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    DVと闘いながらの生活に必要だったもの

    • 2009.06.17 Wednesday
    • 10:20
    この写真は、私が育てているハーブや花の写真です
    小さなベランダで、100円ショップで買った植木鉢に種を植えて、育てています
    嬉しいことに、今、全部発芽して、スクスクと育っています。

    ベランダガーデニングのきっかけは、DV専門のカウンセリングを受けたことでした

    子供に精神的DVをした彼と別居した時のことですが、周囲は家族が離れ離れになるということに反対しました。
    私や子供の反応が大げさ過ぎるという見解が多く、彼を気の毒がる身内もいました。

    彼と別居した翌日から、子供の癇癪がひどく、激しく泣き、怒り、暴れました
    私に泣きながら殴りかかる、噛み付子供自身もどうしたらよいのか分からないという様子でした
    周囲には、父親と引き離したからだと責められました。
    私は、とても悩み、苦しみ、縋る思いで、一冊の本を手にとりました。

    「DV・虐待にさらされた子供のトラウマを癒す お母さんと支援者のためのガイド」(ランディ・バンクロフト 著、白川美也子・山崎知克 監訳、阿部尚美・白倉三紀子 訳 明石書店)

    という本です。
    その本によると、DVに遭った子供は、別居後、安心した状態になるとひどい癇癪を起こしますが、それは正常な反応だそうです
    「ああ・・・これ程までに、本当は恐くて恐くて辛くて苦しかったんだ・・・!!」
    私は、目の前で激しく暴れる子供を見て、とてもとても胸が痛みました。
    ここまで我慢させていたのかと・・・気付いてやれなかった自分に猛烈に腹が立ち、子供にとても申し訳なく思いました
    子供はひとしきり暴れた後、私に縋りついて泣き叫びます。
    私も一緒に、泣いて泣いて抱き合って泣き崩れました。

    このままでは、私も子供もおかしくなる・・・と思い、本に書いてあったように、私自身がカウンセリングを受けよう思いました。
    自分を立て直さないと、子供を受け止められないと感じたからです
    本では、「セラピスト」と表現されていましたが、私の場合は、精神科に通い薬も多種類飲んでいるので、セラピーは断られることが多く(セラピーによっては、逆効果になる場合があるとの説明でした)、DV専門のカウンセリングを探しました。
    残念ながら、私の住んでいる所には、DV専門もしくは、DVに詳しいカウンセラーは見つかりませんでした。
    電車で通う遠い所しか、見つかりませんでしたが、電話をしたらとても話を聞いて下さり、すぐに予約を入れて下さったので、行くことを決意しました。

    カウンセラーの方は、女性でした。
    私の話を頷きながら、聞いて下さり、時々質問を交えながら、最後まで私の話したいことを聞いて下さいました。
    「辛いよね、子供さん見ていても・・・。本当はあなたも辛いのに、子供さんを受け止めてあげなくちゃいけない。辛いよね」
    「例え、あなたが彼を甘やかす要素があったとか、繊細な部分があったとしても、だからと言ってDVをしていい理由にはならない。あなたは悪くないです」
    「あなたを弱いと言う人がいるみたいだけど、冗談じゃないですよ。強いです。
    だって、電話して自殺を思い留まり、DVと闘っている。今みたいに、誰かに助けを求めることもできる。子供さんを守ろうと努力している。病気でも踏ん張っている。私は、とてもとても強い方だと思います。すごいです」
    私は、号泣してしまいました。
    オイオイと子供のように泣きました。
    生きることを許された気がしました

    今でも私は、カウンセリングに、月に一度通っています。
    カウンセリングを受けて変わったことは、DVについて、周囲にあまり話さなくなったことです
    聞かれれば話しますが、最近では自分からは彼のことを話さないことが多いです。
    カウンセラーの方に、DVについての苦しみや迷いは聞いてもらえるので、DVのことは無理に理解してもらわなくてもいいや・・・と、理解して理解してって、もがくことをしなくていいので気が楽になりました。
    そうやって少し緊張を抜いて周囲を見てみると、皆がちゃんと心配してくれていること、ある人は、何とかしてやりたいけどどうしていいのか分からなくてイライラしていること、またある人は、黙っていつでも見守っていていれたんだな・・・ということが、自然に分かってきました。
    私も子供も、何て恵まれていたんだろう。
    こんなに皆が思っていてくれたんだ・・・ということに気付いたのです

    子供は、小児精神科を受診し、父親との別居を強く勧められました
    DV防止教育センターの講師の方、DVカウンセリングのカウンセラー、そして小児精神科医と、専門家すべてが別居を勧めるのだから、もうこれは仕方がないのだと、こうするのが一番いいのだと、腹が据わりました
    すると、子供が寂しがって泣いても、ドンと構えていられました
    「週末には会えるから、大丈夫、大丈夫。お父さんは、あなたのこと、とても好きだから。会いに来てくれるよ」
    と、笑顔で言って、子供を優しく抱き締めてやることができました。
    すると、子供も安心して、激しい癇癪を起こさなくなりました。

    中学からの友達は、
    「あなたの人生は、暴力に支配されていい人生じゃない。いつでもそんなもの切り捨てていいんだよ」
    と、励ましてくれました
    また別の、ヨガを教えている友達は、私にヨガを勧めてくれました。
    ヨガは鬱病にもいいと聞き、少しずつ習い始めました。
    すると、とてもリラックスできるようになりました。
    「柔らかいよ、十分、すごい、すごい」
    と、彼女に褒めてもらった時、私は心から嬉しくて、とてもとても心に力をもらいました
    ああ・・・誰かに認めてもらえるって、すごく嬉しいことなんだなあ・・・と思いました。
    私が泣きつくと、いつでも何処でも飛んで来てくれる親友
    私がどうしようもない時、必ず電話をくれたり、会いに来てくれる親友

    「おねえちゃんが、どんな選択をしようと、おねえちゃんを支持するよ。迷惑かけていいよ。もう迷惑かけられてるし(笑)」
    と、言ってくれる、いもうと
    「てめえを選んで、てめえと結婚して、てめえの子供産んだ、その姉貴に!産まれてきてくれた子供に!これ以上、何を望むんだよ!それだけで十分じゃないか!何が足りないっていうんだよ!何で暴力が必要なんだよ!!」
    彼を真剣に叱ってくれた、おとうと
    そして、いつも心配しながら見守ってくれる、両親や親類、彼のご両親
    常に、的確なアドバイスと心に勇気を下さる、プログラムの講師の方
    何よりも、精一杯生きて、いつも私に負けない力を与えてくれる、子供の存在
    本当に、すべてが有難く、感謝しています。
    ああ・・・光が差している世界が、私にもあったんだ・・・と思うのです

    ベランダで、小さな植物の世話をしている時。
    小さな芽が、一つ、二つと出て来て、日に日に大きくなるのを見ていると、自分の心にも、小さな芽生えが宿るような気がしてきます
    どうか、どうか。
    暴力にさらされているすべての人に、光が差して芽生えが宿る世界が訪れますように
    今日も心から祈ります















     


     

    講師の方、カウンセラーの方、シェルターの方のアドバイス

    • 2009.07.04 Saturday
    • 09:36

    DV防止教育センターの講師の方が、いつも繰り返し言って下さるのは、
    「彼のことばかり考えなくていいですよ。今は、あなたが心地よいと思うことを、あなたのためにしてあげて下さい
    です。
    どうしても、恋人関係や夫婦関係であると、相手の問題は自分の問題。
    相手が苦しんでいると、自分も苦しい、何とかしてあげたいと考えてしまいます
    それでも、選択し決断するのは、本人なのですよね。
    頑張るのも、本人しかない。
    話を聞いて欲しいとか、少し寄りかからせて欲しいとか、休ませて欲しいとか、相手が要求を発したら受け止めて、自分のできることをしてあげればいい。
    いつの間にか、私は彼のすべてをメンタルケアしなくてはいけないと思い込み、力んでいました
    同居している時は、彼が受講してきたプログラムの復習を一緒にしたり、私もプログラム関連の本を読んで、彼が今どんな状態なのか懸命に勉強していました
    でも、今は違います。
    DV加害者更正教育プログラムを受講しているのは、彼であり、私ではありません。
    私は、DV行為についての勉強は続けますが、それは彼のためではなく、自分のためです。
    そう思うことができるようになりました

