、気持ちを受け止めてあげて下さい。それで十分です。お母さんは、十分やってきたのです」

    園長先生の言葉に、私は泣き崩れてしまいました

    胸の中に、温かい優しさが広がり、自分自身が許されたような気がしました。

    そして、とても励まされた気がしました。

    担任の先生も、一緒に涙ぐみながら、言って下さいました

    「DV加害者更正教育プログラムを受けている限り、見守るという姿勢を続けてみえた、お母さんは、お父さんを慕う子供さんの気持ちを一番に考えてそうしていたのですから、立派ですよ。本当は、お辛いでしょうに・・・。そのお母さんのお気持ちは、必ず、心に届いていますから、大丈夫ですよ」

    「泣いても喚いても、“この子は、発達障害だから”と、お母さんが気持ちを受け止めなくなることが、一番私は心配だと思いました。でも、こんなに、子供さんを愛しているお母さんですもの。大丈夫だと思いました」

    「私も、大切に見守ります。神様からのプレゼントの個性が、一つ増えただけですよ。レッテルを貼るのではなく、かといって、診断を無視するのでもなく、どんな個性に変化していくのか、きちんと見守っていきますから。一緒に成長を大切に、見つめていきましょう」

    私は、もうワンワン泣いて、鼻水垂らしながら、

    「ありがとうございます〜〜〜〜〜〜ッ

    と、言うばかりでした

     

    子供の通う園が、この園で良かったと、何度も何度も思っているのですが

    この時も、心からそう思いました

    DV被害に遭うことで、私は、心を閉ざすことの怖さを知りました

    ですから、子供に関することは特に、心を開こうと決意しました

    問題にぶち当たり、自分一人では解決が難しい、もしくは抱えきれないような時は、素直に教えを乞い、助けを求めようと思いました

    そうやって、良かった・・・と思った出来事でした

     

    園長先生が話して下さった、そのままの子供を見ることそのままの子供の気持ちを受け止めること

    この二点は、今も心掛けて実践していることです(なるべく・・・ですが)。

    子供が怒り出し、癇癪を起こした時。

    どうしたてあげたらいいのか分からない時は、子供に聞きます。

    正直に尋ねます。

    「お母さんに、怒っているの?理由を教えてくれる?」

    「お母さん、どうしたらいいのかなあ。教えて」

    子供は、その時その時、子供なりに真剣な思いを言ってきます。

    え?そんなこと?とか

    マジ?それで怒っているンかい?とか

    おいおい、それは無茶やろう・・・とか

    突っ込みドコロ満載ではあることが多いのですが、子供は真剣なのですから、子供の真剣さに合わせます。

    「そうかあ、そうだったんだねえ」

    と、抱き締め、思いを・・・気持ちを受け止めます

    また、ルールも子供と話し合い、決めます。

    もちろん、子供の言い分ばかりを聞き入れるのではなく、私の都合や子育て方針も説明します。

    ルールを決めるきっかけとなったのは、夕食とテレビでした

    私と子供の生活が始まり、一番困ったのは、夕食の時間帯でした

    夕食前までは、たっぷり私と子供は遊びます。

    が、夕食の時間になると、子供は、楽しみであるテレビを見たがりました

    夕食の時間になっても、テレビを消すのを大泣きして嫌がることが続きました

    最初は、「躾だから」「行儀悪い食べ方になるから」「集中できないから」「消化に悪いから」と、頑として消して、夕食にしていた私ですが

    あまりにも、子供のしぶとい抵抗に、毎回毎回、喧嘩騒ぎとなり(母子で、テレビをつける、つけないで、喧嘩でございます・・・)、私も疲れ果ててきた頃

    アドラー心理学の本を読み、子供とルールを決めようと思いました

    「お母さんは、テレビを見ながら、ご飯を食べることはしたくないし、あなたにもさせたくないの。食べることに集中できないから、行儀も悪くなるし、テレビに見入ると、食も進まなくなるでしょう」

