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    DV加害者と向き合う時

    • 2009.06.30 Tuesday
    • 10:58

    別居している彼が、週末だけ訪れます
    子供を寝かしつけてから、私は、
    「何か話したいことあったら、声を掛けて」
    と言って、家事の続きをしたりします
    すると、彼が近くに腰掛けて、話を始めます
    今回は、目にものもらいができて大変だったこと自転車で転んだこと会社で上司に注意をされたこと・・・などでした。
    子供がお母さんに話すように目をキラキラさせながら話す彼の様子を見ながら、
    「へえ、それは大変だったね」
    「転んだの?怪我は?大丈夫?」
    「注意されたんだ。そうか〜」
    と相槌を交え、家事をします。
    彼は、一通り話し終えると、満足したようにゴロンと横になりました
    この時、私のブログを会社のパソコンで読んでいることも知りました。
    ああ・・・このブログを読んでいて、それなのに、
    「奥さん、今週も大変だったね」
    「子供をいつもありがとう」
    とか、何も言わないんだなあ・・・と、思いました
    思ったら、泣けてきてしまい、泣いたら今度は笑い出してしまい、台所で、ケラケラ泣き笑いしてしまいました
    ビックリした彼に、
    「ねえ、私のことも、話していい?」
    と言い、私は一週間にあったこと、思ったこと、辛いことを思い出して寝込んだことも交えて話しました。
    彼は、黙って聞いていました。
    「以上、これが私の一週間でした。聞いてくれてありがとう。まあ、自分で話すからいいんだけどさ・・・一言、どうだった?とか、大変だったね、とか、ありがとう、とか。聞いたり言ってくれると・・・私も報われる気がするんだけど。報われるじゃなく、救われる・・・かな。自分のこと話して、聞いてもらって終わりってさ、相変わらず自分LOVEとしか伝わらないよ」
    「・・・どう言っても、無駄だから
    「・・・は?」
    「俺が思っていても、言葉にして出さなくちゃ、奥さんは認めてくれないんだよね。最初から、ないものだと決め付けるんだよね。心配してるよ、感謝してるよ、恐いだろうに来るのを許してくれて申し訳ないと思っているよ。当たり前じゃないか。心にちゃんと在るよ
    彼は、静かに睨みました。
    「でも、口に出さなきゃ、意味ないんだもんね。奥さんにとっては、伝えなきゃ、最初からないものとされるんだもんね。俺がどれだけ思っていようと、ないものとして片付けられちゃうんだ。全部言い訳にされて。だから、言っても無駄なんだよね
    「・・・・・・」
    「何を言っても、そう取られちゃうんだ。思いやりがないって、決め付けられるんだ
    彼は、とても暗い悲しい表情で俯きました
    どれだけ愛しても思っても理解してもらえない苦悩を抱え込んだ、傷ついた少年のように・・・
     
    さて
    読んで下さっている皆様いつもいつもありがとうございます
    彼の話したことに、矛盾を感じられましたか?
     
    私は、最近、ようやくこの矛盾を理解できるようになったのです
    「ストップ!」
    私は、勢いよく手を上げて言いました
    「それって、俺が思っているのを察しろよって言っているのと同じだよ。いつもそこから、どんどん深みにはまって、結局、あなたの深い愛情と、言葉にできない繊細さを察知できなかった私が悪いってところに落ち着くから、もういいです
    彼の表情から、悲しい色が消えました
    「あのさ、ずっと言い続けていることだけどね。思うだけじゃ、伝わらないの。言葉にして伝えなきゃ、分からないこともあるの。あなたがそういう度に、今までは、男性は女性よりも言葉にして出すのが苦手なのに求め過ぎて悪かったなあ、とか、照れだってあるだろうに酷だったなあ、とか反省を繰り返してきたけど。DVする人は、違うでしょ
    彼の目に、暗い光が宿りました
    DVする人は、選ぶんでしょ。言葉にするか、どうか。私や子供に対して思いやりを持ったとして、それを素直に言葉にできない、態度に出せないのは、できない、出せない、じゃないの。言葉にしない、態度にしない、の。あなたが、選んでいるの
    彼が、薄く笑いました
    「いつも奥さんは、言うもんね。思いがあれば、自然に言葉に出る、態度に出るって。奥さんは、そういう人間なんだよね。俺は、そうだね。選んでいるんだね。どうしてかな。言葉にしたくないんだよね。何でか分からないけど、聞きたくなかったり、言いたくなかったり、したくなかったり」
    「そうみたいだね
    「何でかなあ、何でそうなるのかなあ。最近一人の時、いつも考えているんだよね。どうしてそうなんだろうって」
    「私の存在が、あなたにとって気を配る対象ではないからでしょう。思いやる必要がない。私はあなたを思いやるだけの存在で、あなたが思いやる存在ではないからだよ
    「・・・・そうかな」
    彼の目が据わりました
    ここで、この話は打ち切りました