    カウンセラーの先生は、いつもカウンセリングの終わりに、
    「それで・・・あなたはこれからどうしたいですか?
    と、聞いて下さいます。
    私は、いつも、
    「うわっ、きた!どうしたいのかな、私・・・!!
    と思うのですが、
    「・・・そうですね・・・私は・・・・」
    と、いつの間にか、自分がどうしたいと思っていたのか、自分でも気付かない言葉がポツリ、ポツリ、と出てきます。
    そして、そんな自分に驚きます。
    今までの私の人生は、彼がすべてでした
    彼を中心にして、生きなくてはいけないことになっていました
    自分の人生は、自分が考えて決めていいんだ・・・という当たり前のことを忘れていたのです。
    カウンセラーの方の質問は、いつも私にそのことを思い出させて下さいます
    そして、もう一つ、とても大きな力を下さるのです。
    それは、周囲に流されないということです

    心配してくれる人ほど、離婚を勧めます。
    血縁関係にあり、愛情が深い人ほど、そうです。
    DVの恐怖を知っている人であれば、余計に別れを強いてあげたくなるでしょう。
    私がまだ、彼の影響を受けているだけに、引き離してあげたい、コントロールから自由にしてあげたい、決断させて前進させてあげたい、DVを忘れさせてあげたい、と強く思われるのです。
    彼が、DV加害者更正教育プログラムを受講していようが、関係ありません。
    もう私の苦しむ姿を見たくない、もう十分頑張ったからもういいよ、と言って下さるのです
    お気持ちはいつも嬉しいですが、夜、辛くて一人で泣くことがあります。
    そこまで心配して思ってくれている身内がいてくれるのに、私はどうして決断できないのか、勇気が持てないのか。
    正直、彼に、まだ未練があります
    彼は、いっぱい優しい時もありました。
    穏やかな日々を過ごせた楽しい時もありました。
    それに別居している今は落ち着いて、週末、子供ととても仲良く遊んでいます
    子供が心から楽しそうに、お父さんと遊んでいる姿を見ると、ああ・・・良かったと、思います。
    まだ会うことを選択していて、良かったと思います
    それでも、彼を恐いという思いはまだ消えていません
    彼に対して、今はいいけれども、まだ調子に乗るとDVするんじゃないか・・・と疑ってしまう自分もいて、そんな浅ましい自分が嫌になります
    そう、まだまだたくさんの感情や思いが混沌としていて、決断は無理なのです
    だけど、周囲に決断を促されると辛くて辛くて、自分を責めて責めて。
    また自分を消してしまいたくなるくらい、沈み込んでしまいます。
    だから、カウンセラーの方の問いかけは、とても大きな力を持っているのです
    「私は、これからどうしたいのか」
    それは、今の私を私自身がどう受け止めているか、そして、そこから何処を目指そうとしているのか。
    子供のことは?これからの生活のことは?まだそこまで考えられない段階か?それとも、おぼろげながらも、考えられるくらい快復してきているのか?
    自分で気付く物差しになっているからです。
    自分の足元、自分の心身状態が見えてくると、周囲の言葉に対しても冷静になれます
    「もう少し、このままでいていい?心配してくれる気持ちは、本当に有難いのだけれども、今は快復に専念したいから。状況が許してくれている間は、甘えだけどそうさせて下さい。申し訳ありませんが、お願いします」
    と、頭を下げて、伝えることができます

    周囲との関係に悩み、彼への未練に悩み、心が引き裂かれそうな時に、シェルターに電話したことがあります(カウンセリングを受けるようになる前のことです)
    気が動転していて相談時間外に掛けてしまったのに、電話に出た優しい声の女性は、
    「泣いていいですよ。泣きながらでいいので、お話して下さい
    と言って下さり、彼がプログラムを受講していること、周囲はそれでも離婚を勧めること、板ばさみのようで辛いこと、それでも子供に与える影響を考えると決断を早めなくてはいけないと思うのにできなくて、とても申し訳なくてどうしたらいいのか分からないこと・・・私は、話しました
    「それで、あなたは、どうしたいですか?」
    シェルターの方は、聞かれました。
    「・・・彼を・・・信じて、待ちたいです。でも、でも・・・彼が変わらなかったら・・・子供に取り返しのつかない傷を残してしまったら・・・」
    「あなたのお気持ちを一番、大事にしてあげて下さい。信じて、待ちたいのなら、それでいいじゃないですか
    「・・・・・いいんですか?」
    「いいんですよ。信じて待って、いいじゃないですか。それが駄目な時は、またその時に考えましょう。今は、信じて待ちましょう。心配して下さっている方々にも、そう言って大丈夫ですよ。あなたを思う方々なのだから、きっと分かって下さいます。あなたの意思を尊重して下さいます。だから、あなたもあなたご自身を大事にしてあげて下さい
    「・・・ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます」
    「あなたが大好きなものは何ですか?今は、大好きなものを読んだり、見たりして、過ごして下さい。
    私は漫画なんですが(笑)、体動かすことならそれでもいいですし、ご自分の楽しみを取り戻して下さい。そうすれば、段々涙することが減っていきますから。大丈夫ですよ
    自分を取り戻し、自分らしさを再び持つことをエンパワーの獲得というそうです
    DV被害者は、エンパワーが極度に低いことが特徴なので、エンパワーを高めることが快復に大きく貢献するそうです
    また、母親のエンパワーが高まると、子供にも劇的に情緒安定をもたらし、DV加害者もコントロールしにくくなるという効果をもたらすそうです
    我が家の場合は、コントロールしにくくなった私を不快に思い、彼が子供を手段に使い出して、危険だということで別居になりましたが、エンパワーを高めることは、彼自身が焦るくらい、DV被害を受けた者の快復を促すということだと思います。
    エンパワーは、自己肯定感につながっている心の大きな力だと感じます

    私のエンパワーの源は、子供の笑顔です
    他に挙げるとしたら、読書、音楽鑑賞、ドラマ、映画、ヨガ、リンパマッサージでしょうか
    人と会って話すことも好きですが、鬱病が重い時は苦痛になるので、現段階では断言できません。
    読書では、最近図書館で借りて、良かったのが、下の2冊です
    イギリスの貴族に生まれたベニシアさんは、乳母に育てられ、お母様に抱かれた記憶がありません。
    温もり溢れる家庭にずっと憧れ、夢に描き続け、ようやく日本でその家庭を手に入れられたそうです。
    ベニシアさんの毎日の暮らしぶりと、思想が、心地よく説教じみることなく綴られていて、私にはとても気持ちのよい本でした。
    写真も、目に優しいものばかり。
     
     「この世で偶然に起こることはない。
      あなたが進む人生の旅の道を信じて。
      私にとって、この地上での人生は、
      全てひとりの人間として、成長することを学ぶためにある
    (ベニシアの京都里山暮らし −大原に安住の地を求めて P.109より)
     
    以前の私なら、多分、ベニシアさんの本を読んでさえ、
    「ああ・・・そうか・・・離婚という決断をしなくてはいけない時があるんだな・・・母子家庭で頑張らなくちゃいけないんだ・・・そういう時期がなくちゃ、こんな心豊かな人になれないんだ・・・」
    と、イジイジしていたと思います
    が、今は、
    「ベニシアさんは、これで良かったんだなあ。諦めずに、夢を追い続けて素敵だなあ」
    と、思います 
    色々な選択と決断があっていい
    私が、講師の方、カウンセラーの方、シェルターの方に教えて頂いた、大事なことです。
    どうか、誰もが、それぞれの人生の旅の道を信じて、進むことができますように








