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    DV加害者の彼の頭の中、心の中

    • 2009.06.19 Friday
    • 21:46
    彼と別居して、2週間が立ちます
    子供が寂しがるので週末だけ会いますが、彼と会うと私は半日寝込んでしまいます
    体が重くなり、起き上がれなくなるのです
    今度の週末はどうなのかな・・・と、不安に思う気持ちと、それでも彼に会いたい気持ちと混じりあっています。
    彼は、好きなのです。
    でも、DVは嫌いで、もう絶対に嫌なのです。
    彼とDVが離れればいいのに・・・と思いながらも、それは無理なのではないかという気持ちもあり、とても迷い混乱し苦悩します

    私は、こういう時、一冊の本を手に取ります。
    「DV・虐待加害者の実体を知る あなた自身の人生を取り戻すためのガイド」(ランディ・バンクロフト著 高橋睦子・中島幸子・山口のり子・監訳 明石書店)
    この本は、DV被害者のために書かれた本です。
    加害者によるDVに怯え、混乱し、苦しんでいる被害者のために、加害者がどのように考え、どのようにコントロールしようとしているのか。
    正に、加害者の手の内を明らかにすることに挑み、暗闇に迷さう被害者の助けになろうとしている本です。

    私は、この本を読んで、彼の内面にあるブラックホールの全貌が少しずつ見えた気がしました
    結婚してから、彼の心情を理解しようとしたり、色々話を聞いて悩みを共感しようとしたり、彼が癒されるように心を尽くしました。
    ですが、応えても、尽くしても、支えても、優しくしても、彼は満足することがありませんでした。
    どんどん要求のレベルは高くなり、私はブラックホールに吸い込まれるように、心身の力をどんどん吸い取られていきました。
    彼は、DVの理由について、幼少期のいじめによるトラウマ、喧嘩をしていた両親の影響、最初に勤めた会社の上司のパワーハラスメント等が関係していると言いました。
    「一人でいつも抱えて、耐えていたんだ誰にも話せなくて、これ以上傷つきたくなくて、いつも表面的な付き合いしかしようとしてこなかった。俺が我慢すればいい、俺がやるしかない、誰も分かってくれない、誰も頼りにはできない孤独だけど、それでいい・・・と、思っていたんだ
    彼は、自嘲気味に笑いました。
    「だから、奥さんが気持ちを分かってくれた時、すごく気持ち良かったんだよねもう離したくないと思ってしまったんだそれくらい、俺の傷口にストレートに、奥さんの存在はスッポリと入ったんだよ
    私は、彼のその言葉を信じ、最近まで、彼に感じたブラックホール彼の心の傷なのだと考えていたのです

    しかし、本を読んで、違うのだと知りました
    彼は、自分には特権意識があると信じているのです。
    彼は、私に対して身の回りの世話をしてもらうことはもちろん、心のケア、セックスの相手、自分の支配欲を満たす従順性を、当然と考えていたのでした。
    そして、彼にだけは、俺には非がないのだと主張できる権利を持っていると信じているのです。
    だから、私の意見や批判や非難や怒りは、絶対に許せないのです。
    ブラックホールの正体は、この特権意識でした
    してもらって当然と考えているので、感謝の気持ちもないし、要求はどんどん高くなるのです。
    俺はもっとしてもらっていいのだ、俺にだけ許された権利なのだから・・・と。
    彼は、自分の傷さえも武器に、私をコントロールしていたのでした。

