ブログを更新してから、心療内科に行く予定でしたが、玄関から出られなくなり、病院の予約を明日にしてもらいました
どうして玄関から出られないかというと、夫と話し合いを試みて怖い思いをした翌日は、100%そうなるのです
多分、昔、彼に玄関で通せんぼされた記憶が蘇り、邪魔をするのだと思うのですが・・・
玄関に向かうと身体が異常に重くなり、震えて足が進まなくなるのです。
以前は、そんな自分が嫌で情けなくて、また彼の残像も怖くて怯えて、パニックになり泣いて泣いてオロオロして、一人で沈み込み動けなくなることがダントツ多かったです。
こうなると、死神の囁きが始まるパターンに入りやすいので、それも怖くて
最近は力を振り絞り、誰かにSOSをして、玄関まで来てもらったり、電話をしたり、テレビを付けて彼以外のことを考えようと試みたりしています。
今日は、恐怖感+疲労感がひどくて、這って、部屋の中に戻りました
そして、診察を明日に延ばして、自分のための時間を過ごそうと思うことにしました。
病院に電話して、少しヨガをやり、後は寝ました。
おかげで、少しずつ元気を取り戻し、午後2時過ぎにはようやく、玄関から出ることが出来ました
DV被害の落とし穴について書いています
書きながら、本当に色々あるなあ・・・と実感しています。
今日は「混乱」についてです。
DV関係でなくても、色々なことが重なると人間は混乱するものです
また、人生は試練の場というか・・・悪い時に悪いことが重なりがちなんですよね
そうなると、どんどん渦巻きに巻き込まれるみたいにキリキリマイマイのグッチャグッチャになってしまいます
DV被害に遭うと、この「混乱」が、DV加害者のさじ加減により、左右されることになります。
DV加害者は、「混乱」させるのが大好きです
何故ならば、冷静沈着で物事を受け止めている間は、コントロールができないからです
もしくは、とてもやりにくい
だから、DVしたいと思う相手の理性を奪うことを考えます。
何としても自分の感情に巻き込もうと、ありとあらゆる手段を考え行使します。
その最も効果的な手段が、混乱させることなのです。
自分が発言したことを「そんなこと言っていない」と、言い張ったり
相手が言っていないことを「確かに、君はそう言った」と、決め付けたり
「そう言われれば、そうだけど、俺はそんなことないと思うし」と、とても曖昧な表現を使ったり
「俺も悪いかも知れないけど、よく考えてみて。俺がそうしたのは、誰のせいだと思う?俺だけが悪いのかな、君は何を努力したんだろうか?確かに、俺も悪いよ、それは認める。でも、君は?君は本当に正しいだけなのかな?」と、上手に責任転嫁をしたり
相手の頭をグチャグチャにしたり、相手を感情的にしたり、相手の冷静に把握する力を奪い取ります。
そしてこの混乱は、治まる時間がとても少ないのです。
DV加害者がそばにいる限り、混乱させられるからです
DV加害者がそばにいなくても、一度混乱した精神は、すぐに落ち着きを取り戻すことが出来ません。
混乱していることで、さらに低くなってしまった自己肯定感は、自信を失わせます
自信を失えば、さらに信じる源である自己を見失うことになるのですから、混乱はひどくなるばかりです
周囲にも、色々言われます。
「こうしなさい、ああしなさい」
言われると、振り回される自分ばかりが見えて、また自己嫌悪に陥ります
「こうすれば、ああすれば」
頭では理解していても、心が付いていきません。身体もバラバラになりそうです
頭では、「こうすべきなんだ」と理解している。
心では、「でも、まだこう思うの」と感じている。
肉体は、「もう辛いよ」と悲鳴をあげている。
その状態で、彼からは、さらに混乱を招く言動があり
周囲からは、心配故に、色々な意見が出て
混乱がさらにひどくなり、渦巻きがどんどん速くなり、自分という存在がますます見えなくなり、真っ白な抜け殻になっていくのです・・・
燃え尽きたよ・・・は、有名なボクシング漫画の主人公の台詞ですが。
虐待を受けて、よりによって虐待をしている張本人のために、燃え尽きてしまう何て、悔しいですよね
混乱を落ち着かせる時間と居場所は、絶対に必要です
一日のうち、少しでも、自分のためのお時間や居場所を確保して下さいね
ちなみに「混乱」は、手元の辞書では「いりみだれて、筋道が立たなくなること」とありました
同じページに「混迷」もありました。「いりまじって、わけがわからなくなること」
(国語辞典 三省堂 第三版 中型)
今の私には、夫そのもののような気が致します