     

    ベニシア・スタンリー・スミス Venetia Stanley-Smith
    世界文化社
    コメント:心和みます。

    ベニシア・スタンリー・スミス Venetia Stanley-Smith
    世界文化社
    コメント:心癒されます。

    DVに遭った時、遭いそうな時・・・DV被害者にできること

    • 2009.07.13 Monday
    • 01:48

    ベランダに、朝顔が咲きました。
    朝顔は、「朝」が付くだけに、朝早く咲くので、午前7時過ぎたあたりから、もうしおれ始めてしまいます。
    小学生の時に育てた以来ですが、無事に咲いて、とても嬉しいです。
    DV被害に遭っている方、遭っていた方、どちらにも必要なことは、まず、ご自分の時間を確保することだと思います。
    ご自分のためだけに使っていい時間があることを、思い出すことが大事です。
    何故なら、一日の中の、例え5分でも10分でも、「私だけの時間」があれば、それが「私だけの世界」になり、そこから、閉ざされていた扉が少しずつ少しずつでも開く可能性があるからです 
    DV加害者の一番の狙いは「俺のことだけを考えて生きろ!!です
    と、いうことは。
    「彼のことだけを考えなくていい部分を持っている」ということは、DV加害者のコントロール支配に対抗できる力を、離さずにいられるのではないでしょうか。
    私は、DVと気付く寸前まで、自分の楽しみを失っていました
    映画に誘われても、CDを借りても、ドラマを見ても、本を読んでも、心に響くものがなく、どんどん趣味を手放していました。
    読書が趣味で集めていた、書籍、漫画を一気に売ろうとしたくらいです
    売って、生活費の足しにすると言った当時の私を、私の実家の母が必死に止めました。
    「コツコツ集めた、本ばかりでしょ?自分で働いて、それで買ってきた本じゃない。どうして急に、全部売る何て言うの?」
    「あっても、もう読まないから・・・」
    「今は、読まなくても、またいつか読みたくなるかも知れないでしょ?」
    「っていうか、あっちゃいけない気がして・・・処分した方がいいんじゃないかと思うの」
    「どうして?」
    「・・・あると思うと、イライラする。無駄なものがある気がして」
    「無駄なものですか、お姉ちゃんが大事にしてきたものが!お願いだから、売る何て言わないで。今は手元に置いておきなさいな」
    私は、母の言葉に驚いていました。
    そう、私の大事なものだったはずなのです。
    それらは、すべて。
    でも。
    いつからか、大事ではなく、邪魔だと感じるようになっている自分がいたのでした
    私のように見失ってしまう前に、ご自分の大切なものは、しっかりと大事にされることがとても良いと思います。
    DVと気付いてから、私は、少しずつ、また本を読むようになりました。
    ドラマも面白そうだな・・・と思うものは、録画して見るようになりました。
    大好きだったアーティストのCDも、再び聴くようになりました。
    友達に誘われれば、映画にも行くようになりました。
    自分の心の栄養補給を怠らないようにしようと、思うことができるようになりました。
    そして、今度は、体のことも考えるようになりました
    ヨガを習い始め、鬱病にも効果が出るように・・・ゆっくりと深呼吸することに専念するようになりました。
    ヨガの素敵なところは、先生の声を聴きながら身体を動かすことに集中していくと、頭の中から、考え事が消えていくところです。
    やり始めは、彼がああだった、彼がこうだった・・・と考えてばかりの脳味噌が、ヨガに集中するにつれて、彼が段々遠ざかり、手足を伸ばすこと、呼吸を深くすること、自分の体がどうなっているのかイメージをすることしか、考えなくなっていくのです
    ヨガ教室は、月に2回ほどでしたが、彼と同居している時、私には、とても貴重でした。
    彼と嫌なことがあっても、先生が教えて下さった、ヨガのポーズを思い出してやっている時。
    彼がそばにいても、彼がいないような気がするくらい、一瞬ですが、リラックスできたこともあったのです。
    私が通うヨガ教室では、最後に床に横たわり、死体のポーズで瞑想します。
    仰向けになり、体の力を抜いて、音楽を聴きながら、目を閉じます。
    私は、この時間が大好きでした。
    彼がいない・・・それだけで、こんなに静かになれるのだ・・・こんなに穏やかに目を閉じていられるのだ・・・ああ・・・これが、安全で安心ということなんだ・・・本来は、これが、当然で正常なのだ・・・。
    と、あるべき姿の感覚を取り戻す・・・もしくは、取り戻すための疑似体験であったからです

    夜寝る前、マッサージの本を片手に行う、リンパマッサージもお勧めです
    自分自身の身体を、マッサージすることで、自分を労わる気持ちが自然に宿ります。
    こんなに痛くなるくらい頑張っているんだな、私・・・どうでもいいや・・・!ってばかり思っていたけど、この痛みは、私からのSOSではないだろうか。
    彼が大事にしてくれないなら、私が私を大事にしなくちゃ。私の身体が可哀想だ。
    揉み解すうちに、体だけでなく、自分の心に張り巡らされた鎖も、少しずつ離れていくようでした
    自分が、自分を大切にする
    これが、一番、大事なことだと思います
    DV加害者に、一番狙われるところなのですが、それだけ彼が必死になるくらい、大切なものなのです

     
    私が、公共機関にDVについて相談した時は、精神的DVであること、離婚の決意が固まっていないことなどから、相談者の方も踏み込んだ助言ができずに戸惑ってみえることが多かったです。
    でも、どの方も、最後の台詞は決まっていました
    「身体的暴力を振るわれたら、すぐに逃げて警察に電話して下さい」
    つまり、殴られなければ、逃げたり、警察に電話してはいけないんだ・・・と、ぼんやり思ったことを覚えています。
    ですから、DV防止教育センターの講師の方が、
    「危ないな・・・DVしそうだな・・・と、サインを感じたら、逃げていいですよ」
    と、言われた時、驚きました
    「・・・逃げて、いいんですか?何もされていないのに?」
    「いいですよ。暴力を振るわれるのを、みすみす待つことはないんです。被害に遭ってみえる方は、必ず、サインに気付いているはずです。心当たりはありますか?」
    「・・・そうですね・・・彼の場合は、まばたきが増えます。それから、口が少し開いて、胃の辺りの服をキュッと掴みます」
    「それから?」
    「それから、口数が極端に少なくなって、時には彼は涙目になることもありますが、大抵は目が据わってきます。それから、彼は無視モードに入り、私が一方的に話すのを聞いているのかいないのか、分からない状態で、微動だにしなくなります」
    「それから?」
    「私が彼の態度に頭に来て、捨て台詞みたいなものを吐きたくなります。我慢できなくて、何か言います。すると彼は、爆発します。だから、毎回、ああ・・・私が余計なことを言ったからって、後悔するし、とても自分を責めるのです」
    私のこのパターンは、言わされるパターンです
    彼は爆発することを決めて、私の一言を今か今かと、待ち構えて沈黙しているのです
    つまり、きっかけがあるから爆発するのではなく、DV加害者は、きっかけを探して待っているのです。
    もしくは、きっかけを誘導するのです。
    そうと知らないDV被害者や、DVに詳しくない周囲の方は、きっかけを与えた方も悪いと、考えてしまいます
    DV加害者の目論見に気付かないまま、彼の罠に落ちていくのです
    DV加害者更正教育プログラムでは、DV加害者自身に、タイムを取らせることを教えます。早い段階で、自分の爆発を防ぐよう、学習させるのです。キレそうだな・・・と気付いたら、パートナーにタイムと伝え、散歩したりして、気分を落ち着かせるように指導しています。
    しかし、残念ながら、タイムを完璧に使いこなせる人ばかりではありません。自分はまだ大丈夫と高をくくり、タイムを取らないまま話し合いを続け、爆発を抑えられなくなった人もいます。
    サインを確認しておいて、あなたが、彼が危ないな・・・と感じたら、話し合いを打ち切るなり、他の部屋へ行くなり、外へ散歩するなり、また、彼に外出を促すなり、してもいいのですよ
    「彼がまばたきを始めると、嫌だな・・・と感じるんです」
    「では、彼がまばたきを多くし始めたら、その話題をやめる、彼と離れることをお勧めします」
    「そんなに早い段階から、気をつけないといけないんですね
    私は、暗い気分になりながら、彼のタイムの取り方を思い出しました。
    彼は、ギリギリまでタイムと言いませんでした。ギリギリ怒りを抑えて、タイムを取り、夜の散歩に出かけるので、頭を冷やすのにとても時間がかかり、3時間くらい戻らないこともありました
    私が諦めて先に寝ていると、彼はいつも不愉快になりました
    50分くらいで帰って来ても、
    「タイムを取ってやったぞ
    と、ふんぞり返っている日がありました
    彼の中で、上下関係が消えない限り、タイムでさえも特権になってしまうのです