    本には、色々な加害者タイプが紹介されています。
    実際は色々なタイプが混ざり合い、存在するのが、現実の加害者だそうです

    「過剰要求男」タイプは、自分のニーズを満たしてくれることがすべてだそうです。しかし、相手のニーズは満たす気はなく、優しい振る舞いをしたとしても、自分がやりたいもしくは、引き換えに頼みたいことがあるからといった含みがあります。とても利己的で、感謝の気持ちはありませんとのことです
    「最高権威男」タイプは、自分を正に、世界一の最高の権威を持つ人間だと信じているそうです。話し合う気はなく、自分の考えを押し付けることがすべてだそうです
    「水攻め男」タイプは、心理的に冷静に追い詰めるそうです。常に自信たっぷりで、相手の感情をわざと逆なでしたりして、おかしいのは自分ではなく、相手の方だと思わせるのが上手だそうです
    「鬼軍曹」タイプは、暴君で嫉妬深く、相手のすべてを管理しようとするそうです。中には、人前で身体的暴力をふるうことも構わない加害者もいるそうです
    「繊細そうな」タイプは、一見、穏やかで女性の気持ちを理解してくれそうな雰囲気を持つ人に見えるそうです。しかし、自分の繊細な心が傷つかないように(繊細さは、彼がそう信じているだけであっても)、相手が気を遣うことを求め、相手が怠ったと感じた時はどれだけ傷ついたか強調するそうです
    「プレーボーイ」タイプは、女性に対しての敬意がないそうです。だから、浮気はやめられないし、自分の欲求は我慢しません。また、浮気を見つけて責められると、身体的暴力を使って怒る加害者もいるそうです
    「ランボー」タイプは、誰に対しても力を見せ付けることが好みだそうです。人を恐がらせたり、暴力で威圧したりすることは、男性の魅力の一つと考えています。女性については、力がなく弱い存在で、男性よりも劣っていると考えているので、飾りのようなものだと思っているそうです
    「被害者男」タイプは、自分が人生でどれだけ悲しい辛い目に遭ってきたのか、相手に訴えることが上手だそうです。そして、自分は過去にたくさんの傷を背負われてきたのだから、相手に何をしようと自分には仕方のないことで、責任も罪もないと信じているそうです
    「テロリスト」タイプは、相手を恐がらせることに快感を覚えるそうです。身体的暴力をふるわなくても、脅しや奇怪な言動で、相手に恐怖を与えてコントロールしようとするそうです。相手の命をも自分が握っていると考えている傾向があるそうです
    「精神疾患あるいは依存症をもつ男」タイプは、精神疾患や依存症を理由にして、自分の行為には責任はないと主張するそうです。ですから相手にDV行為を咎められると、そのせいで自分が重症になる、そうなったら君の責任だ・・・と、返すそうです

    この本には、DV加害者更正教育プログラムを受けている加害者のパートナーへのメッセージも載っています。
    プログラムを受講しても、特権意識を手放さない限り、彼のDVは消えない。
    はっきりと、そう書かれています。
    そして、彼が変わるのを待つのではなく、「自分」を取り戻すことに専念し、彼のことは考えないようにして下さい・・・と、続きます。
    彼が変わるかどうかは、彼の問題であり、パートナーには責任はないのだと。
    彼の問題は彼に任せ、パートナーは、自分自身と子供の快復を一番に考え、彼のコントロールなしでも生きていける人生を取り戻しましょう、と。
    いつも、この箇所を読むと、涙ぐんでしまいます

    本には、質問項目があって、その質問部分だけを拾い読みすることもできるようになっています。
    「今はなくても、身体的暴力に最後はいってしまうのか?」
    「謝るのだから、彼は悪いと思っているのか?」
    「普段は優しいのに、彼は二重人格なのか?」
    みたいなことが、挙げられています。
    自分が疑問に感じている質問の部分を読むだけでも、重要な情報が手に入るのではないかと思います。

    DVに遭うと、被害者は、加害者が分からなくなり、どうしてこんなことをするのか知りたくなります。
    色々試みて、すべて裏目に出て失敗し、さらに泥沼にはまり、自分がおかしいのかと思うようにもなります。
    私は、自分が悪いのだといつも思っていました。
    この本を読んで、すべてではなくても、DV加害者としての彼の頭の中、心の中を教えてもらい、とても助かりました。
    知ることは、大きい・・・と、思いました。
    知らないから、分からないから、不安は増大します。
    その不安を軽くしてくれました。

    彼は、この本が嫌いです
    恐れています
    だから、加害者のことを書いてある本なのだな・・・と、余計に思いました。
    しかし、特権意識って、そんなに美味しいものなんですねー。
    誰かに何かをしてもらうのが当然な権利って・・・私は、どんなものなら欲しいかなあと考えました。
    ・・・一日考えましたが、見つかりません
    権利ではなく、願いや祈りならあるのですが
    私は、王様にはなれないみたいです





















     

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