    「てれび、つけて、たべたい!みたいばんぐみやるし・・・たのしみだもん。おかあさんのごはんたべながら、てれびみていると、しあわせ〜ってかんじだもん」

    「どうしても?どうしても、見たいの?」

    「どうしても!」

    「分かった。お母さんは、行儀よく、きちんとご飯を食べることを約束してくれるなら、いいよ。その代わり、約束が守れないなら、テレビは消すからね。いい?」

    「うん!」

    「じゃあ、早速、約束を紙に書いて、貼ろう」

    「うん!」

    「テレビをみながら、ごはんをたべるときのやくそく

        すわってたべる

        モグモグ、パクパクたべる

        はしやフォーク、スプーンでたべる」

    今も、この約束の紙は、テレビの上の壁に貼ってあります。

    そして、ほとんど毎日(たまぁ〜に、眠い時などは行儀悪くなりますが・・・)、約束を守っています

     

    我が家の場合は、別居しているお父さんが来る曜日をいつにするかも、毎週、子供と相談して決めています

    以前は、子供に負担を掛けたくなくて、夫が来る日は、私と夫が決めていました

    しかし、子供が、

    「おとうさん、いつくるの?いつきてくれるの?」

    と、とても不安がり、週の半ばになると、泣き出すことが多く、私はいつもどうしたら良いのか悩んでいました

    このまま会わせないままの方が、子供にはいいのだろうか?

    それとも、別居生活をやめた方が、子供の情緒が安定するのだろうか?

    とても悩みました

    ある日、悩んでいる私の膝に、子供が座りました。

    「おとうさん、いつきてくれるの?」

    私は、う〜んと眉間に皺を寄せながら、悩みました

    「・・・いつがいいかなあ・・・」

    「あのね、あさ、おきて、おとうさんが、ふとんでねているのが、いい」

    「・・・朝、来るんじゃなくて?」

    「うん。よる、きて、ふとんでねてほしい。あさ、おきて、おとうさんがいるのが、いいもん」

    子供のキラキラした目と、生き生きとした表情に、私は気付いたら、

    「お母さんは、いつものように土曜日の朝でいいかなあと思いますが、どうでしょうか?」

    と、尋ねていました
    「どようびは、おやすみだもん。あさはやくから、おとうさんと、あそびたいもん。よるからが、いい!」

    「って、ことは、君は金曜日の夜がいいのね」

    「そうそう!」

    「・・・う〜ん、分かった。じゃあ、今回は、そうしてみよう」

    「いえ〜い」

    自分の意見を聞いて、聞き入れてくれた

    家族の話し合いに、参加することが出来た

    今まで疎外されていたことに、主体的に関わることが出来た

    たったそれだけのことなのですが、子供には、とても嬉しい出来事だったのです

    負担をかけ過ぎないように、バランスを取ることは大切です
    が、子供が蚊帳の外にならないような配慮は、必要なのだな・・・と、気付いた出来事でした

     

    こんな風に、日々、色々な方々に力づけてもらいながら、試行錯誤しながら日常生活を過ごしております

    今日も読んで下さり、どうもありがとうございます

    お天気が崩れやすくなっておりますね

    どうか、くれぐれも心身お大事になさって下さいね

     

     

     

    DVがもたらすもの 穏やかな日常が、急変する時

    • 2010.03.04 Thursday
    • 10:46
    今週に入り、子供が、夜寝る前に、泣くようになりました
    理由は、話したがらずに、泣くばかり
    子供の通う園の先生に、何かあったのかなあと思い、聞いてみました。
    どうやら、今週始めに、園の設備の検査をやったたしく。
    そのうちの一つが、警戒音を発して、しばらく鳴り続けたため、何人かの子供さんが、びっくりして、大騒ぎになったそうです
    私の子供も、その中の一人で、先生が驚くくらい、パニックを起こしたらしいです
    先生の説明で、「検査だから」と、頭では理解して我慢しようとしていたらしいのですが、怖くてたまらない気持ちはとうとう抑えられず、泣き叫び、震えていたそうです
    子供は、私が、その時の様子を訊ねると、
    「いわないで・・・」
    と、言ったきり、口を閉ざし、耳をふさぎます
    相当ショックだったのだろうなあ・・・と、思いました