     
    DV被害に遭うことは、対等な関係を無理やり諦めさせられ、上下関係に叩き落されることです。
    私は、魂が辱めを受けることだと思います
    私が、彼との経験を通して学んだことは、彼よりも自分を大切にする部分を守ること、危ないと思ったら、早い段階から避けること、でした
    でも、一番いいのは、DV加害者から離れることなのだと・・・別居してつくづく思います
    離れなければ、心から安心することは難しいからです。
    玄関のチャイム、もしくは、鍵が開く音、または、「帰るコール」の携帯電話のワンギリ。
    彼からの帰宅メッセージがない今、どれだけそれらの音に怯えていたのか、思い知りました。
    DV被害者にできることは、自分を守ること。
    子供さんがみえる方は、子供さんの心身を守ること。
    心の中で、私の感覚が正しい、対等な人間関係を求めていいのだと、強く思うこと。
    なのですが・・・それらが、とても難しいということも、私は嫌というほど、分かりました。
    DVは、本当に恐ろしいです。
    こんな理不尽で腹立たしいものが存在するなんて
    イライラする・・・っ!!
    と、お笑い芸人、いとうあさこさんのように、リボン持って叫びたいくらいです








     

    DV被害者にできること・・・ゲシュタルトの祈り

    • 2009.07.13 Monday
    • 12:16

    夫は、DV加害者更正教育プログラムを受講するにあたり、講師の前で、誓いを立てていました
    決して、暴力行為はしないというものです
    彼が、身体的暴力に移行する寸前でDVと気付いていたので、私の肉体は殴られたことはありません
    しかしその後も、彼は精神的DVをやめることはできませんでした
    DV加害者更正教育プログラムでは、都合の悪いこともすべて話さなくてはなりません。
    最初は、グループ内での発言は皆消極的で、あまり話そうとしない人が多かったそうです
    彼も、話さなくてはいけないと思うから、仕方なく話していた時期があったそうです
    自分を理解して欲しくて話すのに、講師の方に味方になってもらえず、イライラした時もあったそうです
    例えば、私に責められて辛かった、と話しても、
    「あなたは、それだけのことをしてきてしまったのですよ」
    と言われたり、
    「あなたに怒りをぶつけずにいられない、彼女の気持ちを思いやることができますか?」
    と聞かれたりして、言葉に詰まることもあったそうです
    DV加害者更正教育プログラム受講初期の頃は、私も、どんなことをしてきたのか、どんな会話があって、他のメンバーはどんなことを発言しているのか、興味津々でした。
    しかし、彼が話すことは、私の気を重くしました。
    「奥さんの身内の葬式に出て、DV加害者として知られているのだから、出席して辛くなかったですか?って、聞かれた」
    とか、
    「今週も、ムカついて相手に手を上げてしまったって、言っている人から、殴らなくて偉いですねって、言われた」
    とか・・・なんで、みんな、オレサマ自分基準なのっ?!って、悲しさや怒りを通り越し、空しくなりました
    身内を亡くした奥さんへの、思いやりの言葉はないんかいっ?
    葬式に出席して辛いって・・・私が親戚中にベラベラと夫はDV加害者ですって、触れ回っているという発想は何処から湧いてくるのでしょうか?
    しかも、彼はぬけぬけと、
    「そりゃ、辛かったけど・・・その分、奥さんのフォローして、周囲に分かってもらおうと頑張ったよ
    と、答えたというから、あきれました
    私は、冷たく彼を見て、
    「・・・心配かけちゃうと思ったから、亡くなったおじいちゃん、おばあちゃんには、話してなかったよ。おじいちゃん、特におばあちゃんの耳には入れたくなかったから、父方の親戚には、私の鬱病のことは話したけど、DVのことは一切話していない。勝手に誤解して盛り上がらないで下さる?」
    と、その時言いました。
    言った後、涙が溢れてきました
    「・・・おばあちゃんに・・・心臓悪くて寝込んでいるおばあちゃんに、言えるわけないでしょ?孫が、DVだなんて・・・!あんたが幸せでいるのが一番や・・・って、いつも手を握ってくれていたおばあちゃんに、悲しませるようなことベラベラと話せるわけないじゃないっ!勝手に・・・話を作らないでよ!」
    と、わんわん泣いてしまいました
    殴らなくて偉いですね・・・と言われた時は、
    「そりゃ・・・殴ったら、おしまいだもんね。誓っているし
    と、答えたというから、これまたムカつきます
    肉体は、殴っていないけど、精神は、ボディーボディー、アッパーアッパー、タコ殴りしてきたでしょうにっ!!
    人の心、巴投げして、コブラツイストかけて、張り手食らわして、回し蹴りしてきたのは、誰だっ?!
    また、その発言者っ!!
    ムカついて殴ってしまった相手への思いやりはないんかいっ?!
    私は、やはり冷たい目で彼を見て、言いました。
    「・・・ムカついて殴られてしまった、彼女、どれだけ恐かっただろうね。どれだけ痛かっただろうね。今も、どれだけ怯えているだろうね」
    彼は、ハッとした表情で、
    「・・・あ、そうだね・・・
    と、言いました。
    今、気付いたんかいっ!!
    と、このように、精神上とてもよろしくなかったので、いつからか、聞くのをやめてしまいました。
    しかし最近は、プログラムを受講して半年を過ぎるメンバーも出てきたので、変化してきたそうです。
    DV行為についても包み隠さず話すようになり、お互いにそこは良くない、と語り合うことができるようになり、講師のアドバイスにも素直に耳を傾け、時間が延長することもしばしばになる、熱心ぶりだそうです。
    DVは、DVする人の価値観や信念から生まれるものであり、プログラムで1番重要なことは、DV加害者の信念や特権意識を手放せるかどうかにあるそうです

     
    DV防止教育センターの講師の方は、面談やメールを通して、DV加害者更正教育プログラム中も同居を続けていた私を心配して、色々な助言を下さいました
    まず、DVについて、よく知ること
    そして、DV加害者について、よく知ること
    孤立させられている状態なので、周囲に話ができる人を見つけること
    また、何か一緒に作り上げる人を作ってもよいでしょう、と言われました
    DVは油断できないものなので、女性相談を活用して、安全計画を作っておくことも必要です、と教えて下さいました
    DVの専門家と綿密な安全計画を立てることは、とても重要だそうです。
    命に関わることだからです
    安全計画には、二つあるそうです。
    相手と一緒にいながらも安全を高める計画と、もう一つは、相手から離れると決めた時のための計画です。
    特に後者は、とても危険性が高まるので、警戒してもし過ぎるということはないそうです
    「DV・虐待加害者の実態を知る あなた自身の人生を取り戻すためのガイド」(ランディ・バンクロフト著 高橋睦子・中島幸子・山口のり子監訳 明石書店)によりますと、彼を恐いと思う感情があるのなら、今すぐは離れる気はなくても、安全計画を立てておくことは重要だそうです。
    DV被害者は、予期せぬ事態に突然巻き込まれることが多いからです
    その時に、どのような対応をとるか、よく考えておくことはとても大切なのだそうです。
    そして、そのことを決して、DV加害者には知られないようにすることも、大事だそうです
     