    最近も、痛ましい事件がありました
    報道されているのを知っただけですが、DVで離婚した方が、前夫に刺された事件。
    また、警察に夫からの傷害で届けを出していた方が、DV専門の相談機関を知らされないまま、結局、届けを取り下げ、夫との生活に戻り・・・命を奪われてしまった事件。
    正直、私も怖いです
    DV加害者更正教育プログラムを受講している間は、私が離婚を言い出さないと彼は信じているから、無茶なことはしないと思っています。
    いや、彼なら大丈夫と思いながらも、時々底光りする暗い目つきや、離婚を口にした時に一気に変貌する雰囲気や、感情がほとばしり始めるオーラの変化が、どうしても恐いです
    だから彼が、対等な関係こそが人間関係の基本であり、夫婦もそうなのだと学び獲得しない限り、同居してやり直すことはもちろん、別れてそれぞれの道を行くことも、どちらも怖いのです
    今は、まだ・・・勇気が持てません。
    子供のために、生きていたいからです。
    奪われる命が惜しいからです
    それでも、彼に服従するだけのロボットからは抜け出したい
    だから、彼が読んでいても、このブログは続けます。
    届かなくても、DVは許さないと、彼にも伝え続けます

    テレビで、コスプレするご家族の写真を撮り続けてみえるカメラマンの方が紹介されていました
    その方が写真を撮られた母子家庭のお母様が、息子さんに宛てた手紙を読まれました
    「おかあさんが辛くて、死にたいよ・・・と、口にした時があったね。
     その時、言葉もまだおぼつかない君が、ママはママを生きなきゃダメだって、言ってくれた。
     すごく嬉しかったよ。ありがとう
    というような内容で、お母様は涙をポロポロとこぼされていました
    私も、号泣してしまいました
    「ママは、ママを 生きなきゃダメ」
    私は、私を 生きなきゃダメ。
    とても大切なことを教えられました
    ありがとうございます









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    • 2018.01.05 Friday
    • 10:58
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      コメント
      明珠様、お優しいお言葉たくさんありがとうございます(号泣)
      DV加害者は、相手の健康を思いやれないのでしょうね。相手の体調でさえもコントロールすることに酔ってしまうのかも知れません。お前がいなきゃ生きられないと縋りつつ、お前も俺なしでは生きられないようになれ・・・と引きずり込もうとするのが、DV行為なのでしょう。DVが存在する家庭は、「共依存」と指摘されてしまうことが多いのですが、「共依存」を作り出して抜け出せなくするのが、DV行為だということを、色々な方に知って欲しいなあと思います。
      • つくしんぼ
      • 2009/07/02 9:16 AM
      言わなくても伝わるのはサトラレ(古い)だけですよね(笑)
      究極の自己中、自己愛、そして他人を自分の下僕のように支配して母のように無償の愛を注いでくれる都合のいい抜け殻にしてその姿に満足感を得て、さらにそれを当たり前の俺様の権利だと思っているのがDVをする人間だと思います。つくしんぼさんのブログは非常にわかりやすくて共感することが多くて、私も一読者としてブログを存続してもらいたいと思っています。しかし、いざとなったらお子さんを抱きしめてすぐに警察に連絡してシェルターに避難してください。お子さんにとっても、父が母を傷つける、傷つけているという事実は非常に辛く悲しいことだと思います(泣)無事が、生きていることが一番です。心身が健康ならなお理想的ですよね…。
      • 明珠
      • 2009/07/01 11:53 PM
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