    まあ、日常生活を過ごしていても、突然、ビックリするようなことは起きます
    非日常が顔を出すことは、当たり前といえば、当たり前なのですが
    大好きで安心して通っていた園で、突然起きたことは、子供に、精神的に衝撃を与えたようでした
    その衝撃の深刻さが、分かったのは、昨晩のことでした
    子供が泣き出し、震えているので、
    「明日、園を休もうか」
    と、私が、ポツリと呟くと、ようやく、子供が、心の中に抱え込んでいた言葉を発してくれたのです
    しかし、それは、驚く内容でした
    「おとうさんは、びょうきだから、いっちゃいけないんだよ!
    おとうさんにいったら、おこられるから、いっちゃだめなんだよ!
    だから、ないちゃいけないんだよ!
    こわいって、おもっちゃいけないんだよ!」
    私から、すれば・・・。
    「はい?」
    でした。
    園でパニックになった話が出るかと思ったら、何で、「お父さん」なワケ?って、感じで・・・
    「え?え?えっと・・・お父さんは、病気じゃないのよ。頭の中にプンプン虫が、まだいてね。時々まだ悪さするのね。でも、その虫をやっつけることが出来るのは、お父さんにしか出来ないの。そのためにお父さんは、頑張っているってだけで、病気なわけじゃないよ」
    私は、子供を抱き締めました。
    「・・・・もしかして、お父さんの何かを思い出して、怖くなっていたの?」
    「・・・うん。
    せんせいが、おとうさんみたいに、おこるきがして・・・。
    おとうさんみたいになったら、どうしようって、おもって・・・こわくて・・・。
    ずっと、そうならないようにって・・・そうならないでって・・・」
    「・・・・そうかあ・・・それは、怖いし、辛かったねえ・・・」
    私は、ポロポロと涙をこぼす子供を抱き締めながら、涙ぐんでしまいました

    子供は、園が大好きです
    園の先生も、大好きです
    園の先生方は、決して怒鳴ったり、頭ごなしに怒ったり、無視したり、威圧したり、脅迫したり何かしません。
    子供も、そのことは、十分よく理解しています
    優しくて、温かくて、心配してくれて、見守ってくれている
    子供が、先生方へ深い信頼を寄せていることは、十分感じています
    また、子供は先生に叱られることがあっても、それは、自分のためにしてくれていることだということも、分かっています
    子供と目線を合わせ、静かに、穏やかに、
    「そういうことして、いいのかな?どう思う?」
    「こういうことされたら、どんな感じするかな?」
    と、危ないことをした時に、真剣に話してみえる先生方を何度か、見たことがあります。
    子供は、お父さんと先生は違う・・・と、分かっているのです
    しかし、検査の警戒音が、引き金となり、子供の恐怖の記憶を引きずり出してしまったのでしょう。
    大好きな園で、大好きな先生が・・・・。
    いつかのお父さんのように、豹変したら、どうしよう・・・
    そんな風に怯えながら、この数日間、通園していた子供の心情を思うと・・・。
    子供に与える、DVの爪あとの傷の深さに、背筋が凍りつくようです


    今日は、子供を休ませて、のんびり休養を取ってあげようと思います
    子供は、このことをきっかけにして、友達ともうまく遊べなくなってしまっていたそうです
    ガミガミ怒る友達に、いつもは「やめて」と言うことが出来るのに、何も言えなくて泣きそうになったり
    アレコレ世話を焼いてくる友達に、「じぶんでやるから、いい」と言うことが出来ていたのに、言えなくて、癇癪を起こして、友達と喧嘩になったり
    大人でも、こういうことは、ありますものね・・・
    自分自身が、安定していないと、人の視線、人の意見。
    人のことがとにかく気になるし、ビクビクしたり、息が詰まるような感じがしたり。
    自己肯定感が低くなると、精神の安定が難しくなることは、私もよぉ〜〜〜く分かります

    子供が、少しでも不安や、恐怖が和らぐように、ゆったりと過ごすようにしたいと思います

    日常生活が、あっという間に、非日常になってしまうことは、DVが生じる家庭では、あります。
    DVサイクルが機能していれば、非日常のことでさえ、日常であり、当然となってしまいます。
    私も、子供も、一つ一つ、
    「ああ、これは、大丈夫なんだ」
    「ああ、これは、違うんだ」
    と、もう一度学習し直して、トラウマを地道に克服していくしかないのでしょう
    DVがもたらしたもの。
    それは、子供の大好きな場所でさえ、一瞬で、恐怖の世界へ変えてしまう、残酷で冷酷なものでした

    心から・・・。
    これ以上、被害に遭う方々が、増えないことを・・・心から、心から、祈ります


    今日も、読んで下さり、ありがとうございました
    天候が不安定なようですね。
    くれぐれも、皆様も心身を大切になさって下さいね
    どうもありがとうございました










     

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    とても分かりやすい一冊です。
    初めて読む方に最適です。

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