    私は、同居していた頃、穏やかに過ごすことができ始めると、暴力のあったことが嘘みたいに思えました。
    笑顔で優しい彼に戻ると、その状態を長く維持するために精神力を注いでしまい、離れること何て考えもつきませんでした
    今思えば、すべて彼の支配の範疇だったのです
    爆発により、私の気力を奪い、現状維持をやっとの精神状態にして、逃げ出さないようにコントロールされていたのだと思います
    それでも、講師の方からの助言を聞き入れ、少しずつ立てた安全計画は、心のよりどころでした
    いざとなったら、こうして、ああして、こうすればいい・・・と、決意し、情報を確保しているかどうかは、大きな支えになります。
    私の場合は、使わないままでしたが、それでも力になってくれました
    講師の方が、メールで送って下さった言葉があります
     
     
    ゲシュタルトの祈り
     
    私は私のために生き、あなたはあなたのために生きる。
    私はあなたの期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。
    そしてあなたも、私の期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。
    もしも縁があって、私たちが出会えたのならそれは素晴らしいこと。
    出会えなくても、それもまた素晴らしいこと。
     
     
    声に出して読むと、不思議です。
    気が楽になる気がしました。
    なので、紹介致します
    しかし、DV加害者風にアレンジすると、
    「私は私のために生き、お前は私のために生きる。
     私はお前の期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。
     しかしお前は、私の期待に応えて行動、思考、呼吸するために、この世に在るのである。
     縁があって、私たちは出会えたのではない。
     私が、お前を選んでやったのだから、お前は私に感謝しなければならない。
     素晴らしい、私」
    というカンジでしょか
    うっ・・・ひどい
    すみません、もう一度、本物をちゃんと読んでお口直しして下さいね
    今日も、ありがとうございました
     










     





    DVから少し、離れて

    • 2009.07.23 Thursday
    • 22:07
    評価:
    ドロシー・ロー・ノルト,谷川 俊太郎,長田 弘
    双葉社
    ¥ 1,050
    (2005-12)
    コメント:厳しくも、優しい言葉にあふれています。詩の力はすごいな・・・と思いました。

    評価:
    よしなが ふみ
    講談社
    ¥ 590
    (2007-11-22)
    コメント:弁護士と美容師のゲイカップルのお話ですが、弁護士さんのストレス解消&楽しみは、食事を作ること。とても美味しそうに作ります。お話も読み切りばかりで楽しいです。

    評価:
    よしなが ふみ
    講談社
    ¥ 590
    (2008-11-21)
    コメント:人生の喜び、悲しみ、カップルで生じる諸々の問題など、異性だろうと同性だろうと、共通しているのだな・・・と、改めて気づきます。みんな生きている、一緒に生きていると伝わります。楽しく読めるんですが、心もあったかくなります。

    最近は、DV関連書以外も、心がけて読むようにしています
    DVのことばかり考えると、彼のことばかり考えることになるからです
    彼にされて辛かったこと、苦しかったこと、怒りを感じたこと、悲しみに打ちのめされたこと
    彼に優しくされて嬉しかったこと、喜びを感じたこと、幸せだな・・・と思ったこと
    思い出すと、今、離れている彼のことが気になり出します
    彼は元気だろうか、困っていないだろうか、彼は何を思い暮らしているのだろうか
    反省し・・・変わろうと心から思い、行動してくれているのだろうか
    彼以外の人の思い出や記憶は、相変わらず曖昧で、不鮮明で。
    両親、兄弟、親戚、友達、出会った人々、場所、出来事・・・それらの温かく優しい思い出は、思い出そうとすると、頭痛がして思い出せません。
    それなのに、鮮明な彼との記憶。
    だから余計に捕らわれるのかな・・・と思います
    そういう時は、心地よいことをするに限ります

    「親から子へ伝えたい17の詩」は、偶然本屋で立ち読みをして、この中の「もっと自分を愛してごらん」という詩に、とても惹かれて、購入を決めました。
    他の詩も、どれも素敵なのですが、多分、この詩が一番今の私に必要な言葉が多く詠われていたのだと思います
    自分をありのままに愛することを、繰り返し、優しく勧めるこの詩には、説教じみたところはありません
    辛い目に遭ってきた人の気持ちを理解して、そのままの自分をまず受け入れてみようよ・・・と、同じ目線で、傍らに寄り添い、語りかけてくれているような感じがします
    混乱、闘い、かなしみ、おびえ。
    これらの言葉が、また、私の胸を打ちました
    詩集に収められている、「子は親の鏡」は、子育てをしている方すべてへのエールですし、「逆説の十字架」は、これでもかこれでもか、と二次被害に遭い苦しんでいる私へのエールとなりました
    「わたしと小鳥とすずと」、「この世で一番の奇跡」は、DV加害者の人にも是非読んで欲しい詩です

    「きのう何食べた?」は、漫画です
    よしながふみさんという方は、とても繊細な絵を描かれるのですが、ビックリするくらい大胆なところもあって。
    「大奥」という漫画では、女性が将軍で、大奥がすべて男性というお話を描いてみえます。
    「大奥」は、ハーレムを描いているわけではなく、歴史の中の悲恋のエピソードに切なくなりますし、人間の業の深さに言葉を失うこともあります
    読んでいて辛い場面もありますが、こういう作品を描かれる、よしながふみさんの懐の深さに、とても感動しています
    「きのう何食べた?」は、「大奥」と違い、楽しい漫画の部類です
    気楽に読めるところも好きです
    ですが、内容は決して軽薄なものではなく、弁護士と美容師というゲイカップルの日常には色々な葛藤もあり、幸せもあり・・・。
    それは、同性だろうと、異性だろうと、根本的な部分は変わらないのだと、伝わります
    弁護士の筧(かけい)氏のところに相談に来る人、美容師の矢吹(やぶき)氏のところに来るお客さんにも日常があり、色々な過去や悩みがあります。
    そのことが深刻に描かれるのではなく、淡々と、しかし乗り越える力を人間は持っているのだな・・・と教えてくれます
    筧氏の大好きなことは、ご飯を作ることです
    とても楽しそうに食事を手早く作るので、読んでいると自分もやりたくなる・・・もしくは、
    「私にも、作って・・・・
    と、呟いてしまいます
    筧氏のところに、DV被害者の方も相談に来ますが、男性です
    男性DV被害者の辛さが、伝わります
    一つ一つのお話が読み切りですので、続きが気になることなく安心して読めますし、どのお料理も美味しそうです
    ああ・・・食欲ないなあ・・・とか、ああ・・・クスッと笑いたいなあ・・・という時、開いて読んでいます

    誰かが、自分のために与えようとしてくれる、伝えようとしてくれる
    そのことに気付く瞬間が、読書や音楽を聴いている時が多いです
    諦めずに、その気付きを発見していきます


    DV被害を乗り越えるヒントが詰まった本

    • 2009.07.24 Friday
    • 14:48
    評価:
    レジリエンス
    梨の木舎
    ¥ 1,575
    (2005-11)
    コメント:とても実践的で、親切な本です。巻末に、アートセラピーも紹介して下さっています。

    何故、この本を忘れてしまっていたのか・・・自分でも不思議なのですが
    DV被害者のバイブルと私が思っている書籍が
    「傷ついたあなたへーわたしがわたしを大切にするということ DVトラウマからの回復ワークブック」(レジリエンス著 梨の木舎発行)です
    読んだ方も多いかと思いますが、ここで改めて紹介致します
    この本は、DV被害者のために様々な活動をされているレジリエンスさんが作られたものです
    レジリエンス代表の中島幸子さんご自身、DV被害の経験があるそうです
    ですから、とてもきめ細かなDV被害者の心を汲んだ本になっています
    どうして、私が肝心なこの本を忘れていたのか・・・必死に思い出しました。
    夫がDVと分かったけれども、まだDV加害者更正教育プログラム受講前の、精神的に辛い時期に読みました
    周囲にまだ、DVのことを理解してくれる人も少なく、様々な所で二次被害に遭い、一番ドン底に落ちていた時期でもあります
    そんな私を救ってくれた本でした
    しかし、あまりにもその時の経験が辛く、本の表紙を見るだけで色々言われたことや出来事を思い出してしまい、辛くて悲しくて
    引き出しの奥にしまってあったのです。
    昨日、偶然見つけて読み返しました。
    「ああ・・・こんなに良い本だったんだ・・・!」
    と、改めて気付きました
    本当に、こういう本を作って下さった、レジリエンスさんは素晴らしいです
    とても感謝しております

    本の内容は、最初は、DVとはどういうことかの詳しい説明と、DVのチェックリストが載っています。
    とても確信をついた内容を、明瞭に簡潔に、しかも分かりやすく書いてあるのが、大きな特徴です。
    また、書き込み式になっていますので、どんどん書いて、自分が今どういう状態か見つめ直すチャンスを与えてくれます。
    自分が思いつく、DVについて項目ごとに書いたり。
    彼と共にいることで諦めていったことを書き出したり。
    DVによる、自分の反応について書く表があったり。
    その反応に対して、自分はどのように対処してきたかも記入したり。
    感情に蓋をしたと自覚したことがあっただろうか、振り返ったり。
    反対に、どうしようもない怒りを感じて、爆発したことがあったか、思い出したり。
    すべて、これらの部分に書き込む欄が用意されています。
    読みながら、自分の過去、現在が理解できるようになっています。
    そして、この本の中で「アミグダラ」という言葉が出てくるのですが、アミグダラとは、脳の中にある部位のことです。
    過去の恐怖体験と似たような状態が起きたと感じると、反応して、一気にその経験の最中に感覚を戻してしまう機能があります。
    人間の危機回避のための機能でしょうが、すごぉーーーーーーーくいやぁーーーーーな機能です
    私で言うと、男性全般の大きな声と、特に夫の出す大きな音
    これに接すると、一気にジェットコースターで連れ去られます
    恐怖の館へいらっしゃぁーーーーーいって、感じです
    震えるわ、涙はこみ上げるわ、腰は抜けるわ、呼吸は苦しくなるわ・・・もう、ホント、自分でもどうしようもない状態になります
    これが、アミグダラのせいなのかっ!!と、この本を読んで知りました
    アミグダラが反応してしまった場合の対処についても、紹介してくれています。
    一番は、現在の自分の状態が、過去の恐怖経験をした時とは違うと気付くヒントを見つけることのようです。
    ヒントになるものをあらかじめ身につけていたり、見つける癖をつけておくといいそうです。
    ここにも、記入する部分があり、アミグダラの反応を振り返ったり、過去の恐怖体験に対して今の自分が助けるとしたらどう対処するか、書くようになっています
    過去、現在ときたからには、次は未来です
    この本の特に素敵なところは、未来の自分をイメージするようになっているところです。
    そして、彼と離れて、喪失感を感じる自分に対して、グリーフワークを促すようになっています。
    グリーフワークとは、喪失感を癒す過程を助ける作業のことです。
    別居して、ホッとする反面、大事なものを失くしたような・・・辛い思いもします
    自分がまだキノコだから仕方ないといえば仕方ないのですが、そのことを受け入れ、自ら進んでグリーフワークをすることは、とても自分のためになることだと思うのです
    そして、自分が落ち着くということは、子供の情緒安定につながります。
    そのためのヒントが書いてあり、とても役に立ちました。
    もちろん、子供への影響や、アドバイスも書いてあります。
    DVを隠したり、なかったようにすることはせず、子供の年齢に応じて話した方がよいこと。
    しかし、子供の消化できる範囲にすること。
    親の精神安定のためには、話さないこと
    子供からのサポートを期待して、話さないこと
    これらのことは、親として深く肝に銘じました
    最後は、自分が今まで生きてきた人生を振り返り、達成したことを書くリストがあります。
    ここを書く頃には、結構、自分を好きになっています
    「こんなに色々あったのに・・・エライ、よくやったっ!!」
    と、自我絶賛状態です
    遠慮してはいけません。
    自分を大絶賛して、たくさん書いてしまって下さい
    前に書いたリストを読んで、昨日、私は、大分元気になりました
    自分で自分を認める力って、大きいのですね
    その後、自分でできるアートセラピーが紹介されています。
    当時、力がなくてできませんでしたが、今日からやってみようと思います。
    挑戦したら、また、ご紹介しますね

    この本をまだ読んでみえない方は、是非、読んでみて下さい
    私は、思い出して繰り返し読んで、とても良かったです
    DV被害は、根深く残酷な傷を残しているので、繰り返し読むとさらに効果をもたらしてくれるのかも知れません
    さあ、週末が来ます。
    彼と会うのが、楽しみだけど・・・まだ不安
    もう一度、本を読んで、元気をもらいます







    声が出なくなった出来事の翌日

    • 2009.08.02 Sunday
    • 12:35
    声が出なくなった出来事の翌日。
    ブログのコメントを読みました。
    嬉しくて、涙が出てきました。
    何て、沢山の方が、私のブログを読んで下さっているんだろう。
    私のことを心配して、励ましの優しいお言葉を掛けて下さり、支えようとして下さっているんだろう。
    とても、とても感動しました。
    人間って、何て温かいのでしょうか。
    いっぱい辛いことや、苦しいことを・・・皆さん、経験されてきているのに、皆さん、何て優しくて強くて素晴らしい方ばかりのでしょう。
    コメントを寄せて下さった方だけでなく、読んで下さっている方々・・・読んで下さる方がみえると知るだけで・・・いつもいつも心に力をいっぱいもらいます。
    いつもいつも、本当にありがとうございます。
    人間は残酷で怖いものだということを知りましたが、人間はそれでも素晴らしいものだよということを、いつも皆様が教えて下さいます。
    希望をありがとうございます。
    心から、感謝申し上げます。
     

    DV被害者用アートセラピーにチャレンジしました

    • 2009.08.05 Wednesday
    • 14:14
     「わたしがわたしを大切にすること DVトラウマからの回復ワークブック」(レジリエンス著)
    本に紹介されています、”わたしを表現するアートセラピー”をやってみました
    これは、自分を表現するカードを作製するというものです。写真でも、折り紙でも、色々な画材でも構わないので、「〜の私」「〜したい私」「本当は〜な私」と、自分自身を絵や写真や折り紙で表します。
    私は、カタログの切り抜きを使いました
    「コーヒーが好きな私」
    「チョコレートケーキが好きな私」です。
    カタログを見て、欲しい・・・こんなカップ・・・とか、このケーキ食べたいっ!というものを選びました




    次も、カタログを切り抜いて作りました。
     「アロマのミストでうっとりしたい私」
     「光をいっぱい浴びたい私」
     「自分だけのベッドで好きなだけ寝ていたい私」
     このカードは、自分の願望だらけになってしまいました
     次のカードも、願望だらです。
     やはり、カタログを切り抜きました。
     「一人になれるスペースが欲しい私」
     「木のベンチで読書したい私」
     一つだけ違って、
     「窓が大好きな私」
     があります。
     同じように、観葉植物を並べて、
     「緑の好きな私」
     というカードも作りました



     やってみた感想は、とても楽しいです!!
    ただ、いいなあ・・・と思うものを切って、貼っただけなのですが、物凄い楽しかったです。
    切り抜きの周りを色鉛筆で飾りつけするのも、楽しくて楽しくて
    癖になりそうです。
    この調子で、好きな俳優さんとか、好きな本とか、好きなアーティストさんとか、お気に入りの歴史の人物の資料とか、今まで旅行して良かったところとか、好きな色の折り紙とか、草花の写真とか、好みの雑貨の切り抜きとか、どんどんやってみたくなりました。
    ああ、私こんな風に願っているんだなあ・・・とか、私って、こんな感じが好きだったんだ・・・とか、そうそう、私はこういうものが大好きだったよね・・・などなど、好きなものや感覚を取り戻すきっかけになる気がします
    子供も一緒に楽しんでやっていました。
    すぐに飽きましたが・・・。
    私は飽きずに、子供に怒られるまで、チョキチョキ、ペタペタしていました
    こんな簡単なことなのに、こんなに楽しくて、心が明るくなる何て不思議です
    カタログをさばくり、またチャレンジしたいと思います。
    是非、気分転換になると思いますので、やってみて下さい
     
    レジリエンスさんから、お許しを頂き、レジリエンスさんのリンクを新しく貼りました
    レジリエンスさんは、このような活動も含めて、DV被害者の方のためのケア講座にとても力を入れてみえます。
    お近くの方は、どうぞ参加されてみてはいかがでしょうか。
    HPを見ますと、一回だけの参加もOKの講座もあるようです。
    私は遠いので行けなくて残念です
     

    地方でも何処でも、公共機関で、積極的に被害者ケアのアートセラピーなどの講座を開いて下さると助かりますよね
    DVに限らず、とても喜ばれることだと思うのですが・・・
    子供向けも、もちろん、現在形に限らず、過去に悲運に遭われた方も対象に、気軽に誰でも参加できる講座が、あちらこちらで開かれるといいなあと思います。
    民間団体に任せきりにするのではなく、公共機関の方も、もっと積極的に養成講座を受講して、DV被害者ケアや、母子ケアにも幅を広げていって欲しいです
    そして、何よりも、DV加害者更正教育プログラムの講師が、公共機関に存在するようになるといいですのに。
    土日でも、いつでも何処でも、DV加害者更正教育プログラムを受講できる環境が整うようになると、DV加害者DV行為の抑制にもつながると思います
    今のままでは、DV加害者は反省する場がないに等しいので、いくら本人が望んでも変わることが難しいと思います。
    そもそも、変わる気がない・・・残念ながら、気付かないままでいるDV加害者も多いのですから
    今日も、チョキチョキして、楽しみたいと思います
    今日のカードはどんな風になるのか、楽しみです

    自分で自分を褒めること・・・DV被害への効用

    • 2009.08.08 Saturday
    • 00:26

    今日は、2009年8月7日ですが、毎日薬物に関する報道が過熱さを増しています
    私の周囲でも、話題になりました。
    「ああいう旦那を選ぶんだから、仕方ない。結局、そういう旦那と結婚した時点で、本人も悪いんだ」
    と、私の父親が熱く語っておりました
    グサリ・・・と、くる一言でした。
    「そういう意見もあるでしょうけど、それを言われると・・・私も辛いなあ・・・」
    と、私が呟くと、
    「そうだね
    「見る目、ないもんね
    「私なら選ばなかったし、結婚しなかった、あなたの旦那さんとは
    「お前は、コメントできないよなあ。その資格がない
    次から次へと身内からの容赦ない言葉に、うな垂れるしかありませんでした
     

    彼が、DV加害者だから・・・「私」も悪いのは何故でしょうか?
    まず、彼がDVをする人物であることを見抜けずに、結婚してしまったということが考えられます。
    次に、彼がDVをする人物であることに気付かないまま、彼のDVを増長させることをしてしまったということも考えられます。
    彼がDV加害者に変貌すると、結婚前に気付くことは可能だったのか。
    私の場合は、これはとても難しいことでした
    彼は、結婚前は、私の話を聞くことが楽しみだといつも微笑み、意見を出し合い理解し合うことを喜んでいたように見えたからです。
    結婚後の生活である、住む場所、仕事、家事の分担についても。
    会費制の結婚パーティーの企画についても。
    新婚旅行は国内にしようという提案も。
    私達はよく話し合い、お互いの譲れない部分を確認し合って、柔軟に対応していくことを学んでいました。
    しかし、結婚して・・・彼の「嫁」になった途端、彼の中でスイッチが入ったそうです
    「夫婦は一心同体
    「夫は、大黒柱でいなくてはならない
    「家長制度万歳
    「言わなくても分かるのが、本当の夫婦の姿。以心伝心最高
    そんな彼のスイッチに気付かず、私は彼を大切に思うからこそ、色々とマメに動いていました
    独身時代10年間、朝食抜きの生活だった彼のために朝食を作り。
    手作りのお弁当を作り。
    喘息がある彼の発作が起きないように、掃除をこまめにして。
    彼の帰宅時間に合わせてお風呂のお湯を温めたり。
    彼の誕生日やバレンタインデーには、自分の趣味であるお菓子作りを生かし、手作りのケーキをプレゼントしたり。
    そういうことをしていました
    そのことが、彼のDV行為を増長させることにつながったということなのでしょうか?
    それらが当たり前となってしまった彼は、私が妊娠・出産し、育児に追われ完璧に出来なくなったことに不満を募らせたのでしょう
    その後、病気にもなり、ますます彼の身の回りのことや、精神的ケアや、夜の営みの相手まで、完璧にこなせなくなってきた私に対して、彼は怒りを抱え込み、爆発するようになったのでしょう
    ですから、DVを見抜けなかった私が悪く
    彼を甘やかし、DVを増長させた私も悪い
    まあ、そう言われれば・・・そういう意見もありますよね。
    しかぁし、しかぁし、しかしっ、ですね
    甘い新婚時代があってもいいのではないですか?
    その美しい思い出が、その後の夫婦を支えることもあるでしょう。
    DVとは関係なく、そういう新婚時代を過ごされたご夫婦もみえると思います。
    DVではないご夫婦は、色々変わりゆく生活スタイルや状況に、ご夫婦で柔軟に対応し、その時その時で変化していくのです
    DV加害者は、変わらないだけです
    奥さんが、妊娠しようが。
    奥さんが、具合が悪くなろうが。
    本質が変わらないのです
    要求も変わらないのです
    いつまでも新婚時代の妻を求め、それよりさらに、もっともっとと、ねだるのです
    男性は、いつまでたっても子供みたいな所がある。
    男所帯で育ち、骨の髄までそのことを知り尽くしていた私でした。
    ですから、彼の甘えぶりも要求ぶりも、男性特有のものかな?と思っていました
    まさか、DV加害者とは思いも寄りませんでした
    自分を正当化するつもりはありません。
    しかし、「見抜けない」から、「甘やかした」から、「DVに遭っても仕方がない」とは、思いません
    悪いのは、DVという犯罪行為です。
    私に隙があったから、DVされても仕方がない何て、それは、DVという行為を許してしまっている考え方です。
    DVは、許されない行為なのです。
    DVについて無知だったことは、私も反省しています
    しかし、結婚相手がDV加害者だった、そのことが、これ程までに様々な人達に、貶められることだとは思いもよりませんでした
    「彼」も悪いが、「彼」を選んだ「私」も悪い
    そして、今の「私」は、DV加害者に精神まで囚われている、マインドコントロールが解けていない、困ったDV被害者ということになっているのです
    彼に粉々にされた、自己肯定感
    さらに、自分の尊厳を保つ、自尊感情まで消えていく毎日です
    さんざんDVに気付く前から、周囲に迷惑を掛けてきたのですから、仕方のないことなのですが・・・。
    時々、本当に辛くなる時があります
    自分が、すべてを腐らせる膿の元になっているような気がして・・・消えてしまいたい時もあります
     
     
    そんな時、
    「おかあさんがもっと自分を好きになる本 子育てがラクになる自己尊重トレーニング」(北村年子著 学陽書房発行 2003年初版)
    を読みました
    その中に「わたしの権利 ぼくの権利」という10か条が、出てきます(P.74〜77)。
     
    1  わたしには、対等な人間として、尊厳をもってあつかわれる権利がある
    2  わたしには、自分の感情と意見をもち、それを表す権利がある(自己表明権)
    3  わたしには、自分の価値を尊重される権利があり、自分の価値に耳をかたむけてもらい、まじめにとりあげてもらう権利がある(自己尊重権)
    4  わたしには、自分にとって大切なものを、自分で決める権利がある(自己決定権)
    5  わたしには、まちがいをする権利がある
    6  わたしには、考えを変える権利がある
    7  わたしには、「わかりません」「できません」という権利がある
    8  わたしには、ほかの人の悩みの種を自分の責任にされることをことわる権利がある
    9  わたしには、自分にとって必要な休息や遊びの時間、自由な時間をもつ権利がある
    10 わたしには、自分の権利を、行使する自由と行使しない自由がある
     
    日本国憲法に定められている基本的人権と、子どもの権利条約にある子どもの権利などを、子供さんにも理解しやすいように表現されたものだそうです
    私達、一人一人が持っているはずの権利なのです
    忘れてしまったものも・・・この中にはありました。
    取り戻さなければならない尊いものばかりです
     
    本の中で、毎日自分で自分を褒める日記を付けるといいですよ・・・とも、紹介されていました。
    「ああ・・・今日もだらけちゃった・・・具合が悪いとはいえ・・・最低・・・」
    と、いう日であっても、日記に、
    「今日は家でだらけて過ごしてしまったけど、おかげで外出しなかったから出費を抑えられた!エライぞ、私!しかも、身体を休めてエライ!良かったね、私の体」
    と、書くようなことです。
    これを毎日続けると、誰も褒めてくれなくても、自分で自分を褒めることで、とても心の力が溜まっていくそうです
    私は、家計簿に付いている小さな記入欄に、毎日書いてみることにしました
     
    著者の方から、とても心強いメッセージがあるので、ご紹介します
    できたら、声に出して読んでみて下さい
    著者の方も、是非そうして下さいと書いてあります。
     
    「誰がなんといおうと、私は価値がある存在です。
     誰がなんといおうと、私はこの世にたったひとつのかけがえのない大切ないのちです。
     誰が私に何をしようと、私のいいところはなくならない。
     私は今このままで、この宇宙に唯一無二のすばらしい存在です」(P.79)
     
    いつもブログを読んで下さり、ありがとうございます
    敬愛なる、皆様に
    ブログを読んでみえない方も、世界のすべての人に
    このメッセージを捧げます

     



     










    DV被害者向けのアートセラピー

    • 2009.08.16 Sunday
    • 18:09

    「傷ついたあなたへ わたしがわたしを大切にするとDVトラウマからの回復ワークブック」レジリエンス著 梨の木舎出版
    に、紹介されているアートセラピーに、また挑戦してみました
    今回は、
    「トラウマを描いてみましょう」
    というものです
    白い紙に、自分の好きな画材で、自分のトラウマを描いてみます
    どんな色で、どんな形をしているのかイメージします
    そして、そこからの回復の道も描きます
    本当は、一枚の紙で表現するそうですが、私はうまく描くことができなくて、三枚に分けてしまいました

     一番最初のイメージで描いたのは、グチャグチャのトゲトゲのツンツンのグルグルのドロドロのサボテンのような珊瑚のような、そういうものでした
    次に描いたのは、ここからの回復は、すべてを発散させつつも、緩やかに穏やかに落ち着かせていくしかないと思い、上へ上へすべてを昇華していく気持ちを込めてイメージを描きました
    次に描いたのは、トゲトゲツンツンしたものが落ち着き、色合いも柔らかく穏やかになっていくことと、丸く丸くバランスが取れていくイメージでした
    次に描いたのは、心というか魂というか、私の中心にあるもに、ようやく本来の色が戻り、外へ向かっていたエネルギーが内側へ内側へ戻っていくイメージでした                                                                                                   
    最後は、回復の形態は、お花をどうしても咲かせたくて、好きな色を全部使って大きな花を描きました。心に魂に再び、こんな風に花を咲かせることができるように
    クリスタルケイの歌の中の歌詞のように、道端に咲く花に微笑みかけるような人になれるように
    自分の中にも花を持っていられる人になれるように
    イメージを描きました
     
    やってみて驚いたのは、描き出したら・・・とても楽しく、描き終えることができたということです
    トラウマからの回復の道を描く・・・というテーマが良かったのかも知れません

     自分の抱いているトラウマが、こういうイメージで、自分の中に在るんだ・・・と視覚化することも面白かったです
    描いてみる前は、怖くて・・・大きな白い紙に描くことは諦めてしまいました
    そこで、小さな白い紙に描くことにしたのです
    トラウマを小さく描くことから挑戦したのが、私には幸いだったようです
    思ったより落ち着いて、楽しく描くことができました
    回復までのイメージも描いているうちに自然に湧いて、一気に描き上げることができました
     
    それでも、最初のトラウマのイメージ絵を見ると・・・自分がDVにより、どれ程混乱し傷つき、悲しみ怒り、壊され叩き落され、淀み、歪められ、形を変えられてしまったのか・・・また、形を自ら変えてしまったのか・・・改めて気付きます
    私を心配する、いもうと達に、
    「義兄さんを好きでも、DVは嫌なんでしょ?でも、DVは義兄さんがやっていることで、二つは切り離せないんだよ?」
    「罪を憎んで、人を憎まずなんて、無理だよ。おねえちゃんの体が壊れちゃう」
    と言われ、私は恥ずかしながら泣き出してしまいました
    「・・・一番、辛いのは・・・ね。
    彼が優しいのに、DVしていないのに、DVに怯えてしまう自分なの。
    すべてをDVしているんじゃないか?と疑う自分も、すごく嫌なの。
    彼は、そこにいるだけで何もDVしていないのに、彼といられて幸せを感じる時もあるのに、それでも怖いと感じるの。
    そんな自分がすごく嫌で情けなくて、一番そのことが辛いの・・・早く、抜け出したい、抜け出したいよぉ・・・・」
    と、泣きじゃくってしまいました
    いもうと達は、
    「おかしいよ。好きで幸せさえ感じる相手に、同時に恐怖を感じるなんて。おねえちゃん、辛過ぎる」
    「こわいって、泣いてやれっ!見せしめでも何でも、感情爆発させていいんだよ。おねえちゃんがこんなに思っていること、出してやれっ!」
    私は、泣くばかりでした
    今までそうやってきて、彼がどれ程恐ろしい豹変ぶりをしてきたか
    私の心身は・・・学習してしまっているのです
    私自身、勇気を持って、その恐怖を克服したいのですが
    まだ、その一歩が踏み出せないのです
    早く、一歩を踏み出したいです
     
    紙粘土のアートセラピーも紹介されていたので、挑戦しようと紙粘土を購入しました

    お盆休みで実家に集まった子供達に見つかってしまい、あっという間に、子供達の夏休み工芸教室になってしまいました
    私の子供も、すごぉーく楽しそうに作っていました
    視覚的には、とても不思議なものばかりでしたが、実に楽しそうに作るので、見ていてとても微笑ましかったです
    ちなみに、私の弟達(それぞれの子供達のパパ)も参加して、作りましたが
    「ウンチ
    「おっぱい
    といった作品を作ったため、
    それぞれの子供に踏み潰されていました・・・
    その破壊ぶりは、ゴジラが街を破壊しているようでした
    破壊と創造
    今日もゴジラ達は、夏の暑さに負けず、元気に繰り返しています







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